シグナル2放映見送り、代打はApple TVの大作パチンコに。tvNが異例の週末ゴールデン編成へ

Buzzちゃんの見どころ

主演俳優の不祥事で『シグナル』シーズン2の放映が白紙化されました。代わりにtvNは6月6日夜9時10分から、Apple TV+独占配信だった大作『パチンコ』を地上波・ケーブル初として異例の編成をします。

■ 『シグナル2』の放映見送りと異例の代替作品

韓国の放送局tvNの週末ドラマラインアップに大きな変動がありました。当初、多くのファンが待ち望んでいた人気シリーズ『シグナル』シーズン2の編成が有力視されていましたが、主演俳優であるチョ・ジヌン(조진웅)の過去の論議(スキャンダルやトラブル)により、制作および放映スケジュールが事実上白紙となりました。

この大きな空白を埋める「切り札」としてtvNが用意したのが、Apple TV+のオリジナルシリーズとして世界的に高い評価を受けた『パチンコ』です。シン・ヘソン(신혜선)とコンミョン(공명)が主演を務める『隠密な監査(은밀한 감사)』の後続作として、6月6日の午後9時10分から放送が開始されます。

■ OTTの壁を超えたtvNの勝負策

これまでNetflixやTvingなどのプラットフォームに比べ、韓国国内での普及率が比較的低かったApple TV+の独占コンテンツが、リモコン一つで視聴できるテレビ放送(ケーブルテレビ)を通じて公開されるのは今回が初めての試みです。

tvNは単なる穴埋めではなく、莫大な版権料を支払ってでもコンテンツ競争力を確保するという戦略的な判断を下しました。編成スケジュールも緻密で、同日から『パチンコ』シーズン1を毎週土・日曜日の午後9時10分に放送。シーズン1が終了する7月18日からは、間髪入れずにシーズン2を午後10時30分から連続で放送する「リレー編成」を組み、視聴者の離脱を防ぐ構えです。

■ 4世代にわたる壮大な叙事詩

『パチンコ』は、ニューヨーク・タイムズのベストセラーとなったイ・ミンジン作家の同名小説を原作としています。物語は1910年代の日本統治下の釜山・影島(ヨンド)から始まり、1980年代のニューヨークや東京へと続く約70年の歳月を4つの世代を通じて描きます。

第1世代は、不自由な足で下宿屋を切り盛りしたフニとヤンジンの夫婦。第2世代は物語の中心となるソンジャ(김민하/윤여정)で、冷酷な事業家コ・ハンス(이민호)との出会いや、牧師のイサクと共に大阪・猪飼野(いかいの)へ渡り、異邦人として生き抜く姿が描かれます。第3世代は日本で生まれながらも「在日朝鮮人」としてパチンコ事業で生計を立てるノアとモーザス。そして第4世代はアメリカの大学を卒業しエリート金融マンとなったソロモンです。ドラマは過去と現在を交差させる編集により、彼らの選択が後の世代にどう繋がるのかを浮き彫りにします。

■ 俳優陣の新たな挑戦と圧倒的な没入感

今作で最も注目されるのは、これまで「財閥の御曹司」や「完璧な王子様」のイメージが強かったイ・ミンノ(이민호)の変身です。彼が演じるコ・ハンスは、ヤクザと結託した冷徹な野心家であり、ソンジャへの歪んだ愛情を持つ複雑なキャラクターです。海外メディアからも「これまでのイメージを覆す最高のパフォーマンス」と絶賛されました。

また、主人公ソンジャを演じるキム・ミンハ(김민하)の芯の強さと、アカデミー賞女優ユン・ヨジョン(윤여정)による深みのある演技も見どころです。ハリウッド資本が投入された本作は、釜山の市場や大阪のスラム街を徹底的に再現。さらに、韓国語、日本語、英語が混ざり合う当時のリアリティを追求しており、既存の韓国ドラマとは一線を画すスケール感を実現しています。

出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1139359

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 在日朝鮮人(ザイニチチョウセンジン)とパチンコ

1910年からの日本統治時代やその後の混乱期に、朝鮮半島から日本へ渡った人々とその子孫を指します。当時の日本社会で就職差別などの厳しい状況に置かれる中、多くの人々が自営業としてパチンコ店経営に携わりました。ドラマのタイトル『パチンコ』は、成功の確率が操作された厳しい社会構造の中で、運命に抗い生き抜く家族のメタファーとして使われています。

■ 猪飼野(いかいの)

現在の大阪市生野区周辺にかつて存在した地名です。当時、日本へ渡った朝鮮半島出身の人々が多く集まり、日本最大のコリアタウンを形成した歴史的な場所です。ドラマでは、慣れない土地でたくましく生きる人々のコミュニティとしてリアルに描写されています。

Buzzちゃんの感想

『シグナル2』が観られないのはすごく残念ですが、代わりにあの『パチンコ』がテレビで流れるなんて驚きです!私は財閥系ドロドロの『財閥家の末息子』も大好きですが、こういう歴史の重みがあるミステリアスな家族の物語も、一気見しちゃうくらい引き込まれると思うんですよね。イ・ミンノさんのこれまでの王子様キャラとは違うダークな演技、皆さんは期待する派ですか?それとも今までのキラキラした彼の方が好きですか?

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