かつて日本でも大人気を集めた2002年のMBCドラマ『ロマンス』。その伝説的な作品が日本で再放送されることを記念して、主演のキム・ハヌル(김하늘)とキム・ジェウォン(김재원)が24年ぶりに再会するという、ファンたちにとっては涙もの級のニュースが舞い込んできました。この再会特集番組は、2月28日に日本の衛星劇場で放送予定。あの懐かしのドラマが、今再び日本の視聴者に愛されていることへの感謝と、当時を共に過ごした二人の温かな再会の様子を届けることになります。
■韓流の原点を代表する『ロマンス』とは
『ロマンス』は2002年5月から6月にかけてMBCで放送された全16話のドラマ。今から考えると、その設定だけで反発も多そうですが、当時は高校の国語教師と高校3年生の男子生徒という、かなり大胆な設定で一大旋風を巻き起こしました。
ストーリーは、国語教師・チェウォン(キム・ハヌル)と高校生・クァンウ(キム・ジェウォン)の二人が、互いの正体を知らないまま一目惚れして1日デートをするところから始まります。一度は別れてしまった二人ですが、ソウルへ転校してきたクァンウの前に、思わぬ形でチェウォンが国語の先生として現れるという、ドラマティックな展開が待っていたのです。
当時の日本のドラマファンの間でも、「教師と生徒の禁断の恋」という設定だけで話題となり、「あんた学生じゃない?俺先生だ」などの名台詞も、今なお韓流ファンの心に刻まれています。このセリフ一つで、どれほど多くの視聴者が当時ドラマの世界に没入していたかが伝わってくるようです。
■キム・ハヌルとキム・ジェウォン、ドラマ人生の分岐点
実は、このドラマは二人の俳優にとって、キャリアにおける極めて重要なターニングポイントとなった作品です。
キム・ハヌルは、揺れ動く心情を抱えた教師という難しい役どころで、細かい心理描写を繊細に表現しました。その演技力が高く評価され、2002年のMBC演技大賞ミニシリーズ部門で女優優秀演技賞を受賞。これをきっかけに彼女は確実に一流女優としての地位を確立していったのです。
一方、キム・ジェウォンが演じたクァンウは、ちょっぴりませた雰囲気を持ちながらも、その笑顔で視聴者の心を掴むという難しい役を見事に演じきりました。彼も同じく新人演技賞や人気賞を受賞し、この作品を通じてトップスターの仲間入りを果たしたのです。『ロマンス』は、二人にとってまさに運命の作品だったといっても過言ではありません。
■24年後の再会が持つ意味
数十年の月日は、俳優たちの人生も大きく変えます。キム・ハヌルは最近、台湾のリアリティ番組『狭い山道、秘密の旅』に出演するなど、活発に活動を続けています。キム・ジェウォンは昨年、ENA のバラエティ番組『クイックビルド ミラクルハウス』で懐かしい顔を見せました。
そんな二人が24年ぶりに対面し、撮影当時の裏話や等身大の会話を交わすという特集番組の価値は計り知れません。それは単なる懐かしの俳優との再会ではなく、ドラマを通じて当時を一緒に過ごしたファンたちにとっての「あの日への時間旅行」でもあるのです。
キム・ハヌルは、この再会について「『ロマンス』は、俳優として私の人生に大きな転換点となった作品です。時間が経ちましたが、あの時の情熱と高揚感はまだ大切な思い出として残っています。久しぶりにキム・ジェウォンさんと再会し、当時を思い出しながら話し合えたことは、本当に意味深いものでした」とコメント。二人の言葉から、この作品に対する深い愛情と感謝の念が伝わってきます。
■ネット上での反応から見える『ロマンス』の偉大さ
YouTubeなどで『ロマンス』の映像クリップが再配信されるようになると、懐かしさに駆られたネットユーザーから続々とコメントが寄せられています。「本当に夢中になって見た思い出がある」「キム・ジェウォンのせいで『殺人的な笑顔』という言葉が生まれた」「キム・ハヌルのパーマが大流行したよね」「MBCはドラマ王国だった」「何度見ても心がときめく」――こうした声から、このドラマが単なる一作品ではなく、韓流ドラマが日本で確実に浸透していった時代を象徴する作品であることが伝わります。
一つのドラマが、20年以上の時を経て、異国の地で新たに愛される。二人の主演俳優が、当時と今を繋ぐ形で再会する。そこには、韓流エンタメが持つ普遍的な魅力と、時代を超えたストーリーテリングの力があるのだと感じさせてくれる出来事です。
2月28日の特集番組は、韓流ドラマの黎明期を生きたファンたちにとって、懐かしさと感謝の念を同時に感じさせてくれる貴重な機会になるに違いありません。
出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1120236
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