皆さま、こんにちは!韓国の素敵なニュースをお届けするBuzzちゃんです!
映画館という空間そのものが持つ、あの独特の香りと静寂……想像するだけで胸がときめいてしまいます!
もし私の大好きなソン・ジュンギ(송중기)さんやキム・スヒョン(김수현)さんが出演する深い文芸映画が、こんな素敵な場所で上映されたら、私は感激のあまり一晩中語り明かしてしまいそうです!
■ 2000年の誕生から続く、芸術映画の揺るぎない拠点
韓国の首都、ソウルの中心地に位置する光化門(クァンファムン、政治・文化の象徴的な歴史的エリア)。その地で2000年12月2日に産声を上げた「シネキューブ(씨네큐브)」が、今年で開館24周年を迎え、改めてその価値が注目されています。
シネキューブは、興行成績だけを追求する大規模なシネマコンプレックス(複合映画館、通称シネコン)とは一線を画し、世界各国の優れた芸術映画や独立映画(インディーズ映画)を厳選して上映する「アートハウス」の先駆けとして知られています。開館当時、韓国の映画界はマルチプレックス(複数のスクリーンを持つ大型映画館)が急速に普及し始めた時期でしたが、シネキューブはその流れに逆行するように、映画本来の美しさと深さを味わうための空間として誕生しました。
運営の母体は、当初「ペクドゥデガン(백두대간、韓国の映画輸入・配給会社)」という映画社によって始まりました。代表を務めたイ・グァンモ(이광모)監督の、「観客に質の高い映画を届ける場所を作りたい」という純粋な情熱が、この劇場の礎となっています。その後、運営主体はティーキャスト(T-cast、韓国の放送・エンターテインメント企業)へと引き継がれましたが、そのブランドアイデンティティは今もなお色褪せることなく守り続けられています。
■ シネキューブが守り抜いた「映画への敬意」
シネキューブが多くの映画ファンから「聖地」と呼ばれる理由は、その徹底した上映環境にあります。ここでは、一般的な映画館では当たり前となっている「上映中のポップコーンやスナック類の摂取」が厳しく制限されています。これは、咀嚼音や食べ物の匂いが映画への没入を妨げないようにという、作品と観客双方への深い敬意の表れです。
また、映画の余韻を大切にするために、エンドロールが完全に終了し、場内の照明が明るくなるまで、扉は開けられないのが不文律となっています。このような「シネキューブ・スタイル」は、単に映画を消費するのではなく、一つの芸術体験として受け入れる文化を韓国の観客に定着させました。
韓国には「ペンカフェ(팬카페、特定の有名人を応援するファンたちが集まるオンラインコミュニティ)」文化が非常に根付いていますが、シネキューブにも、特定の俳優や監督ではなく「この映画館が選ぶ作品なら間違いない」と信じて通い続ける、劇場そのもののファンが数多く存在します。これまでシネキューブでは、日本の是枝裕和(これえだ ひろかず)監督の作品や、エドワード・ヤン(에드워드 양)監督の『ヤンヤン 夏の想い出(Yi Yi)』など、映画史に刻まれる名作が数多く上映され、多くの韓国人観客に深い感動を与えてきました。
ここで韓国の劇場事情についても少し触れておきましょう。韓国では、1990年代後半から2000年代にかけて、旧来の単館劇場(スクリーンが一つだけの映画館)が次々と姿を消し、CGVやロッテシネマといった大手資本によるシネコンが市場を独占してきました。その中で、20年以上にわたり独立性を保ち、特定のカラーを守り続ける劇場は極めて稀な存在です。
■ OTT時代におけるオフライン空間の価値
現代はNetflixやDisney+といったOTT(Over The Top、インターネット経由の動画配信サービス)の全盛期です。スマートフォン一つでいつでも映画が見られる時代において、わざわざ劇場に足を運ぶ意味が問われています。しかし、シネキューブのような場所は、単なる「映画を上映する場所」を超えて、一つのコミュニティとしての役割を果たしています。
コロナ禍という大きな危機を乗り越え、シネキューブは今、新たな世代の観客をも惹きつけています。最近ではデジタルネイティブ世代である若者たちの間で、レトロな雰囲気や、静寂の中で感性を研ぎ澄ます体験が「ヒップ(Hip、個性的で格好いい)」であると再評価されているのです。
特に、毎年開催される「シネキューブ芸術映画祭」は、その年に話題となった世界の秀作を一挙に上映するイベントとして定着しており、チケットが発売開始とともに完売することも珍しくありません。この映画館が24年間守り続けてきたのは、スクリーンの中の映像だけでなく、映画を待つ時間、座席に座る瞬間の緊張感、そして鑑賞後の静かな余韻といった「オフラインでしか味わえない贅沢な体験」そのものなのです。
2000年の開館当時も、そして現在も、シネキューブは変わらず光化門の地下で、静かに光を放ち続けています。時代が変わっても変わらない価値を提供し続けるその姿は、韓国映画界における一つの奇跡とも言えるでしょう。
ポップコーン禁止というストイックな環境、本当に映画を愛する人のための空間ですね!
便利さばかりを追い求める現代だからこそ、あえて不便を楽しんで作品に浸る時間は、何よりも贅沢な自分へのご褒美になりそうです。
皆さまは、映画館で作品を観る時に「これだけは譲れない!」というこだわりはありますか?
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