ハリウッド大物俳優がゲーム業界へ!キアヌ・リーブスら映画スターがゲームキャラを熱演する時代

近年、ハリウッドの一流俳優たちがゲームの主要キャラクターを演じるケースが急増している。かつてはゲームに登場する俳優といえば、有名声優による吹き替えや短いカメオ出演程度だったが、グラフィック技術の飛躍的な進化と数百億円規模の予算をかけたAAA級ゲーム(大手スタジオが開発した高予算ゲーム)の登場により、俳優が実際のキャラクターとしてストーリーを牽引するケースが増えてきたのだ。

この動きは映画業界の有名俳優を起用して観客の興味を引くマーケティング戦略と通じるところがある。グローバルな知名度を持つ俳優がゲームキャラとして登場することで、プレイヤーに感情移入とゲームへの没入感をもたらすという新たな戦略として注目を集めている。

■キアヌ・リーブス『サイバーパンク2077』でのブレイク的起用

その最たる例が、キアヌ・リーブス(『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズで知られるハリウッドスター)だ。彼は『サイバーパンク2077』で「ジョニー・シルバーハンド」という重要キャラを演じた。

ジョニーはゲームの主人公「V」の脳に刻まれたデジタルの人格として登場。プレイ中ずっと幻のように現れ、選択肢に介入し、エンディング分岐に直接的な影響を与え、さらに一時的に主人公の代わりに体を操るなど、ほぼダブル主人公といっても過言ではない重要な役割を果たしている。

驚くべきことに、ゲーム内でジョニーはキアヌ・リーブスの容姿そのままで表現され、全台詞をキアヌ自身が英語で吹き替えるフルダビング対応。その完成度の高さから、日本の多くのプレイヤーが日本語字幕版ではなく、あえて英語版でゲームをプレイするほどの人気を集めた。

さらに開発元のCD Projekt Red(ポーランドの有名ゲーム開発会社)は、拡張パック『Phantom Liberty』では、トム・ハーディやデンゼル・ワシントンらと共演した実力派俳優イドリス・エルバを主要キャラ・ソロモン・リードで起用し、再び大きな話題となった。

■『33 Expeditions』のチャーリー・コックス、知名度向上のきっかけに

去年、多くの賞を総なめにし、最高のゲーム作品として認定された『33 Expeditions』(開発:Obscure Expedition 33)の主人公「グスターヴ」を演じたのがチャーリー・コックスだ。彼はマーベル・ドラマシリーズ『デアデビル』出演で世界的な知名度を持つ俳優だが、『33 Expeditions』での演技がゲーム内外で高く評価され、その名声をさらに高めるターニングポイントとなった。

グスターヴは毎年人類を消滅させていく存在「ペインター」に立ち向かい、33度目の遠征に赴く人物で、世界の終末を受け入れない意志を象徴するキャラクターであると同時に、ゲームの実質的な主人公「マエル」をサポートする重要な役回りを担っている。

■ジャンカルロ・エスポジート『ファークライ6』で冷徹な独裁者を怪演

『ファークライ6』で「アントン・カスティロ」を演じたジャンカルロ・エスポジート(『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』で寒気を感じさせる名演を見せたベテラン俳優)は、不気味な中米の独裁者役で強烈な印象をプレイヤーに残した。

ゲーム内でアントンは、反乱軍を無差別に虐殺し、市民を弾圧する独裁国家「ヤラ」を一切の感情なく支配する恐怖政治の首謀者として描かれている。ジャンカルロの圧倒的な演技力により、いかにも冷酷な権力者として見事に作品に溶け込み、プレイヤーのゲーム没入感を大幅に高めた。

興味深いことに、『ファークライ6』は開発初期の多くのバグと不十分なコンテンツ、やや単調なストーリー展開で大きな批判を受けたが、ジャンカルロ・エスポジートの演技だけは全員が認め、「ゲーム内で唯一見どころを残した要素」と評価されるほどだった。

■ゲイリー・オールドマン『コール オブ デューティ』シリーズの顔「レズノフ」

世界で最も売上が高いFPSゲーム(一人称視点のシューティングゲーム)であり、アクティビジョン・ブリザードの経営統合交渉を最後まで妨害していたことで知られる『コール オブ デューティ』シリーズにも、多くのハリウッド俳優が登場してきた。

『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』ではケビン・スペイシーが実写出演し、2020年リリースの『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』にも多数のハリウッド俳優が起用された。

そうした俳優陣の中でも最も強烈な印象を残しているのが、イギリスの名優ゲイリー・オールドマンが声優として務めた「ビクター・レズノフ」というキャラクターだ。

レズノフは『コール オブ デューティ』シリーズの根幹である第二次世界大戦を舞台とした『ワールド・アット・ウォー』での初登場以来、外伝『ブラックオプス』シリーズの1作目から2、3、4、

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