加害者家族の苦悩を描く舞台彼の母親が再演へ!ジン・ソヨンが新たな主演に抜擢

Buzzちゃんの見どころ

国立劇団の観客が選ぶ「2026年観客PICK」に輝いた演劇『彼の母親』が、5月17日まで明洞芸術劇場で上演されます。初演のキム・ソンヨンに続き、再演では実力派俳優のジン・ソヨンが主演を務めます。

韓国の国立劇団が選定する、観客が最も再演を望んだ作品「2026年観客PICK」に、演劇『彼の母親』が選ばれました。本作は、国立劇場(ソウルにある韓国を代表する劇場)や明洞芸術劇場(明洞の中心部に位置する演劇専門の劇場)で上演される作品の中でも、高いクオリティと手頃な価格設定で信頼を得ている国立劇団の代表作の一つです。

イギリスの劇作家エバン・プレイシの事実に基づいた戯曲を原作とする『彼の母親』は、一晩の間に3人の女性に性的暴行を加えた未成年者の息子を持つ母親、ブレンダの物語です。作品は凄惨な事件そのものではなく、事件の後に残された加害者家族の心理的な崩壊や、彼らに向けられる社会的な偏見と烙印に焦点を当てています。

昨年の初演時には、満足度や有料客席占有率などで最高得点を獲得し、大きな話題となりました。今回の再演にあたり、最も注目を集めたのは主人公ブレンダ役のキャスティングです。初演ではドラマ『応答せよ1988』などで知られる実力派俳優キム・ソンヨン(김선영)が圧倒的な演技を披露しましたが、今回の再演ではジン・ソヨン(진서연)が新たに抜擢されました。

ジン・ソヨンは映画『毒戦 BELIEVER』や演劇『クローザー』など、スクリーンと舞台を横断しながらカリスマ性と繊細な感情演技を証明してきた俳優です。今作で彼女が演じるブレンダは、一瞬にして日常が崩れ去った絶望の中でも、家族を守るために耐え抜く人物です。罪悪感や怒り、そして加害者の母でありながら子供を捨てられない母性という複雑な感情を、説得力を持って描き出していると高い評価を得ています。

物語は、母親を単なる「聖母」として美化することはありません。被害者と加害者の間で揺れ動き、社会的非難に晒される一人の人間の弱さを赤裸々に描写します。観客は、母性という言葉の裏に隠されたリアルな人間の姿と向き合うことになります。

国立劇団によるこの公演は、韓国手話通訳や韓国語字幕、音声解説など、障害を持つ観客へのアクセシビリティを高める試みも行われています。また、この作品の終了後には、国立劇団のもう一つの選抜作品である『ワーニャ伯父さん(原題:パンヤ・アジェ)』の上演が控えています。こちらにはチョ・ソンハ(조성하)や、日本でも活躍するシム・ウンギョン(심은경)の出演が決定しており、さらなる関心を集めています。

出典:https://news.kbs.co.kr/news/pc/view/view.do?ncd=8557056&ref=A

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 国立劇団(クンニプクトゥンタン)

韓国文化体育観光部傘下の財団法人で、韓国を代表する演劇制作団体です。良質な演劇をリーズナブルな価格で提供し、演劇文化の普及を目的としています。明洞芸術劇場などを拠点に活動しており、古典から現代劇まで幅広いラインナップを誇ります。

■ アクセシビリティ公演

韓国の公演界では近年、バリアフリー(障害の有無に関わらず楽しめる環境)への意識が高まっています。手話通訳や字幕だけでなく、視覚障害者のために舞台装置を直接触って確認できる「タッチツアー」などが導入されるケースが増えています。

Buzzちゃんの感想

加害者家族にスポットを当てるという重厚なテーマは、私の大好きな『財閥家の末息子』のようなミステリーや社会派ドラマに通じる緊張感がありますね。実力派のジン・ソヨンさんが、崩壊していく母親をどう演じるのか想像するだけで鳥肌が立ちそうです。皆さんは、自分の家族がもし罪を犯したらどこまで寄り添えると思いますか?それとも、きっぱり縁を切るべきだと考えますか?

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