2000年代後半から2010年代にかけて、K-POP界に「ガールクラッシュ(女性が憧れる格好いい女性)」の旋風を巻き起こした伝説の5人組グループ、4Minute(ポミニット)。2016年の解散から約10年という月日が流れた今、メンバーたちがそれぞれの場所で明かした衝撃の告白と、驚きの近況が韓国で大きな反響を呼んでいます。
華やかなステージの裏側に隠されていた苦悩や、アイドルという枠を超えて自分らしい生き方を見つけた彼女たちの「今」を紐解いてみましょう。
■「秘密の活動」はまさかのウェブ小説家?チョン・ジユンの意外な才能
まず世間を驚かせたのは、カリスマ性溢れるボーカルとラップで人気を博したチョン・ジユン(전지윤)の近況です。彼女は先日、ウェブ小説の作家たちが集まるYouTube番組に出演し、現在「ウェブ小説家」として活動していることを初めて公表しました。
韓国では現在、ウェブ小説市場が日本以上に盛り上がっており、ヒット作がドラマ化されるケースも非常に多いため、プロの作家としてデビューするのはかなりの難関です。チョン・ジユンは「ウェブ小説家として活動していることを秘密にしていた」と語り、正体を隠してデビューしていたことを明かしました。
面白いのは、そのきっかけです。実は彼女、学生時代から「ファンフィク(팬픽)」を書いていたのだそう。
「ファンフィク」とは、ファンがアイドルのメンバーを主人公にして書く二次創作小説のことで、K-POP文化特有の楽しみ方の一つです。かつてはクラスメイトの間だけで回し読みしていたという彼女ですが、その文章力は本物でした。
独学ではなく、韓国政府が支援する作家養成アカデミーに自ら応募し、優秀な成績で卒業。見事に作家契約を勝ち取ったという経緯は、まさに彼女の努力家な一面を象徴しています。現在はペンネーム(筆名)で活動しているそうですが、いつか彼女の書いた物語が韓国ドラマとして私たちの元に届く日が来るかもしれませんね。
■完璧主義が招いた「摂食障害」…ホ・ガユンが選んだバリ島での再生
一方で、メインボーカルとしてグループを支えたホ・ガユン(허가윤)は、これまでの華やかなイメージからは想像もできない過酷な経験を告白しました。
人気トーク番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK(国民的MCユ・ジェソクが司会を務める番組)』に出演した彼女は、解散後に「過食症(폭식증)」を患っていたことを明かしました。不眠症から始まり、気づけば目の前に食べ物の包装紙が積み重なっているような状態が7年も続いたといいます。
「アイドルの世界は完璧主義者が多く、自分を厳しくコントロールし続けなければならない」。ホ・ガユンが語ったこの言葉は、過酷な練習生時代を経てデビューするK-POPアイドルたちが抱える心の闇を映し出しているようです。韓国では「ルックス至上主義」の風潮も強く、特に女性アイドルに対する体型管理の圧力は想像を絶するものがあります。
そんな彼女を救ったのは、インドネシアのバリ島への移住でした。「明日死んでも後悔しないように生きよう」と決意し、住み慣れた韓国を離れた彼女。バリのゆったりとした時間の中で、ようやく心の平穏を取り戻したそうです。現在はバリと韓国を行き来しながら、自分自身を愛する生き方を模索している彼女の姿に、多くのファンが温かいエールを送っています。
■「ブス、前に立て」…リーダー、ナム・ジヒョンが耐えた新人女優への洗礼
4Minuteのリーダーとしてチームをまとめたナム・ジヒョン(남지현)もまた、現在は俳優や「バーレ(バレエとピラティスを組み合わせたエクササイズ)」のインストラクターとして新たな道を歩んでいます。
彼女が最近出演したYouTube番組で語ったのは、アイドルから俳優へと転身した際に受けた「パワハラ」の経験でした。初めて出演したドラマの現場で、カメラ監督から「ブスの女(韓国語でかなり卑俗な表現)、前に立ってみろ」という暴言を吐かれたというのです。
当時、すでに4Minuteとしてトップスターだった彼女ですが、現場のスタッフは彼女がアイドルであることを知らず、一人の「新人女優」として厳しく(あるいは理不尽に)当たったようです。ナム・ジヒョンは当時を振り返り、「ポジティブに考えようと思って『ブスが行きます!』と明るく返した」と語りましたが、その裏でどれほど傷ついたかは計り知れません。
韓国の芸能界では、アイドルから俳優への転身(演技ドル)に対して、以前は非常に風当たりが強い時期がありました。「実力もないのに知名度だけで役を勝ち取った」という偏見にさらされることも多く、ナム・ジヒョンが受けた仕打ちも、そうした厳しい序列文化や偏見の一端だったのかもしれません。
■解散しても変わらない絆、16周年のサプライズ
バラバラの道を歩んでいるように見える彼女たちですが、その絆は今も健在です。
デビュー16周年を迎えた昨年6月、リーダーのナム・ジヒョンがメンバー一人ひとりに花を贈り、SNSを通じて感謝を伝え合う姿が公開されました。グループ解散時、一部では不仲説も囁かれましたが、長い年月を経て、彼女たちは一人の人間として、また戦友として、お互いを尊重し合える関係を築いているようです。
圧倒的なカリスマ性で「Hot Issue」や「Muzik」などのヒット曲を連発した4Minute。10代、20代という青春のすべてをスポットライトの下で過ごした彼女たちが、30代になり、痛みを知り、それでも自分らしく歩もうとする姿は、かつて彼女たちの音楽に元気をもらった私たちに、また新たな勇気を与えてくれます。
一時は深い闇の中にいたとしても、場所を変え、役割を変え、人は何度でも輝き直すことができる――。そんな希望を感じさせてくれる彼女たちの近況。これからも、それぞれの場所で咲き続ける5人の物語を見守り続けたいですね。
みなさんは、4Minuteの曲の中で一番思い出深い曲は何ですか?また、第2の人生を歩む彼女たちの中で、特に応援したいメンバーは誰でしょうか。ぜひコメント欄であなたの想いを聞かせてください!
出典:https://www.spotvnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=803839
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