パク・ジフンが1000万人俳優に!映画王と生きる男が韓国で異例の大ヒットを記録した理由とは?

韓国映画界から、またひとつ歴史を塗り替える快挙が届きました。チャン・ハンジュン(장항준)監督の最新作『王と生きる男(왕과 사는 남자)』が、公開からわずか31日で累計観客動員数1,000万人を突破しました。

韓国において「1,000万人」という数字は、単なるヒットを超えた「国民的映画」の証。韓国の人口は約5,100万人ですから、単純計算で「国民の5人に1人が見た」ことになります。2024年に社会現象を巻き起こした『ソウルの春』や『破墓(パミョ)』以来、約2年ぶりとなるこの快挙に、いま韓国中が沸いています。

今回は、なぜこの映画がここまで日本人の韓流ファンをも惹きつける魅力を持っているのか、そして現場で何が起きていたのかを詳しく紐解いていきましょう。

■ 「バラエティ監督」の汚名を返上?チャン・ハンジュン監督の執念

まず注目すべきは、メガホンを取ったチャン・ハンジュン監督です。彼は2002年に『ライターをつけろ』でデビューして以来、多くの作品を手掛けてきましたが、実は韓国のお茶の間では「売れっ子脚本家キム・ウニ(ドラマ『シグナル』『キングダム』の作者)の夫」として、あるいはバラエティ番組での軽妙なトークで親しまれる「芸人顔負けの監督」というイメージが強い人でした。

しかし、今回の『王と生きる男』でついに「1,000万人監督」という最高のタイトルを手にしました。独自のユーモアと鋭い演出力を武器に、重厚な時代劇をエンターテインメントへと昇格させた手腕が、映画ファンの心をがっちりと掴んだのです。

■ 元Wanna Oneのパク・ジフンが「1,000万人俳優」の仲間入り

そして、日本のファンにとって最も嬉しいニュースは、悲劇の王・端宗(タンジョン)ことイ・ホンウィ役を演じたパク・ジフン(박지훈)の活躍でしょう。

オーディション番組『PRODUCE 101 シーズン2』から生まれたグループ「Wanna One(ワナワン)」のメンバーとして絶大な人気を誇った彼は、俳優転向後もドラマ『弱気なヒーロー Class1』などでその演技力を高く評価されてきました。そんな彼にとって、今作はスクリーンデビュー作。初出演の映画がいきなり1,000万人動員を達成するという、まさに「持っている」俳優であることを証明しました。

共演した名優ユ・ヘジン(유해진)も、「ジフンの演技に何度も涙した」と語るほど。ベテランのユ・ヘジン演じる厳興道(オム・フンド)と、若き王パク・ジフンが紡ぎ出す感情のケミストリー(化学反応)が、この映画の最大の感動ポイントとなっています。

また、悪役である韓明橓(ハン・ミョンフェ)を演じた実力派ユ・ジテ(유지태)にとっても、意外なことにキャリア初の1,000万人突破作品となりました。豪華キャスト陣の「本気の演技」が、この数字を支えたのは間違いありません。

■ 異例の「逆走」ヒット!SNSが動かした1,000万人の波

この映画の興行成績には、興味深い特徴があります。それは、公開初日よりも数週間後の方が観客数が増えるという「逆行(ヨクチュヘン)」現象が起きたことです。

韓国では「ヨクチュヘン(역주행)」という言葉がよく使われます。直訳すると「逆走」ですが、エンタメ界では「発売から時間が経ってからチャートを駆け上がる」ことを指します。K-POPグループのBrave Girlsが数年前、過去の曲で突如ブレイクした際にもよく使われた言葉です。

『王と生きる男』も、初日の観客数は11万人と、超大作としては比較的静かなスタートでした。しかし、鑑賞したファンがSNSやコミュニティサイトで「とにかく泣ける」「パク・ジフンとユ・ヘジンの演技が凄まじい」と絶賛の声を上げたことで、火がつきました。特に3月1日の「三一節(サミルジョル/韓国の祝日)」には、1日だけで81万人を動員するという爆発力を見せました。

■ 映画の枠を超えた社会現象へ

ヒットの影響は映画館の中だけにとどまりません。舞台となった端宗の流刑地、江原道(カンウォンド)の寧越(ヨンウォル)にある「清冷浦(チョンニョンポ)」には、旧正月の連休だけで1万人以上の観光客が押し寄せました。

韓国には、歴史ドラマや映画の舞台を巡る「聖地巡礼」の文化が非常に根強くあります。さらに、歴史への関心も高まり、端宗に関連する書籍の売上が2,500%もアップしたといいます。映画がきっかけで、忘れられかけていた歴史上の人物が再び脚光を浴びるのは、儒教的価値観から歴史を重んじる韓国らしい現象と言えるでしょう。

『王の男』『王になった男』『バトル・オーシャン 海上決戦』に続き、歴代4番目の「1,000万人時代劇」となった本作。平日の動員数も衰えておらず、最終的にどこまで記録を伸ばすのか注目が集まっています。

悲劇の王を演じたパク・ジフンの切ない瞳と、彼を守ろうとする民たちの熱いドラマ。日本で公開された際には、ぜひハンカチを多めに用意して劇場へ足を運んでみてください。

パク・ジフンくんの映画デビュー作がいきなり1,000万人突破なんて、ファンとしてはこれ以上ない誇らしさですよね。皆さんは、パク・ジフンくんのどんな演技に一番惹かれますか?ぜひコメント欄であなたの「推しポイント」を教えてくださいね!

出典:http://www.srtimes.kr/news/articleView.html?idxno=198118

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