1300万人動員の大ヒット!映画王と生きる男の快進撃を支えた意外な立役者とは?

韓国映画界に再び、明るいニュースが飛び込んできました。新作映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』が、累計観客数1300万人を突破するという驚異的な大ヒットを記録しています。

韓国において「観客数1000万人」というのは、単なるヒットを超えた「国民的映画」の証。人口約5000万人の韓国で5人に1人が観た計算になるこの数字は、日本の感覚で言えば興行収入100億円を大きく超えるような、社会現象レベルの重みがあります。

しかし、この華やかなニュースの裏側で、いま韓国のエンタメ業界が熱い視線を送っている「意外な立役者」がいます。それは、俳優でも監督でもなく、なんと「銀行」なのです。

■「1000万映画」を11本も見抜いた“神の目”を持つ銀行

今回の『王と生きる男』の大成功を語る上で欠かせないのが、IBK企業銀行(IBK기업은행)の存在です。

実はこの銀行、韓国映画ファンの皆さんなら一度は耳にしたことがあるような超大作の数々に投資してきた「エンタメ投資のプロ」として知られています。今回の『王と生きる男』にも10億ウォン(約1億1000万円)を投資し、映画のクレジット(提供・制作一覧)の最前列にその名を刻みました。

驚くべきは、その目利きの鋭さです。IBK企業銀行がこれまでに投資してきた映画の中で、観客動員1000万人を超えた作品は、なんと今回の『王と生きる男』で11本目。そのラインナップは圧巻です。

・『バトル・オーシャン 海上決戦(명량)』(韓国歴代1位の動員数)
・『国際市場で逢いましょう(국제시장)』
・『暗殺(암살)』
・『ベテラン(베테랑)』
・『新感染 ファイナル・エクスプレス(부산행)』
・『神と共に(신과함께)』シリーズ
・『エクストリーム・ジョブ(극한직업)』
・『パラサイト 半地下の家族(기생충)』
・『犯罪都市 THE ROUNDUP(범죄도시2)』
・『破墓/パミョ(파묘)』

まさに、韓国映画の歴史を作ってきた名作ばかり。特に『エクストリーム・ジョブ』では投資収益率377%、『破墓/パミョ』では129%という驚異的な数字を叩き出しており、もはや「この銀行が投資する映画は当たる」というジンクスまで生まれそうな勢いです。

■なぜ「銀行」が映画のヒットを予測できるのか?

「投資はギャンブルではないか」と思われがちですが、IBK企業銀行の強みは、徹底した「データ主義」と「システム」にあります。

韓国では2025年、映画館の観客数が前年比で大きく減少し、「1000万映画が1本も出ない」という深刻な冷え込みを経験しました。制作会社や配給会社が投資をためらう中、この銀行は逆に投資枠を維持・拡大するという強気の姿勢を見せたのです。

その判断を支えるのが、独自に構築された「コンテンツ評価プロセス」です。
まず第1段階として、制作チームに不祥事のリスクがないか、特定の敏感な要素が含まれていないかをチェック。第2段階では、シナリオやジャンルを細かく点数化します。そして最終段階では、チャン・ハンジュン(장항준)監督のようなベテランから新鋭までの経歴や、最新のトレンドを反映して加点・減点を行うという、極めてシステマチックな手法をとっています。

単に「面白そうだから」ではなく、銀行ならではの冷徹な分析と、エンタメへの深い理解が融合しているのが強みと言えるでしょう。

■これからのK-CONTENTSを支える「あしながおじさん」

IBK企業銀行は、映画だけでなく、ドラマやミュージカル、展示会など、投資の幅を広げています。今年3月に開幕予定のミュージカル『レンピッカ(렘피카)』への投資も検討中とのことで、私たちの「推し活」を支えるコンテンツの質の向上に、間接的ながら大きな役割を果たしています。

私たちが普段、手に汗握って観ている韓国映画やドラマ。そのクオリティが担保されている背景には、こうした金融機関による「目に見えないバックアップ」があるのです。

特に、ここ数年は動画配信サービス(OTT)の普及により、劇場へ足を運ぶ人が減っていると言われる韓国。そんな中で、再び「劇場で映画を観る楽しさ」を思い出させてくれた『王と生きる男』の1300万人突破は、韓国エンタメ界にとって大きな希望の光となりました。

数々の名作を世に送り出してきたIBK企業銀行の「次なる投資先」がどこになるのか。これからは映画のポスターの下の方にある「投資・提供」の欄をチェックしてみるのも、新しい映画の楽しみ方かもしれません。

大ヒット中の『王と生きる男』、皆さんはもうチェックしましたか?歴代の「1000万映画」の中で、あなたが一番好きな作品や、人生を変えた一本があれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://news.tf.co.kr/read/economy/2302910.htm

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