もう、ニュースを見て絶句してしまいました……。私が生まれる前の映画ですけれど、韓国人なら誰もが知っているあの名作のヒロインが、こんな形で私たちの前から完全に姿を消してしまうなんて、悲しすぎて胸が締め付けられます。普段は財閥系のスリル満点なドラマが大好きな私ですが、今日ばかりは涙が止まりません……。
■ 突然の公式Instagram閉鎖、ファンに広がる動揺
日本だけでなく、韓国でも絶大な人気を誇った女優の中山美穂(なかやま・みほ)さんの公式Instagram(インスタグラム)のアカウントが、突如として閉鎖されたことが分かり、韓日両国のファンの間で悲しみの声が広がっています。
2024年12月に急逝した中山美穂さん。彼女の突然の訃報は、彼女を「初恋のアイコン」として記憶していた韓国の多くのファンにも大きな衝撃を与えました。亡くなった直後から、彼女の公式SNSには世界中から追悼のコメントが寄せられ、生前の彼女の姿を振り返る唯一無二の「デジタルの追悼空間」となっていました。しかし、現在そのアカウントは「ユーザーが見つかりません」という表示に切り替わり、彼女が投稿してきた日常の断片や、ファンへのメッセージ、そしてファンが書き込んだ数えきれないほどの愛の言葉が、跡形もなく消えてしまいました。
韓国のメディアもこの事態を大きく報じており、「『Love Letter』の中山美穂、2年間の痕跡が跡形もなく消えた」「ファンの嗚咽」といった見出しで、彼女の最後の足跡が失われたことへの喪失感を伝えています。
■ 韓国における『Love Letter』と中山美穂という存在の特別さ
なぜ、これほどまでに韓国で中山美穂さんのSNS閉鎖が大きなニュースになるのでしょうか。それには、彼女の代表作である映画『Love Letter(ラブレター)』(岩井俊二監督、1995年公開)が韓国で歩んできた特別な歴史が背景にあります。
かつて韓国では、日本の大衆文化(映画、音楽、漫画など)の流入が厳しく制限されていた時代がありました。しかし1998年から段階的に開放が始まり、その翌年の1999年、日本映画として本格的に韓国で公開され記録的な大ヒットを飛ばしたのが『Love Letter』でした。雪原の中で中山美穂さんが叫ぶ「お元気ですかー!(오겐키데스카)」というセリフは、当時の韓国で社会現象を巻き起こし、公開から25年以上が経過した今でも、冬になれば必ずと言っていいほどバラエティ番組や広告でパロディされるほど、韓国人の心に深く根付いています。
韓国の人々にとって、中山美穂さんは単なる日本の女優という枠を超え、一つの時代の象徴であり、最も清らかで切ない「初恋」のイメージそのものだったのです。
■ デジタル時代の別れと「サイバー追悼」の文化
韓国では、芸能人とファンの距離が非常に近いことで知られています。特に「ファンカフェ(팬카페:ポータルサイト上に作られる公式ファンコミュニティ)」文化が発達しており、スターが亡くなった後もそのコミュニティやSNSが「聖地」として残され、ファンが命日や誕生日にメッセージを書き込み続けることが一般的です。
そのため、今回のように本人の痕跡がデジタルの世界から完全に消去されてしまうことは、ファンにとって「二度目の別れ」を意味するかのような、耐え難い悲しみとして受け止められています。韓国のネットユーザーからは、「彼女の美しい姿をいつまでも見ていたかった」「デジタル上の記録まで消えてしまうのは、本当に寂しい」といった声が相次いでいます。
所属事務所や遺族による意向での閉鎖と考えられますが、彼女が遺した輝かしい作品や、韓国のファンと分かち合った感動は、形を変えても決して消えることはありません。冬が来るたびに、雪が降るたびに、私たちはまたあの中山美穂さんの透明感あふれる歌声と演技を思い出すことになるでしょう。
出典:https://www.tvreport.co.kr/entertainment/article/1019653/
SNSが消えてしまうと、本当にその人が遠くに行ってしまったような気がして、胸にぽっかり穴が開いたような気持ちになりますよね。中山美穂さんの「お元気ですか」という言葉を、今度は私たちが空に向かって届けたい気分です。みなさんにとって、中山美穂さんや映画『Love Letter』はどんな思い出がありますか?
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