2026年4月23日、第9回カンヌ国際シリーズフェスティバルでBLACKPINKのジス(지수)がライジングスター賞を受賞しました。実兄の不祥事や演技力への厳しい批判が続く中、新作での挑戦が国際的に評価されました。
■ カンヌのピンクカーペットで輝いた栄誉の瞬間
フランス・カンヌで開催された第9回カンヌ国際シリーズフェスティバル(ドラマシリーズを対象とした国際祭典)の開会式において、韓国のアティストが世界の注目を集めました。Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『月刊ボーイフレンド』および『ニュートピア』に出演したBLACKPINKのジス(지수)が、「マダム・フィガロ・ライジングスター賞」を受賞したのです。
この賞は、音楽と演技の両面で活動し、多様なジャンルを開拓し続ける立体的な人物に贈られるものです。ジスにとっては、世界的なトップアイドルという肩書きを一度脇に置き、俳優としての過酷な道を歩み始めてから得た、最初の国際的な成果となりました。授賞式の壇上に上がった彼女は、フランス語で「メルシー・ボク(ありがとうございます)」と挨拶し、「多様な活動を通じて新しい姿をお見せしたかった。すべての過程が、私にとって前に進む力になった」と語りました。
■ 降りかかる「現代版連坐制」と家族の不祥事
華やかな授賞式の裏側で、ジスがカンヌの舞台に立つまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。彼女を最も苦しめたのは、最近発覚した実兄による犯罪容疑(強制わいせつおよび家庭内暴力の疑い)です。ジス本人とは全く無関係な家族の不祥事であるにもかかわらず、大衆の怒りは最も有名な身内である彼女へと向けられました。
韓国社会では、家族の過ちをその一族が共に負うべきだという「連坐制(ヨンジョジェ)」的な視線が今なお根強く残っています。ジスは出国前に予定されていた空港でのファッション取材が急遽中止されるなど、精神的な苦痛を強いられる中でフランスへ向かわなければなりませんでした。自分に非がない問題で激しい非難を浴びる中、彼女は逃げるのではなく、自らの仕事を全うすることで事態を正面から突破する道を選びました。
■ 演技力論争という終わらない課題への挑戦
家族を巡るリスク以前から、俳優としてのジスには「演技力」という本質的な課題が常に付きまとっていました。彼女の初主演作となったドラマ『スノードロップ』の時から、発音や発声、感情表現の深さについて、視聴者や評論家から厳しい指摘を受け続けてきました。
最近Netflixで世界的なヒットを記録した『月刊ボーイフレンド』においても、作品自体の人気とは裏腹に、ジスの演技に対する評価は二分されました。一部では「基本的な努力さえ不足しているように見える」という手厳しい声も上がっていました。世界最高峰のガールズグループのメンバーであるという巨大な後光は、皮肉にも俳優としての評価基準をより厳格で鋭いものにさせていたのです。
■ 世界が認めた可能性とこれからの証明
今回のカンヌでの受賞は、単にSNSのフォロワー数や話題性を称えたものではありません。降り注ぐ議論や批判の中でも歩みを止めず、多様な創作領域に飛び込み続ける「過程そのもの」に対する国際的なレベルでの肯定と言えます。
しかし、韓国国内の厳しい批評家たちは、今回の受賞がこれまでの演技力不足に対する免罪符になるわけではないと指摘しています。カンヌが認めたのはあくまで彼女の「可能性」であり、今後はその可能性を、揺るぎない「実力」で証明していく必要があります。家族の過ちによって着せられた不当な連鎖の枷は振り払い、自らの演技に向けられた鋭い批判を成長の糧にできるかどうかが、俳優ジスの第2章の鍵となります。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 連坐制(ヨンジョジェ)
かつての韓国(朝鮮時代)に存在した、罪を犯した本人だけでなく、その家族や親族まで連帯責任を負わせて処罰する制度のことです。現代では法的には廃止されていますが、有名人の家族が不祥事を起こした際に、その有名人本人が激しくバッシングを受ける社会現象を指して「現代版連坐制」と呼ぶことがあります。
■ カンヌ国際シリーズフェスティバル(Canneseries)
毎年5月に開催される世界的に有名な「カンヌ国際映画祭」とは別に、ドラマシリーズ(テレビ・OTT作品)を対象として2018年に創設された国際祭典です。ピンクカーペットが象徴的で、世界中の優れたドラマ作品や俳優が集まります。
私はソン・ジュンギさんが出ているような重厚なサスペンスや、設定が凝った『財閥家の末息子』みたいなドラマが大好きなんです。ジスさんの新作『ニュートピア』はゾンビ系(ミステリー要素あり)なので、彼女がどう成長したのかすごく気になっています。家族のことで叩かれるのは本当にかわいそうですが、それを演技で黙らせる姿を見せてほしいですよね。皆さんは、アイドルの俳優転身には「圧倒的な華」があれば十分だと思いますか?それとも「完璧な演技力」が絶対条件だと思いますか?
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