韓国を代表する「神秘的な美女」であり、トップ俳優ウォン・ビン(원빈)の妻としても知られるイ・ナヨン(이나영)が、デビュー28年目にして大きな転換点を迎えました。
現在、世界的な動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信され、大きな話題を呼んでいるドラマ『江南Bサイド(강남 비-사이드)』(江南の夜を舞台に、失踪事件を追う刑事や検事、そして謎のブローカーが入り乱れる犯罪スリラー)。この作品でイ・ナヨンは、これまでの彼女のイメージを180度覆すような役どころに挑み、韓国のみならず日本のファンの間でも「これが本当にあのイ・ナヨンなの?」と驚きの声が上がっています。
今回は、28年という長いキャリアを経て、なぜ彼女が今「ジャンル物」に飛び込んだのか、その舞台裏と彼女の情熱をお伝えします。
■「清純派」から「裏社会の顔」へ。28年目で初のジャンル物への挑戦
韓国エンタメ界において、イ・ナヨンといえば、どこか浮世離れした透明感と、都会的で洗練されたイメージが定着していました。これまで多くのロマンス映画やドラマ、そして数えきれないほどのCMに出演し、「CFクイーン(広告界で最も影響力のあるモデル)」としての地位も確立しています。
そんな彼女が今回選んだ『江南Bサイド』は、韓国で「ジャンル物(チャンルムル)」と呼ばれるカテゴリーの作品です。
ここで少し補足すると、韓国で「ジャンル物」という言葉は、単にドラマのジャンルを指す以上の意味を持ちます。主に、恋愛要素を排除または最小限に抑え、スリラー、推理、アクション、法廷、犯罪といった「特定のジャンルの特性を色濃く反映した骨太な作品」を指します。日本の「刑事もの」や「本格サスペンス」に近い感覚ですが、韓国のジャンル物はよりバイオレンスで社会の闇を深く描く傾向があります。
イ・ナヨンが演じたのは、江南(カンナム)の裏社会で生きるクラブのブローカー、ミン・ヒソ(민희서)役。煌びやかな夜の街の裏側で、欲にまみれた大人たちのパワーゲームを冷静に、時には冷酷に見つめるキャラクターです。これまでの彼女の代名詞だった「清純」や「切なさ」は影を潜め、タバコをくゆらせ、低く冷ややかな声で交渉を行う姿は、視聴者に強烈なインパクトを与えました。
■チ・チャンウクら実力派との共演で見せた、圧倒的な存在感
本作の見どころの一つは、豪華なキャスト陣との化学反応です。失踪事件を追う刑事カン・ドンウ(강동우)役のチョ・ウジン(조우진)、そして謎に包まれた解決屋ユン・ギルホ(윤길호)役を演じるチ・チャンウク(지창욱)といった、ジャンル物には欠かせない実力派俳優たちが顔を揃えています。
特に、日本でも絶大な人気を誇るチ・チャンウクとの共演は大きな注目を集めました。チ・チャンウク演じるユン・ギルホが「動」のエネルギーで画面を圧倒するならば、イ・ナヨン演じるミン・ヒソは「静」の緊張感で物語を引き締めます。
イ・ナヨンはインタビューで、「初めて脚本を読んだ時、この物語が持つスピード感と、それぞれのキャラクターが抱える欠乏に強く惹かれた」と語っています。また、自身の変身についても「28年という時間の中で、私の中にも変化への渇望があったのかもしれない。ミン・ヒソという人物を通じて、自分でも知らなかった新しい顔を見つけられた気がする」と、手応えを感じている様子でした。
韓国のSNSやコミュニティサイトでは、「イ・ナヨンの低音ボイスがこんなに魅力的だなんて知らなかった」「存在感だけで画面が締まる」といった絶賛のコメントが相次いでいます。彼女自身、公開されるまでは不安もあったそうですが、「自分の真心が視聴者に届いたのだと感じて、今は安堵感でいっぱいです」と、28年目の新境地に確信を得たようです。
■「ウォン・ビンの妻」という枠を超え、一人の俳優として輝き続ける
イ・ナヨンを語る際、どうしても避けて通れないのが夫であるウォン・ビンの存在です。韓国では「神秘主義カップル」としても有名で、私生活がほとんど明かされないことから、彼らの一挙一動は常に注目の的となります。
しかし、今回の『江南Bサイド』での熱演は、そうした「誰かの妻」や「神秘的なスター」というレッテルを完全に拭い去り、一人の表現者としての「イ・ナヨン」を再定義しました。
OTT(Over-The-Top:インターネットを通じて配信される動画サービス。NetflixやDisney+など)の普及により、韓国ドラマはより多様で、地上波では描けなかった過激かつ深いテーマを扱えるようになりました。イ・ナヨンがこのタイミングでジャンル物を選んだのも、今の韓国コンテンツが持つ自由な空気感に背中を押されたのかもしれません。
28年という長い歳月をかけて、なおも新しい自分を探し求め、果敢に挑戦し続ける彼女の姿は、同世代の女性ファンだけでなく、多くの若手俳優たちにとっても大きな刺激となっていることでしょう。
『江南Bサイド』で見せた彼女の「覚悟の変身」。冷たくも美しいその眼差しの奥に、これからのイ・ナヨンが歩む新しい道が見えるようです。
これまでのイメージを脱ぎ捨て、裏社会のブローカーを熱演したイ・ナヨン。皆さんは、彼女のこの新しい姿にどんな印象を持ちましたか?「いつもの彼女と違う!」という驚きや、作品への期待など、ぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0003214559&CMPT_CD=P0010&utm_source=naver&utm_medium=newsearch&utm_campaign=naver_news
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