2025年に中国を訪れた韓国人は316万人を超え、前年比36.9%増加しました。特に上海は90万人以上が訪れ、無ビザ政策やSNS映えするスポットを背景にMZ世代の「脱政治」的な旅行スタイルが注目されています。
■ 韓国人観光客が急増し中国訪問者数で1位に
最近、韓国の若者層を中心に中国旅行の人気が急上昇しています。香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた統計データによると、2025年に中国を訪問した韓国人は約316万人に達しました。これは前年の231万人から約85万人(36.9%)も増加した数字です。
この急増により、韓国人はこれまで中国訪問者数の上位を占めていたシンガポールやマレーシアを抜き、中国を最も多く訪れる外国人観光客となりました。この勢いは2026年に入っても続いており、1月の訪問者数は前年同月比で48.1%増の約30万人を記録しています。
■ 圧倒的な人気を誇る上海とMZ世代を惹きつける魅力
現在、韓国人に最も愛されている都市は上海です。2025年に上海を訪れた韓国人は約90万9000人で、前年の約44万6000人と比べて103.6%という驚異的な増加率を見せました。
上海がここまでMZ世代(1980年代初めから2000年代初めに生まれた若者層)を惹きつける理由には、特有の都市美とコンテンツがあります。19世紀の西洋建築が残る「外灘(ワイタン)」や、超高層ビルが立ち並ぶ「浦東(プドン)新道」は、近代的な中国の勢いを感じさせるスポットとして人気です。
また、フランス租界時代の趣が残る「武康路(ウカンル)」は、古い洋館を改装したカフェやヴィンテージショップが集まっており、映画『ラスト、コーション(色・戒)』のロケ地としても知られています。さらに、伝統的な庭園である「豫園(ヨウォン)」では、中国のインフルエンサーであるワンホン(網紅)たちが伝統衣装を着て撮影するスタイルが流行し、それを見た韓国の若者たちも現地で伝統衣装体験を楽しむようになっています。
■ 「脱政治」の消費スタイルと利便性の向上
MZ世代の旅行トレンドの特徴は、国家間の政治的状況とは切り離して、個人の経験やコンテンツの楽しさを優先する「消費の脱政治化」にあります。かつての団体観光とは異なり、現在はSNSで話題のグルメやカフェ巡りを目的にした個人旅行が主流です。麻辣湯(マーラータン)やタンフルに続き、最近では中国現地のスイーツなどもSNSを通じて韓国で流行しています。
さらに、旅行のハードルが下がったことも大きな要因です。2024年11月から韓国人に対して試験的に実施された無ビザ政策(特定の条件下でビザなし入国を認める制度)に加え、日本路線に匹敵するほどの安価な航空券、そして仁川から約2時間という距離の近さが、若者たちの足を中国へ向かわせています。
専門家は、こうした個人単位の交流が政治的な影響を受けにくい新しい日韓・中韓関係の土台になると分析しています。自分たちの好みに正直なMZ世代が、観光を通じた新しい民間交流の形を作り出しているようです。
出典:https://www.sisajournal.com/news/articleView.html?idxno=371766
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ MZ世代
1980年代前半から1990年代中盤に生まれた「ミレニアル世代」と、1990年代後半から2010年代序盤に生まれた「Z世代」を合わせた造語です。韓国では消費の主役として、トレンドを牽引する世代とされています。
■ ワンホン(網紅)
中国でSNSやインターネット上で強い影響力を持つインフルエンサーのことです。彼らが紹介するスポットやファッションは韓国の若者にも大きな影響を与えており、新たな流行の火付け役となっています。
私は財閥系のドロドロしたドラマが大好きなので、上海のあの豪華な夜景を見ると『財閥家の末息子』みたいな世界観を思い出してワクワクしちゃいます。政治的なことよりも「今、何が楽しいか」を大事にするMZ世代の感覚、実は私もすごく共感できるんですよね。皆さんは、今の中国で流行っている伝統衣装体験やカフェ巡り、一度はやってみたいと思いますか?それともやっぱり今はまだ別の国に行きたい派ですか?





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