俳優人生60年!大御所【イ・ホジェ(이호재)】が語る韓国演劇の歴史と秘話

Buzzちゃんの見どころ

1963年のデビューから60周年を迎えた俳優のイ・ホジェが、大邱の鳳山文化会館でトークショーを開催しました。シェイクスピアなどの古典作品や、朝鮮戦争中に避難した大邱との深い縁、演劇哲学について語りました。

2026年4月23日、大邱(テグ)広域市にある鳳山(ポンサン)文化会館(地域文化の拠点となる公立施設)のスライスペース・ラオンにて、韓国演劇界の重鎮であるイ・ホジェ(이호재)の「俳優人生60年トークショー」が盛大に開催されました。今回のイベントは、演劇評論家である大慶(テギョン)大学演技芸術科のキム・コンピョ(김건표)教授との対談形式で行われ、多くの演劇ファンや関係者が詰めかけました。

■ 演劇人生60年の重み:1963年からの歩み
トークショーの第1部では、イ・ホジェがデビューした1963年から現在に至るまでの長い道のりが語られました。彼のデビュー作は演劇『深い根(뿌리)』。イ・ホジェは当時を振り返り、「あの頃の舞台は、演技をするというよりも『耐えること』そのものだった」と、環境の厳しさや当時の演劇界の熱気を回想しました。

彼はシェイクスピアをはじめとする古典劇や、韓国的に翻案された翻訳劇に数多く出演してきました。韓国演劇史を語る上で欠かせない作家や演出家であるユ・チジン(유치진)(韓国近代演劇の先駆者)、オ・テソク(오태석)(独創的な演出で知られる巨匠)、ユ・ドギョン(유덕형)らと共に過ごした創作の時間は、彼にとってかけがえのない財産となっていることが語られました。一つ一つの作品に対する深い洞察と、役者としての真摯な姿勢が、観客の胸を打ちました。

■ 大邱との深いゆかりと島山・安昌浩のエピソード
今回のトークショーが大邱で開催されたことには、大きな意味がありました。イ・ホジェは1950年に勃発した朝鮮戦争(6・25)当時、大邱に避難していたという個人的な縁を持っています。さらに、大邱出身の名演出家として知られる故イ・ピルドン(이필동)氏との親交についても触れられました。

特に興味深かったのは、独立運動家である島山(トサン)安昌浩(안창호)を演じた際のエピソードです。当時、大邱文化芸術会館の裏側が駅の線路に面していたため、舞台の静かなシーンで電車の音が響いてしまうなど、当時の地方公演ならではの苦労話やハプニングが披露され、会場は笑いと感嘆に包まれました。

■ 韓国演劇の「生きた教科書」としての記録
第2部では、キム・コンピョ教授との対談を通じて、俳優個人の伝記にとどまらない「韓国演劇史」としての側面が強調されました。キム教授は「イ・ホジェ先生の60年は、個人の人生を超えて、韓国演劇が歩んできた激動の時間を証明する貴重な記録である」と述べ、一時間の対談がまるで韓国演劇史を凝縮して聞いているような、胸が熱くなる時間だったと振り返りました。また、こうした貴重な記憶を大韓民国芸術院などで体系的にアーカイブ化(資料を保存・管理すること)すべきだと提言しました。

大邱演劇協会のアン・ヒチョル(안희철)会長も「イ・ホジェ先生の歩みはそのまま韓国演劇の歴史だ。演劇を学ぶ学生や市民にとって、非常に有益な時間だった」と感謝を述べました。イ・ホジェは現在も、演劇の舞台のみならず朝の連続ドラマなどでも活躍しており、幅広い世代の視聴者に親しまれています。

本行事は、大韓民国芸術院が主催し、大邱中区文化院の人文学プロジェクトの一環として実現しました。関係者は「今後も、地域住民が芸術家の人生や芸術世界に身近に触れられるプログラムを続けていく」と伝えています。

出典:https://www.imaeil.com/page/view/2026042318225253188

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ 大韓民国芸術院(대한민국예술원)

韓国の芸術発展に顕著な功績がある芸術家を優遇し、支援するために設立された国家機関です。会員になるには厳しい審査があり、選ばれることは韓国の芸術家にとって最高の名誉の一つとされています。

■ 島山・安昌浩(도산 안창호)

韓国の独立運動家であり、教育者としても知られる歴史的人物理です。ドラマや演劇でもよく題材にされる国民的英雄の一人で、彼の生涯を演じることは俳優にとっても非常に大きな役割とされています。

■ 朝の連続ドラマ(아침드라마)

平日の朝に放送されるドラマで、主な視聴者層は主婦層です。家族の葛藤や愛憎劇が描かれることが多く、中毒性の高い展開が特徴です。ベテラン俳優さんが重要な脇役として出演し、物語に重厚感を与えることも多いんですよ。

Buzzちゃんの感想

60年も第一線で活躍し続けるなんて、本当に尊敬しちゃいます。私は財閥モノのミステリーも大好きですけど、こういう歴史を支えてきた大御所俳優さんの重みのあるお話を聞くと、改めて演劇の世界って深いなぁと感じますね。皆さんは一つの道をずっと極めている「推し」の俳優さんはいますか?それとも若手の成長を見守るのが楽しい派ですか?

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