ドラマ「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫(原題:メロが体質)」や「バッド・アンド・クレイジー」で見せた、キュートかつ透明感あふれる魅力で日本のファンをも虜にしてきた実力派女優、ハン・ジウン(한지은)。彼女が今、韓国の演劇界で「鳥肌が立つほどの怪演」を見せていると大きな注目を集めています。
現在、ソウルの演劇の聖地・大学路(テハンノ)にある「YES24ステージ(約300〜400席規模の中劇場)」で上演中の舞台「THE WASP(ワスプ)」に出演しているハン・ジウン。普段の映像作品では見ることのできない、彼女の新たな一面が爆発したステージの様子をお伝えします。
■ 20年来の憎しみが火を噴く!二人芝居「THE WASP」の衝撃
演劇「THE WASP」は、イギリスの劇作家モーガン・ロイド・マルコムの作品で、2015年にロンドンで初演され絶賛を浴びた心理スリラーです。物語は、中学時代の同級生だったヘザーとカーラが、20年ぶりに再会するところから始まります。
かつていじめの被害者だったヘザー(ハン・ジウン)と、加害者だったカーラ。正反対の人生を歩んできた二人が対峙し、過去のトラウマが呼び起こされる中で、物語は予想もつかない衝撃の展開へと突き進んでいきます。
韓国では今、こうした「2人劇(2人だけで物語を完結させる舞台)」が非常に人気です。登場人物が少ない分、俳優一人ひとりの演技力が剥き出しになるため、実力を証明したい人気俳優たちがこぞって挑戦するジャンルでもあります。日本でもおなじみのクァク・ソンヨン(곽선영/ドラマ「賢い医師生活」のイクスン役など)との共演ということもあり、開幕前から演劇ファンの間では「最強の組み合わせ」と囁かれていました。
■ 「同一人物とは思えない」ハン・ジウンが体現するトラウマの深淵
今回の舞台でハン・ジウンが演じるヘザーは、過去の深い傷を抱え、危うい均衡を保ちながら生きているキャラクターです。観客からは「ハン・ジウンの目が、ドラマの時とは全く違う」という驚きの声が続出しています。
特に話題を呼んでいるのが、劇中での「表情の変化」です。上品で静かな佇まいから、一瞬にして内に秘めた狂気や怒りを爆発させるシーンでは、劇場全体が静まり返るほどの緊張感に包まれます。約90分間、休憩なしで繰り広げられる高密度の演技に、「息をすることさえ忘れてしまった」というレビューが相次いでいます。
韓国の俳優にとって、大学路の舞台に立つことは一種の「原点回帰」や「修行」のような意味を持ちます。どんなに有名なスターになっても、観客の反応をダイレクトに感じる舞台を大切にするのが韓国芸能界の素敵な文化。ハン・ジウンもまた、映像では表現しきれないディテールを、この舞台にすべて注ぎ込んでいるようです。
■ クァク・ソンヨンとの化学反応が生む「最高の没入感」
もう一人の主演、クァク・ソンヨンとの掛け合いも圧巻です。二人は過去の出来事を巡り、言葉の刃をぶつけ合います。生活に疲れ果てたカーラ(クァク・ソンヨン)と、どこか浮世離れした雰囲気を纏うヘザー(ハン・ジウン)。この二人の対照的なエネルギーがぶつかり合うことで、観客はあたかも自分がその場に立ち会っているかのような錯覚に陥ります。
劇中でヘザーがカーラにある「恐ろしい提案」を持ちかける場面では、ハン・ジウンの震える声と、それを受け止めるクァク・ソンヨンの表情が相まって、劇場は恐怖と悲しみ、そして人間の複雑なエゴが入り混じった異様な空気感に包まれます。
SNSでは「ハン・ジウンの再発見」「次はどんな役をやるのか怖いくらい楽しみ」「大学路まで観に行く価値がある」といった熱いコメントが溢れており、彼女のキャリアにおいて、この作品が大きなターニングポイントになることは間違いありません。
■ 最後に:俳優たちの「生」の演技に触れる喜び
韓国ドラマを観ていると、俳優たちの圧倒的な発声や感情表現に驚かされることが多いですが、その根底にはこうした舞台での経験があるのかもしれません。ハン・ジウンが見せた今回の挑戦は、彼女がただの「人気女優」ではなく、真摯に役と向き合う「表現者」であることを改めて証明しました。
日本でも彼女の出演作が次々と配信されていますが、この「THE WASP」で見せているような、ゾクッとするほど冷徹で、それでいて壊れそうな演技をいつか映像でも観てみたいですね。
皆さんは、ハン・ジウンの出演作の中でどのキャラクターが一番好きですか?今回の舞台のような「狂気を秘めた役」を演じる彼女、皆さんはどう思いますか?ぜひコメントで教えてください!
出典:https://www.newsen.com/news_view.php?uid=202603151857211210
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