御年88歳の現役女優キム・ヨンオク(김영옥)が、1945年の光復(解放)を8歳で経験した当時の様子を回想。さらに朝鮮戦争で生き別れた兄との悲しいエピソードをバラエティ番組で明かします。
■ 8歳で経験した光復の記憶と街の風景
韓国を代表するベテラン女優であるキム・ヨンオク(김영옥)が、JTBCのバラエティ番組『知ってるお兄さん』に出演し、激動の韓国近代史を駆け抜けてきた自身の人生を振り返りました。
1937年生まれのキム・ヨンオクは、今年で芸歴67年を迎える大御所です。番組内で彼女は、1945年8月15日の光復(日本の植民地支配からの解放)を8歳の時に経験したと語りました。当時の記憶について「当時は幼かったけれど、街に出てみんなで万歳を叫んだことを鮮明に覚えている」と回想。さらに、光復を迎えた直後のソウル中心部・鍾路(チョンノ)付近の様子についても触れ、歴史の証人としての貴重なエピソードを披露しました。
■ 朝鮮戦争による家族との別れと再会
番組では、光復からわずか5年後に勃発した朝鮮戦争(1950年〜1953年)当時の苦い記憶についても語られました。当時、中学生だったキム・ヨンオクは、北朝鮮軍に徴集された兄と生き別れになるという悲劇を経験しています。
彼女は「2階に隠れていた兄が連れて行かれるのを目の当たりにした」と当時の緊迫した状況を明かしました。その後、兄が生きているのか死んでいるのかも分からないまま長い年月が過ぎましたが、2000年に開催された「離散家族再会行事(南北に分断された家族が一時的に再会する政府主導のイベント)」を通じて、50年ぶりに北側に住む兄と再会を果たしたといいます。
■ 芸歴67年を支える情熱と後輩へのメッセージ
キム・ヨンオクは現在も多くのドラマや映画で「国民のおばあちゃん」として親しまれていますが、その活動の幅は演技にとどまりません。過去にはバラエティ番組でラップに挑戦したり、数多くの吹き替え作品に参加したりと、挑戦し続ける姿勢を崩さないことで知られています。
番組のレギュラー陣から、長く活動を続けられる秘訣を問われると「ただその時々に与えられた仕事に最善を尽くしてきただけ」と謙虚に答えつつも、演じることへの変わらぬ愛情を示しました。現在、80代後半という年齢でありながら、現役でセリフを覚え、現場に立ち続ける彼女の姿は、共演者や視聴者に深い感銘を与えています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 離散家族(イサンカジョク)
朝鮮戦争によって、韓国と北朝鮮に家族が離れ離れになってしまった人々のことを指します。2000年の南北共同宣言以降、政府主導で数回にわたり一時的な再会行事が行われましたが、高齢化が進んでおり、一生再会できないまま亡くなる方も少なくありません。
■ 国民のおばあちゃん
韓国では、親しみやすく演技力の高いベテラン女優に対し「国民の〜」という称号を贈ることがあります。キム・ヨンオクさんは、毒舌ながらも愛のあるおばあちゃん役から、財閥の重鎮まで幅広くこなすため、この愛称で広く親しまれています。
歴史の教科書でしか知らないような出来事を、実際にお話ししてくれるキム・ヨンオク(김영옥)さんは本当に尊敬の対象です。私は『財閥家の末息子』で、家の実権を握る厳格な祖母役を演じていた姿がすごく印象に残っているんですよね。あのカリスマ性と、バラエティで見せるお茶目な姿のギャップがたまりません!皆さんは、彼女が出演した作品で一番心に残っている「おばあちゃん役」はどれですか?それともラップを披露した姿の方が印象的?





コメント