映画 王と生きる男 で最恐の悪役を熱演!ユジ태が語る怪物・韓明澮の正体と後輩パク・ジフンへの期待

韓国映画界の至宝、ユ・ジテ(유지태)が新たな歴史を刻んでいます。彼が出演した最新作『王と生きる男(왕과 사는 남자)』(チャン・ハンジュン監督)が、公開わずか26日で累計観客数800万人を突破。今、韓国で最も熱い視線を浴びている映画の一つです。

本作は、1457年の朝鮮王朝を舞台に、王位を追われ江原道(カンウォンド)・寧越(ヨンウォル)へと流刑になった若き先王・端宗(タンジョン)と、彼を支えようとする村長・厳興道(オム・フンド)の物語を描いた感動の大作です。

日本の韓流ファンの皆さんの中には、ユ・ジテといえば映画『リメンバー・ミー(原題:同感)』での純粋な青年や、『オールド・ボーイ』での復讐に燃える冷徹な男を思い出す方も多いのではないでしょうか。そんな彼が今回挑んだのは、朝鮮王朝史上「最高の策士」として知られる実在の人物、韓明澮(ハン・ミョンフェ)です。

■ 既存のイメージを覆す!ユ・ジテ版「韓明澮」の圧倒的な存在感

「韓明澮」という人物は、韓国の時代劇(サゲク)ファンにはお馴染みのキャラクターです。これまでの多くの作品(ドラマ『王女の男』や映画『観相師 -かんそうし-』など)では、小柄でずる賢く、知略に長けた「策士」として描かれるのが一般的でした。

しかし、ユ・ジテが演じた韓明澮は、これまでのイメージを根底から覆すものでした。スクリーンに現れたのは、巨体で虎のような威圧感を放ち、武芸にも秀でた恐るべき権力者。ユ・ジテはこの役を演じるにあたり、「自分自身が悪役としての使命を全うしなければ、物語の主役である厳興道と端宗の絆が際立たない」という強い覚悟で臨んだといいます。

インタビューでユ・ジテは、「観客に嫌われれば嫌われるほど、それは俳優としての称賛だと受け止めたい」と笑顔で語りました。彼が描きたかったのは、単なる「悪い奴」ではなく、その内面に潜むどす黒い野心です。「もしかしたら、彼は首陽大君(のちの世祖)よりも先に、自分自身が王になりたいという欲望を抱いていたのではないか」。そんな深い洞察に基づいた演技が、観客を恐怖と興奮の渦に巻き込んだのです。

ここで少し韓国の歴史を補足すると、韓明澮は第7代国王・世祖(セジョ)の即位を助け、絶大な権力を手にした実在の政治家です。日本でいえば、戦国時代の「軍師」に近い存在ですが、その冷酷なまでの権力への執着は、韓国の歴史においても「怪物的」なものとして語り継がれています。

■ 後輩パク・ジフンを絶賛!「真の俳優へと成長する青年」

今回のインタビューで特に注目を集めたのが、悲劇の王・端宗(イ・ホンウィ)を演じたパク・ジフン(박지훈)への称賛です。

パク・ジフンといえば、人気サバイバル番組『PRODUCE 101 シーズン2』で2位に輝き、ボーイズグループ・Wanna One(ワナワン)のメンバーとして絶大な人気を誇った、いわゆる「演技ドル(演技もできるアイドル)」の代表格。最近ではドラマ『弱くてもヒーロー1』など、その演技力の高さが韓国国内で再評価されています。

撮影現場では、こんなエピソードもあったそうです。幼い端宗と冷酷な韓明澮が初めて対峙するシーンで、あまりのユ・ジテの迫力に、パク・ジフンが「怖すぎて目を合わせられない」と漏らしたのだとか。その結果、急遽「目を合わせない」という演出に変更されたという裏話には、二人の俳優の真剣勝負が垣間見えます。

ユ・ジテはパク・ジフンについて、「彼は真の俳優へと成長していく青年。現場での集中力が素晴らしく、これからの活躍が本当に楽しみだ」と、惜しみないエールを送りました。アイドル出身というレッテルを実力で跳ね除け、大先輩であるユ・ジテに認められたパク・ジフンの成長は、日本のファンにとっても嬉しいニュースですね。

■ チャン・ハンジュン監督との信頼関係と、俳優としての哲学

映画を成功に導いたもう一人の立役者は、チャン・ハンジュン(장항준)監督です。韓国ではバラエティ番組でも活躍する明るいキャラクターで親しまれていますが、映画『記憶の夜』などで見せる鋭い演出には定評があります。

ユ・ジテは監督について、「現場での柔軟性が素晴らしかった。俳優たちの即興性や感情の機微を大切にしてくれる監督で、私たちの良さを最大限に引き出してくれた」と振り返ります。

実は、ユ・ジテ自身も「主役でも脇役でも、その役が映画の中でどのように機能するかが最も重要だ」という信念を持っています。今回の韓明澮役も、決して出番が多いわけではありませんが、その一瞬の登場で空気を凍らせ、物語の密度を高める役割を見事に果たしました。AIを活用して実際の歴史的な記述をモデル化するなど、緻密な役作りを行っていたことも明かしており、彼の俳優としてのストイックな姿勢が映画の質を一段押し上げたと言えるでしょう。

現在、韓国で空前の大ヒットを記録している『王と生きる男』。悲劇的な歴史を背景にしながらも、そこにある人間愛と、圧倒的な悪の対比が観客の心を掴んでいます。

ユ・ジテが演じた「史上最恐の韓明澮」と、彼が期待を寄せるパク・ジフンの熱演。日本での公開が待ち遠しい作品の一つですね。

かつての「純愛のアイコン」から、見る者を震え上がらせる「絶対的な悪役」へと進化したユ・ジテ。パク・ジフンとの新旧実力派の共演、皆さんはどんなシーンが一番気になりますか?ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://sports.hankooki.com/news/articleView.html?idxno=6926940

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