韓国映画界に欠かせない「名バイプレーヤー」であり、今や主演も張るトップスター、イ・ドンフィ(이동휘)が、人気バラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK(tvNのトーク番組、司会は国民的MCユ・ジェソク)』に出演。爆笑必至のトークから、涙なしには語れない下積み時代の秘話までを披露し、大きな話題を呼んでいます。
イ・ドンフィといえば、大ヒットドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』でブレイクし、映画『エクストリーム・ジョブ』や『犯罪都市4(原題:犯罪都市 PUNISHMENT)』など、出演作が次々と観客動員数1000万人を突破する「テンミリオン俳優」としても知られています。そんな彼が、恩師とも言えるユ・ジェソク(유재석)の前で、自身の格好良すぎる(?)こだわりを明かしました。
■ 伝説の「プンバルック」とは?ユ・ジェソクとの爆笑の応酬
番組冒頭から、ユ・ジェソクとの「腐れ縁」全開のトークが炸裂しました。二人は、数多くのスターを輩出してきたソウル芸術大学(서울예대)の先輩・後輩という間柄。しかし、イ・ドンフィは「自分は7年かけて大学を卒業したが、ユ・ジェソクさんは中退ですよね?」と、卒業の有無で一線を画す絶妙なディスを披露し、スタジオを笑いに包みました。
特に盛り上がったのが、ネット上で話題をさらったイ・ドンフィの個性的なファッション、通称「プンバルック」の釈明です。
「プンバルック」の「プンバ(품바)」とは、韓国の伝統的な市場や祭りで、おどけた歌や踊りを披露しながら物乞いをする門付け芸人のこと。彼らの衣装はつぎはぎだらけでボロボロなのが特徴ですが、イ・ドンフィがあまりに前衛的なファッションを披露した際、ファンから「プンバ(門付け芸人)みたいだ」と突っ込まれたのが始まりです。
イ・ドンフィはこれに対し、「当時は芸術に心酔しすぎていた」と、いわゆる「芸術病(芸術家気取りな振る舞い)」にかかっていた大学生時代の自分を振り返りながら、初めて公式にその意図を説明しました。韓国では、演劇映画科の学生が個性的すぎるファッションに走ることを、愛情を込めて「芸術病」と呼ぶことがありますが、彼もまさにその道を歩んでいたようです。
■ 200回プロフィールを配ってもオーディションは8回。涙の下積み時代
華やかな現在の姿からは想像もつきませんが、イ・ドンフィの下積み時代は非常に厳しいものでした。彼は大学を7年かけて卒業する際、心配する父親と「俳優として芽が出なければ別の道を探す」という趣旨の「誓約書」を交わしていたといいます。
「プロフィールを200箇所に配り歩いても、実際にオーディションに呼ばれるのは8回もなかった」と、当時の厳しい現実を告白。そんな暗闇の中にいた彼を救ったのが、皮肉にも目の前にいるユ・ジェソクの歌声でした。
ユ・ジェソクがバラエティ番組の企画で発表した楽曲『言った通りに(말하는 대로)』は、未来への不安を抱える若者に寄り添う応援ソングとして、今でも韓国で愛されている名曲です。イ・ドンフィは、一人でプロフィールを回していた時期にこの曲を聴き、自身の状況と重ね合わせて「ボロボロ泣いた」というエピソードを明かしました。そんな憧れの人と今、対等にトークをしている姿は、まさに「夢は叶う」を体現しているかのようです。
■ 「応答せよ1988」から「テンミリオン俳優」へ、そして新たな挑戦
彼の人生を大きく変えたのは、やはりドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~(1988年のソウルを舞台にした人気ノスタルジック・ラブコメディ)』でした。オーディションでは、役を勝ち取るために得意のモノマネやダンスを必死に披露したそうです。この作品で出会った「双門洞(サンムンドン)の仲間たち」への変わらぬ愛情も語り、ドラマファンを喜ばせました。
さらに、バラエティ番組のプロジェクトから誕生したボーカルグループ「MSGワーナービー(MSG워너비)」での歌手活動や、映画『ベテラン』『犯罪都市4』『エクストリーム・ジョブ』と、韓国映画界で最も名誉ある記録の一つである「トリプル1000万人突破」を成し遂げた心境についても触れました。
現在は、自ら製作にも関わった新作映画『メソッド演技(原題)』の公開も控えているイ・ドンフィ。家族への想いを語る場面では、思わず涙を浮かべる一幕もあり、彼の繊細で温かい人柄が垣間見える放送となりました。
お洒落でコミカル、でも実は人一倍努力家で情に厚いイ・ドンフィ。彼のトークからは、韓国エンタメ界の第一線で生き残ることの厳しさと、それを乗り越えた者だけが見せる余裕が感じられました。
下積み時代の苦労を知ると、彼の独特な「プンバルック」さえも、個性を貫き通そうとした彼なりの戦いだったのかもしれませんね。皆さんはイ・ドンフィの出演作で、どのキャラクターが一番好きですか?ぜひコメント欄で教えてください!
出典:https://www.spotvnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=802830
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