日本アカデミー賞女優シム・ウンギョンが韓国ドラマに帰還!初挑戦の悪役で見せた静かなる狂気と圧倒的存在感

日本の映画ファンにとっても馴染み深い「あの実力派女優」が、ついに韓国のお茶の間に帰ってきました。

2020年に映画『新聞記者』で、韓国人俳優として初めて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するという快挙を成し遂げたシム・ウンギョン(심은경)。その後も日本を拠点に映画やドラマで活躍し、圧倒的な演技力を見せてきた彼女が、なんと6年ぶりに韓国ドラマへの復帰を果たしました。

しかも、今回の復帰作で彼女が選んだのは、これまでの「清純」や「素朴」といったイメージを180度覆す、冷酷な「ヴィラン(悪役)」という衝撃の役どころ。2026年3月15日に放送を開始したtvNの新土日ドラマ『大韓民国で建物主(家主)になる方法(대한민국에서 건물주 되는 법)』での、彼女の驚きの変身ぶりに迫ります。

■ジャックナイフを手に微笑む……シム・ウンギョンが見せた「新境地」の恐怖

ドラマの幕開けから、視聴者はシム・ウンギョンの「豹変」に息を呑むこととなりました。彼女が演じるのは、謎に包まれた人物・ヨナ。

初登場のシーン、そこには血まみれになって命乞いをする男性の姿がありました。その男を前に、ヨナは何の感情も動かさない無機質な表情で現れます。そして、手に持ったジャックナイフを迷いなく振り下ろす……。これまでの彼女の代名詞でもあった「透明感のある澄んだ瞳」が、今作では「底の見えない冷徹な眼差し」へと変わり、画面越しに背筋が凍るような恐怖を突きつけてきました。

シム・ウンギョンの演技が特に「恐ろしい」と話題を呼んでいるのは、その「静けさ」にあります。大声を張り上げたり、狂気じみた笑い声を上げたりする典型的な悪役とは異なり、淡々と、そして丁寧に相手を追い詰めていくスタイル。この抑制された演技が、逆にキャラクターの異常性を際立たせているのです。

さらに、視聴者を混乱させたのが、ヨナという人物が持つ「奇妙な二面性」です。人を手にかけることには一切の躊躇がない一方で、道端にいた小さなカタツムリを見つけると、それを踏まないようにそっと保護するという、慈愛に満ちた行動を見せるシーンがありました。

この「残虐さ」と「慈しみ」が共存する予測不能なキャラクター像は、シム・ウンギョンという稀代の演技派によって、単なる記号的な悪役ではない、深みのあるミステリアスな存在へと昇華されています。

■「建物主」は韓国人の究極の夢? タイトルに隠された社会的背景

さて、タイトルの『大韓民国で建物主になる方法』という言葉を聞いて、「なぜ建物主?」と不思議に思った方もいるかもしれません。

韓国では不動産に対する関心が日本以上に非常に高く、ビルやマンションのオーナー(家主)は、労働から解放されて家賃収入で暮らす「成功者の象徴」とされています。「神の上に建物主(コンムルジュ)あり」という言葉が流行語になるほど、多くの韓国人にとって建物主になることは人生の究極のゴールの一つなのです。

本作は、借金に苦しむ「生活密着型の家主」が、自分の家族と建物を守るために奮闘する物語。そんな一見すると泥臭いヒューマンドラマのような設定の中で、シム・ウンギョン演じるヨナは、冷酷なビジネスを展開する「リアルキャピタル」の人間として登場します。自分のオフィスに潜入した警察官の痕跡を見つけるやいなや、ダンプカーの事故を装って処理しようとするなど、その手口は緻密で冷酷そのもの。

物語は、生活のために必死な主人公たちと、圧倒的な力で彼らを翻弄するヨナとの対立を軸に、緊張感たっぷりに展開していきます。

■「キネマ旬報」主演女優賞の貫禄、日本での経験が糧に

シム・ウンギョンといえば、日本では前述の日本アカデミー賞のほか、歴史ある「キネマ旬報(日本最古の映画雑誌)」の主演女優賞を韓国人俳優として初めて受賞したことでも知られています。日本での活動を通じて、日本語での繊細な感情表現や、静かな佇まいの中で多くを語る演技スタイルを磨いてきた彼女。

今回の「ヨナ」という役柄で見せている、過剰な説明を排した「引きの演技」には、日本での経験が少なからず影響しているようにも感じられます。韓国のネット上でも、「日本でトップを極めた理由がわかる」「これまでのシム・ウンギョンとは完全に別人だ」と、その演技変身に驚きと称賛の声が相次いでいます。

ちなみに、本作が放送されている「tvN土日ドラマ」枠は、過去に『愛の不時着』や『ヴィンチェンツォ』など数々のヒット作を輩出してきた「プレミアム枠」。そんな注目度の高い枠で、これほど強烈な悪役としてカムバックした彼女の覚悟がうかがえます。

ドラマは始まったばかり。ヨナという女性がなぜこれほど冷酷になったのか、そして彼女の真の目的は何なのか……。シム・ウンギョンの指先一つ、視線一つから目が離せない週末になりそうです。

日本で彼女を応援してきたファンの皆さんにとって、この「黒シム・ウンギョン」の姿はかなり新鮮に映るはず!皆さんは、彼女のこうしたダークな役どころ、どう感じましたか?「もっと怖い役も見てみたい!」それとも「やっぱり優しい笑顔の彼女が好き?」など、ぜひあなたの感想をコメントで教えてくださいね。

出典:https://www.pointdaily.co.kr/news/articleView.html?idxno=296172

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