ルーマニアで韓国ドラマが大ブーム!独自の歴史と陽気な国民性が生んだ意外な共通点とは

Buzzちゃんの見どころ

ルーマニアでは1980年代までカラー放送が普及せず、1日の放送時間がわずか2時間に制限されていました。そんな厳しいメディア環境を経て、現在は韓国ドラマの流入により地上波の視聴率が再び上昇するという興味深い現象が起きています。

■ 陽気で音楽を愛するルーマニアの国民性
ルーマニアの人々は、非常にポジティブで明るい国民性を持っていることで知られています。感情豊かで情熱的な性格であり、何よりも「遊ぶこと」を好む文化が根付いています。街の至る所で歌や踊りを楽しむ姿が見られ、特に伝統的な結婚式ではその真髄を垣間見ることができます。

ルーマニアの伝統的なお祝い事では、歌手や楽団を招いて一晩中踊り、食べ、飲み明かすのが一般的です。クリスマスなどの特別な日には、楽団が家々を回って演奏を披露します。音楽が流れればいつでもどこでも踊り出す準備ができているのが、ルーマニア人特有の気質です。その熱狂ぶりは、長距離バスの中でも観光バスのように歌って踊ることが日常茶飯事であるほどです。

また、宗教的には東方正教が深く信仰されていますが、ロシア正教などとは異なり、非常に世俗的な側面を持っています。欧米の保守的なキリスト教圏では避けられがちな飲酒やハロウィンの仮装に対しても寛容です。実際、1人あたりのアルコール消費量は世界トップクラスであり、ドラキュラ伝説をポジティブに受け入れ、魔女が職業として認められているというユニークな文化を持っています。

■ 厳しいメディア規制の歴史とテレビ放送の変遷
ルーマニアの放送史は、政治背景と密接に関わってきました。国営放送のテレビジウネア・ロムナ(TVR)は1956年に放送を開始し、東欧の中では早いスタートを切りました。しかし、カラー放送の導入は1983年と非常に遅く、北朝鮮よりも10年遅れる形となりました。カラー放送が完全に定着したのは、1989年の民主化革命以降のことです。

独裁者であったチャウシェスクの時代には、放送のほとんどが自身の宣伝活動に利用されていました。1980年代には「エネルギー節約」を名目に、放送時間は平日はわずか2時間、週末でも3時間にまで短縮されました。チャンネル数も削減され、国民の選択権は事実上奪われていました。

当時、チャウシェスクは北朝鮮の金日成(キム・イルソン)の政策モデルを強く支持しており、北朝鮮の番組が多く輸入されていました。当時のルーマニア国民は、自国の退屈な放送を避け、隣国のユーゴスラビアやブルガリア、ソ連、ハンガリーの放送を密かに視聴していたといいます。特にブルガリアの番組や芸能人は、当時のルーマニアの子供たちの間で絶大な人気を誇っていました。

■ 韓国コンテンツの流入と現在の放送事情
1990年代の民主化以降、ルーマニアの放送環境は劇的に変化しました。国営放送は公営化され、民間放送の解禁とともに急速に商業化が進みました。一時は地上波の視聴率が低迷し、存続が危ぶまれる時期もありましたが、多様な外国コンテンツの導入が救世主となりました。

アメリカのドラマだけでなく、インド、トルコ、そして韓国のドラマが次々と放送されました。特に韓国ドラマ(Kドラマ)のヒットとK-POPの世界的流行は、ルーマニアの地上波視聴率を押し上げる大きな要因となりました。現在では、ケーブルテレビに負けないほどの人気を地上波放送が取り戻しています。

一方で、保守的な価値観も色濃く残っています。2018年には憲法上の結婚の定義を「男女の結合」に限定する改憲を問う国民投票が実施されました。結果的に投票率が低く無効となりましたが、同性婚については現在も認められていません。また、労働を重んじる過去の政策の名残で、公立の休日は東欧で最も少なく、振替休日制度も存在しません。しかし、日曜日は家族と過ごす時間を大切にしており、地下120メートルにある巨大な岩塩坑を改造した遊園地「サリナ・トゥルダ」などは、毎週多くの家族連れで賑わっています。

出典:http://www.breaknews.com/1211785

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 地上波/ケーブル/OTTの違い

韓国やルーマニアの放送環境を理解する上で重要な要素です。地上波は公共性が高く規制も厳しいですが、ケーブル局(tvNやJTBCなど)やOTT(Netflixなどの動画配信サービス)は自由度が高く、近年では地上波を凌ぐヒット作や過激な演出の作品が多く生まれています。

■ ナカサン(天下り)

記事内で「放送に詳しくない人物の任命」として触れられた問題です。韓国でも政府に近い人物が放送局の幹部に就任することを「ナカサン(落 parachute)」と呼び、報道の公平性を損なうとして社会問題になることがよくあります。

Buzzちゃんの感想

歴史的に北朝鮮の番組を流していたルーマニアで、今は韓国ドラマが人気なんて不思議な縁を感じますよね。復讐劇や財閥が絡むドロドロ系が好きな私としては、感情が激しいルーマニアの人たちと韓国ドラマの相性は抜群だと思うんです!皆さんは、文化や歴史が全く違う国で自分のお気に入りのドラマが流行っていたら、親近感が湧きますか?それとも意外だと感じますか?

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