1400万人突破目前!涙やけのないマルチーズチャン・ハンジュン監督が明かす1000万監督の意外な重圧と本音

韓国映画界がいま、一人の「愛され監督」の快挙に沸いています。その主役は、映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』のメガホンを取ったチャン・ハンジュン(장항준)監督。現在、韓国で驚異的な興行収入を記録している本作が、ついに観客動員数1400万人突破という、韓国映画史に残る大記録を目前に控えています。

しかし、当の本人からは意外にも「正直、荷が重い」という本音が飛び出しました。去る3月18日に放送されたMBCの教養番組『ソン・ソッキの質問たち4(손석희의 질문들4)』(ベテランジャーナリストのソン・ソッキがMCを務める対談番組)に出演した監督が語った、栄光の裏側にあるプレッシャーについて詳しくお届けします。

■「140万でも精一杯なのに…」予想を超えた歴史的ヒット

番組には、映画に出演した名俳優ユ・ヘジン(유해진)と共に登場したチャン・ハンジュン監督。MCのソン・ソッキ(손석희)が「放送される頃には1400万人に迫るスコアが出ているはずだ」と話を振ると、監督は首を横に振りながらこう答えました。

「僕にとっては140万人だって想像するのが精一杯。1400万人なんて、とても考えられません」

映画振興委員会の集計によると、3月18日時点で『王と生きる男』の累積観客数は1384万6263人。これは、あの世界的大ヒット作『アナと雪の女王2』(1374万人)を抜き、韓国国内で公開された歴代の全映画(洋画含む)の中で第6位という、とてつもない記録です。

ちなみに、現在この作品の前には、1位『バトル・オーシャン 海上決戦(명량)』(1761万人)、2位『エクストリーム・ジョブ(극한직업)』(1626万人)、3位『神と共に 第一章:罪と罰(신과함께-죄와 벌)』(1441万人)などが並んでいます。あと少しで歴代トップ5入り、さらには1500万人超えで歴代3位も射程圏内という状況に、監督自身も「計算はしっかりしています(笑)」と話し、会場を沸かせました。

■「涙やけのないマルチーズ」に訪れた変化

ここで、日本の韓流ファンの皆さんにチャン・ハンジュン監督という人物について少し解説しましょう。

彼は韓国で「世界で一番幸せな男」とも呼ばれています。その最大の理由は、妻が超人気脚本家のキム・ウニ(김은희)さんだからです。キム・ウニさんといえば、日本でもリメイクされたドラマ『シグナル』や、Netflixで大ヒットした『キングダム』を執筆した、まさに韓国を代表するヒットメーカー。

格差婚などと言われることもありましたが、チャン監督はそれを逆手に取り「妻が稼いだお金で遊んで暮らすのが夢」「僕は妻の愛犬のようなもの」と公言する明るく楽天的なキャラクターで、老若男女から愛されてきました。そんな彼の屈託のない笑顔からついたあだ名が「涙やけのないマルチーズ」。ストレスとは無縁そうで、いつもツヤツヤと輝いているという意味が込められた、彼ならではの愛称です。

しかし、今回の「1000万監督(観客動員数が1000万人を超える大ヒットを記録した監督)」という称号が、その軽やかさに変化をもたらしているようです。

■「家でも外でも見張られている」1400万人の重圧

番組で監督は、成功すればするほど自由がなくなっていく苦悩を吐露しました。

「最近は、ユ・ヘジンさんからも管理・監督されていますが、家に帰れば妻のキム・ウニからも『どこへ行っても言葉に気をつけなさい。あなたの行動一つひとつをみんなが見ているんだから』と釘を刺されます。さらに投資配給会社からも5人くらい監視役(?)が来ているような気分です(笑)」

さらに監督は、「自分の器(韓国語で『カムニャン』、自分の能力や度量のこと)では、だんだん荷が重くなってきている」と、本音を漏らしました。これまで「成功した妻を持つ気楽な夫」としてバラエティ番組などで見せてきたユーモラスな姿と、国家的なヒット作を生み出した「巨匠」としての責任感の間で、揺れ動いているようです。

共演したユ・ヘジンは、これまで何度も1000万超えのヒット作を経験してきたベテランですが、彼はそんな重圧の中でも常に自制し、謙虚な姿勢を貫くことで知られています。チャン監督は「ユ・ヘジンさんがなぜあんなに静かに、慎重に振る舞うのか、その意味がようやく分かってきました」と語り、ヒットの規模が大きくなるほど、喜びよりも恐怖や責任感が勝るというトップクリエイターならではの心境を明かしました。

■韓国映画界の勢いは止まらない!

『王と生きる男』がどこまで記録を伸ばすのか、韓国中が固唾をのんで見守っています。「涙やけのないマルチーズ」から「1000万監督」へと進化したチャン・ハンジュン監督。彼がこの重圧をどう乗り越え、次にどんな驚きを届けてくれるのか、期待は高まるばかりです。

それにしても、妻がトップ脚本家、夫が歴代級のヒット監督だなんて、まさに韓国を代表する「パワーカップル」ですよね。

皆さんは、映画館で何度も観てしまうような「人生の1本」はありますか?また、チャン・ハンジュン監督のように「予想外の成功」に戸惑った経験などがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典1:http://www.queen.co.kr/news/articleView.html?idxno=453356
出典2:https://www.news1.kr/entertain/movie/6106571

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