日本のドラマ界に今、新しい風が吹いています。これまでも韓国ドラマのリメイクや韓国人俳優の出演はありましたが、今度は日本の人気俳優が「ガッツリ韓国語で演技をする」という新しいステージに突入したようです。
その中心にいるのが、俳優の志尊淳(しそん・じゅん)さん。彼が主演を務める新しいドラマが、韓国のメディアでも「日本の俳優が韓国語をスラスラと操っている」と大きな注目を集めています。
■ 韓国のことわざがそのままタイトルに!志尊淳が挑む「異色の御曹司」
来月12日から日本テレビ系で放送がスタートするドラマのタイトルは、なんと『十回切って倒れない木はない』。
日本人には少し耳慣れない言葉かもしれませんが、これは韓国の有名なことわざ「열 번 찍어 안 넘어가는 나무 없다(ヨル・ボン・ッチゴ・アン・ノモガヌン・ナム・オプタ)」をそのまま日本語にしたもの。韓国では「どんなに困難なことでも、諦めずに何度もトライすれば必ず成し遂げられる」という意味で使われ、特に恋愛において意中の相手に何度もアタックする際によく引用される定番のフレーズです。
このタイトルからも分かる通り、劇中ではかなりの分量の韓国語セリフが登場します。
志尊淳さんが演じるのは、幼い頃に両親を亡くし、韓国の財閥(チェボル)家の養子となった日本人の青年、キム・ミンソク(日本名:青木輝)。韓国のトップ1%に君臨する「財閥」という設定は、まさに韓国ドラマの王道ですよね。ちなみに韓国における「財閥」とは、サムスンや現代(ヒョンデ)のように、一族経営で国を動かすほどの巨大な企業グループを指し、ドラマでは常に権力争いや華やかな生活の象徴として描かれます。
物語は、養父の死をきっかけに家を追われた彼が、23年ぶりに日本へ帰国し、国境や言語の壁を越えて自分のルーツや真実の愛を探していくというヒューマンドラマ。韓国での現地ロケも行われ、本場の空気感がたっぷりと盛り込まれているそうです。
■ 「これ、本当に僕が全部やるんですか?」志尊淳も驚いた韓国語の分量
志尊淳さんは今回の役作りにあたり、並々ならぬ努力を重ねているようです。
最近のインタビューで彼は、「最初に台本をもらった時、韓国語のセリフの多さに驚いて『えっ、これ本当に僕が全部やるんですか?』と思わず聞き返してしまった」と、当時の戸惑いを素直に明かしています。
もともと韓国人の友人が多く、ハングルも少しは読めたという志尊さんですが、「日常会話と演技は全く別物」と語ります。現在は専門の先生につき、ネイティブに近い発音を目指して猛特訓中とのこと。「単にセリフを覚えるだけでなく、韓国語と日本語が自然に混ざり合う、その絶妙な境界線を表現するのが俳優として面白い挑戦だ」と、前向きに役に取り組んでいる姿が印象的です。
韓国側からも、実際の韓国人俳優たちと対等に渡り合う彼の演技に期待が寄せられており、日本の俳優が「韓国の情緒」をどう表現するのかが大きな見どころとなりそうです。
■ 日本のドラマが変わった?加速する「日韓ハイブリッド」の背景
なぜ今、これほどまでに日本のドラマで韓国語や韓国的要素が取り入れられているのでしょうか。
その背景には、近年の韓流ブームが「見るもの」から「共感し、体験するもの」へと進化したことがあります。その先駆けとなったのが、2024年に放送され大ヒットした二階堂ふみ(にかいどう・ふみ)さん主演のドラマ『Eye Love You(アイ ラブ ユー)』です。
この作品では、韓国人俳優のチェ・ジョンヒョプ(채종협)さんが相手役を務め、あえて韓国語のセリフに字幕を付けないという大胆な演出が話題を呼びました。「何を言っているのか分からないけれど、表情で気持ちが伝わる」という感覚を視聴者がヒロインと共有することで、爆発的な人気を博したのです。
また、Netflixで配信予定の『ロマンチック・アノニマス』では、実力派女優のハン・ヒョジュ(한효주)さんが日本のショコラティエを舞台に、日本語と韓国語を織り交ぜた演技を披露しています。
かつては「日本版」「韓国版」と切り離されていたエンターテインメントが、今や一つの作品の中で自然に融合する「ハイブリッド型」へと進化しているのです。今回の志尊淳さんのドラマも、まさにその流れの象徴と言えるでしょう。
「韓国ドラマ特有のドラマチックな設定」と「日本ドラマらしい繊細な感情描写」が、志尊淳さんというフィルターを通してどのように化学反応を起こすのか。韓国通のファンにとっても、韓国語のセリフがどれほど自然に響くのか、その「本気度」をチェックするのが今から楽しみですね。
志尊淳さんが新しい壁を突き破るこの意欲作、皆さんはどんな期待を持っていますか?韓国語を話す彼の姿、想像するだけでワクワクしますよね。放送が始まったら、ぜひ感想をコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.seoul.co.kr/news/international/2026/03/10/20260310500204?wlog_tag3=naver
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