1000万人の心を震わせた怪物俳優ユ・ジテの再発見!映画王と生きる男で描く新たなハン・ミョンフェ像とは

いま、韓国の映画界が熱狂に包まれています。実力派俳優のユ・ジテ(유지태)が熱演した映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』(チャン・ハンジュン監督)が、韓国国内で34本目となる「観客動員数1000万人」の金字塔を打ち立てたのです。

韓国において「1000万映画(チョンマン・ヨンファ)」という言葉は、特別な意味を持ちます。人口約5100万人の韓国で、5人に1人が劇場に足を運んだ計算になるこの数字は、まさに「国民的ヒット作」の証。今回、その歴史的な快挙を牽引したのが、圧倒的な存在感を放ったユ・ジテでした。

■驚異の「1000万映画」達成!歴史を塗り替えたユ・ジテの圧倒的な存在感

本作でユ・ジテが演じたのは、朝鮮王朝時代の歴史的権力者、ハン・ミョンフェ(한명회)です。韓国の歴史ドラマに詳しいファンの方なら、一度はその名を聞いたことがあるかもしれません。

ハン・ミョンフェは、王をしのぐ権力を握った稀代の策士として知られています。しかし、これまでのドラマや映画では、「七朔童子(チルサクトンイ/未熟児として生まれ、小柄で計算高い人物)」というイメージで描かれることが一般的でした。ところがユ・ジテは、この固定観念を根底から覆したのです。

ユ・ジテが作り上げたハン・ミョンフェは、188cmという彼の恵まれた体格を活かした、肉体的にも政治的にも相手を圧倒する「巨大な権力者」でした。劇中での彼の威圧感は凄まじく、韓国のSNS上では「ひとりで空間を支配している」「画面の中でのボリュームが他の俳優と違う」と驚きの声が続出。あまりの迫力に、大ヒット映画『破墓(パミョ)』に登場する巨大な「将軍の幽霊」に例えられるほど、その圧倒的なビジュアルが話題となっています。

■「モデル出身」の偏見を実力で打破!メロから悪役までこなすカメレオン俳優の歩み

今や韓国映画界の「柱」とも呼べる存在のユ・ジテですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。

1976年生まれの彼は、1997年にモデルとしてデビュー。翌1998年に映画『バイ・ジュン(바이 준)』で俳優としての第一歩を踏み出します。しかし当時は、「モデル出身の俳優は演技力が足りない」という偏見が強い時代でした。ユ・ジテはこの偏見に対し、実力ひとつで正面突破を図ります。

転機となったのは、日本でも人気の高い名作『春の日は過ぎゆく(봄날은 간다)』(2001年)です。この作品で彼が見せた繊細なメロ演技は、批評家と大衆の両方から絶賛されました。劇中のセリフ「ラーメン食べていく?(韓国で異性を誘う時の有名な常套句)」や「愛がどうして変わるんだ」は、今なお語り継がれる韓国映画界の伝説的な名セリフとなっています。

その後、パク・チャヌク(박찬욱)監督の傑作『オールド・ボーイ(올드보이)』(2003年)で、初の悪役イ・ウジン(이우진)役を怪演。冷徹な復讐心を抑えた演技で、世界的な評価を不動のものにしました。

さらに彼は、俳優の枠に留まらず、2013年には長編映画『マイ・ラッティマ(마이 라띠마)』で映画監督としてもデビュー。ドーヴィル・アジア映画祭で審査員大賞を受賞するなど、演出家としての才能も証明しています。

■188cmの巨躯で圧倒!常識を覆す「最強のハン・ミョンフェ」誕生の裏側

今回の『王と生きる男』で見せた変身は、ユ・ジテのキャラクター分析への執念が生んだ結果です。

彼は役作りのため、大幅な増量を敢行。単なる策士ではなく、見るだけで恐怖を感じさせるような「フィジカルの強さ」を持つ人物像を構築しました。また、もともと「優しくて可愛らしい印象がある」と言われる自分の顔立ちを消すため、なんと後頭部をテーピングで引っ張り、目尻を吊り上げることで、冷酷で悪辣な目つきを作り上げたというから驚きです。

映画『お金(돈)』(2019年/邦題:『金の亡者たち』)に出演した際も、自身のインパクトを最大化するために「あえて出演シーンを減らしてほしい」と監督に直訴したというエピソードがあるほど、ユ・ジテは常に作品全体の完成度を第一に考える俳優です。そんな彼が今回、満を持して全身全霊で挑んだハン・ミョンフェ役が、1000万人という観客の心を動かしたのは、必然の結果だったのかもしれません。

デビュー当初の偏見を乗り越え、いまや韓国映画界に欠かせない「重量感」を持つ俳優となったユ・ジテ。今後は「韓国ならではの重厚感が感じられるアクションシリーズにも挑戦したい」と意欲を見せています。

次はどんな姿で私たちを驚かせてくれるのでしょうか。映画『王と生きる男』で見せた、これまでにない「強すぎるハン・ミョンフェ」、ぜひ皆さんもスクリーンでその迫力を体感してみてください!

皆さんが思う「ユ・ジテの最高傑作」はどの作品ですか?今回の新しいハン・ミョンフェ役への期待や、好きな出演作など、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:http://www.sisunnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=235287

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