俳優イ・ボムス、スマホ送金を知らず衝撃?韓国のデジタル格差と銀行窓口に集まる人々の本音

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俳優イ・ボムス(이범수)がバラエティ番組で、スマホによる口座振替を知らずに驚く姿が反響を呼んでいます。モバイル金融利用率が8割を超える韓国ですが、セキュリティへの不安から窓口を好む層も一定数存在します。

■ 人気俳優イ・ボムスの驚きの銀行訪問

映画『犯罪都市 NO WAY OUT』やドラマ『ジャイアント』など、数々のヒット作で知られる名俳優イ・ボムス(이범수)が、意外な「デジタル音痴」ぶりを露呈し、韓国国内で話題となっています。

2026年4月、SBSのバラエティ番組『みにくいうちの子』(独身の芸能人とその母親が出演する人気番組)にイ・ボムスが出演。通帳の再発行のために銀行を訪れた際、彼と銀行員の間で交わされた会話が視聴者に大きな衝撃を与えました。

イ・ボムスは窓口で「現金を引き出しに来ました。使うところが多くて」と切り出し、千ウォン(約110円)札を5万ウォン分、計50枚も引き出そうとしました。銀行員が用途を尋ねると「駐車場代などを払う時に使う」と回答。これに対し銀行員が「口座振替(スマホなどでの送金)ではなく現金で払うのですか?」と聞き返したところ、イ・ボムスは「駐車場代をどうやって振り込むんですか? 入金するには駐車場を出てATMまで行かなければならないじゃないですか」と真剣な表情で問い返しました。

銀行員が「アプリさえあれば、その場でスマホを使って口座振替ができますよ」と説明すると、イ・ボムスは「スマホで口座振替をするんですか? 現金で払っているのは私だけ?」と心底驚いた様子を見せました。このシーンは、単なるシットコムのような演出ではなく、56歳という年齢の彼が直面している「デジタル格差」の現実を浮き彫りにしました。

■ デジタル金融先進国の韓国でも根強い「窓口需要」

韓国は世界でも有数のデジタル金融先進国であり、モバイル決済や送金が極めて日常的です。韓国銀行が発表した「2024年支払手段およびモバイル金融サービス利用形態調査」によると、全回答者の81.3%が「最近1カ月以内にモバイル金融サービスを利用した経験がある」と回答しています。また、ハナ金融研究所の報告書でも、金融消費者の10人中9人がモバイルチャンネルを利用しているというデータが出ています。

しかし、こうした高いデジタル利用率の一方で、銀行の営業窓口(実店舗)の利用率も31%を維持しています。イ・ボムスの姿に対し、ネット上では「自分も似たような人を知っている」という共感の声が少なからず上がっています。

韓国のオンラインコミュニティ「theqoo(デク)」では、「アプリを信用できず、目の前で職員が動いてくれることだけを信頼する人が意外と多い」「40代の姉も送金ができず、いつも夫に電話して頼んでいる」「1982年生まれの知人にも同じような人がいる」といったコメントが寄せられました。これは単なる高齢者層だけの問題ではなく、特定の世代や個人の価値観によって「対面取引」が選ばれ続けていることを示しています。

■ 若年層や中高年層が対面取引を選ぶ理由

興味深いのは、デジタルに慣れ親しんでいるはずの「若い世代」の中にも、あえて銀行の窓口を訪れる人々がいるという点です。彼らが窓口を選ぶ最大の理由は「セキュリティへの不安」と「心理的負担」です。

25歳の大学生キムさんは、一人暮らしの家の保証金1000万ウォン(約110万円)を送金する際、あえて銀行窓口を訪れたといいます。「モバイルバンキングは便利だが、人生で初めて送る大金だったので、ミスが怖くて不安だった」と語っています。また、33歳の会社員チェさんは、フィッシング詐欺(銀行を装った偽のメールなどで個人情報を盗む詐欺)の疑いがあるメッセージを受け取って以降、重要な取引や通帳整理、ローンの確認などは必ず対面で行うようになったと明かしました。

50代の主婦イさんの場合は、定期預金が満期になった際、アプリで新しい商品に加入することに心理的負担を感じたそうです。「窓口で説明を聞き、条件を比較してから加入するほうが安心できる」と話し、効率性よりも納得感を優先して銀行に足を運んでいます。

調査結果でも、デジタル金融を利用しない理由として「個人情報の流出などセキュリティへの懸念」が最も大きな割合を占めています。非対面取引における認証手続きについても、72.3%が「利便性が落ちても強化すべきだ」と回答しており、スピードよりも安全性を求める傾向が強いことがわかります。

■ 高齢層にとっての「高い壁」と銀行側の対応

一方で、高齢層にとってはセキュリティ以前に「操作の難しさ」が大きな障壁となっています。80歳以上の高齢層がデジタル金融を躊躇する理由の1位は「利用過程が複雑であること(72.7%)」です。

60代の利用客からは「子供にアプリを入れてもらって説明を受けたが、画面がよく見えないし、操作が難しくて結局使わなくなる」「電話の音声案内(ARS)も、どの番号をいつ押せばいいのか分からず混乱する。直接スタッフの顔を見て、手順を視認しないと安心できない」といった切実な声が聞かれます。

銀行側もこうした状況を把握しており、窓口スタッフは単に業務を代行するだけでなく、アプリの使い方を一つひとつ丁寧に教える役割も担っています。しかし、一度教わっても自宅に帰ると忘れてしまうケースが多く、結局は再び来店することになるのが現状です。

ソギス教授(西京大学金融情報学科)は、「高齢層は基本的な操作はできても、エラー発生時の対応や複雑な認証手続きで困難を感じやすい」と分析しています。また、若年層の窓口利用については、高額取引や金融事故への懸念が原因であり、信頼性を担保するための「対面需要」は今後もなくならないと予測しています。

銀行各社はデジタル化を推し進めつつも、デジタルに不慣れな層やセキュリティを重視する層を切り捨てない「ツートラック戦略(デジタルと対面の併用)」が不可欠な状況となっています。

出典:https://www.yna.co.kr/view/AKR20260424074200011?input=1195m

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ ミヌリ(みにくいうちの子)

正式タイトルは『みにくいうちの子(미운 우리 새끼)』で、韓国で非常に高い視聴率を誇るバラエティ番組です。独身の芸能人の日常を、その母親たちがスタジオで見守りながらトークを繰り広げる形式で、芸能人の意外な私生活や人間味が垣間見えるのが魅力です。

■ デジタル文盲(デジタル情報格差)

韓国では、スマートフォンの普及やデジタル化が進む一方で、新しい技術に追いつけない人々を「デジタル文盲(디지털 문맹)」と呼ぶことがあります。特に銀行の店舗削減が進む中で、ATMやアプリを使えない高齢者が金融サービスから取り残される「デジタル格差」は深刻な社会問題として議論されています。

Buzzちゃんの感想

名俳優のイ・ボムスさんが「駐車場代をどうやって振り込むの?」と本気で驚く姿は、ドラマ『財閥家の末息子』のようなバリバリ働くイメージとギャップがあって少し可愛らしく感じちゃいました。私は基本スマホ派ですが、確かに大きな金額を動かす時は窓口の安心感が恋しくなる気持ちもわかります!皆さんは銀行の手続き、スマホでサクッと派?それとも窓口で安心したい派ですか?

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