Netflixシリーズ『BEEF/ビーフ ~逆上~』シーズン2で、ユン・ヨジョン(윤여정)が米国のカントリークラブを所有する億万長者を演じ、特別出演のソン・ガンホ(송강호)がその年下の夫役を務めます。
■ ユン・ヨジョンが演じるのは「権力の頂点」に立つ韓国人女性
2026年4月16日にNetflixで公開された『BEEF/ビーフ ~逆上~』シーズン2は、アメリカの特権階級が集う高級カントリークラブ(ゴルフ場や宿泊施設を備えた会員制の社交場)を舞台に、新たな物語が展開されます。前作に引き続き韓国系アメリカ人のイ・ソンジン(이성진)が監督・製作総指揮を務める本作で、圧倒的な存在感を放っているのが、カントリークラブのオーナーであるパク会長を演じたユン・ヨジョン(윤여정)です。
劇中のパク会長は、ピラミッドの最頂点に君臨する人物として描かれています。彼女が視察のためにクラブを訪れると、アメリカ人の従業員たちは深々と頭を下げ、たどたどしい韓国語で「アンニョンハセヨ」と挨拶します。パク会長自身は英語が堪能であるにもかかわらず、あえてそれを隠して韓国語で話し続けることで、言葉すらも自身の権力の誇示として利用します。アメリカのドラマにおいて、韓国人女性の言葉が「支配者の言語」として扱われる描写は非常に新しく、世界における韓国の地位向上を象徴するシーンとなっています。
■ 豪華キャストが織りなす階級闘争と「K-ビューティー」の影
シーズン2では、人種問題よりも「経済的階級」と「世代間の格差」による葛藤に焦点が当てられています。物語は、カントリークラブの総支配人であるジョシ(オスカー・アイザック(Oscar Isaac))とリンジ(キャリー・マリガン(Carey Mulligan))の夫婦が、自分たちの生活レベルを維持するために金銭的に困窮し、関係が冷え切っているところから始まります。そこへ、彼らの激しい争いを偶然撮影してしまったZ世代の非正規雇用カップル、オースティン(チャールズ・メルトン(Charles Melton))とアシュリー(ケイリー・スピーニー(Cailee Spaeny))が絡み合い、事態は複雑化していきます。
この四人の対立を、はるか上空から見下ろすのがパク会長です。彼女はいつでも彼らを雇用し、あるいは解雇できる絶対的な権力を持っており、弱みを握ったジョシに対して「もっと深く頭を下げなさい」と強要する場面もあります。また、パク会長の年下の夫である「キム博士」として、ソン・ガンホ(송강호)が特別出演している点も見逃せません。彼は整形外科医という設定で、物語の後半に登場し、現代の「K-ビューティー(韓国発の美容トレンドや整形技術)」を象徴するキャラクターとして強烈な印象を残します。
■ 制作陣が語る「韓国的な情緒」の追求
今作では、これまでのアメリカドラマでよく見られた「韓国語が不自然な韓国系俳優」の起用を避け、よりリアリティを追求しています。グループKARDのメンバーであるBMや、女優のチャン・ソヨン(장서연)など、韓国語を母国語とするキャストを助演に迎えることで、韓国人視聴者が観ても違和感のない自然な対話シーンを実現しました。
製作総指揮のイ・ソンジン監督は、ユン・ヨジョンとソン・ガンホの起用について「韓国的なものの精髄を表現したかった」と語っています。当初、出演を迷っていたソン・ガンホに対し、ユン・ヨジョン自らが電話をかけて説得したというエピソードも明かされました。劇中ではパク会長が黒いスーツの随行員を従えて行動するなど、韓国映画における「財閥(韓国の巨大企業グループを指す言葉)」のイメージも巧みに取り入れられており、ハリウッドのシステムの中で韓国独自の情緒がより深く、鋭く描き出されています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ K-ビューティー
韓国発の化粧品やスキンケア、美容整形技術、そしてそれらに関連する文化全般を指す言葉です。世界的に高い評価を受けており、本作では資本主義や富の象徴として、やや皮肉を込めた形で物語の重要な要素として描かれています。
■ 財閥(チェボル)
韓国特有の、同族経営によって多角的な事業を展開する巨大企業グループのことです。韓国ドラマでは圧倒的な富と権力を持つ象徴として描かれることが多く、本作でもパク会長が随行員を連れて歩く姿などにそのイメージが反映されています。
財閥や権力ミステリーが大好きな私にとって、韓国の会長がアメリカの特権階級を顎で使う設定はたまらなくワクワクしちゃいます。特にソン・ガンホさんがユン・ヨジョンさんの年下夫役で、しかも整形外科医という設定が絶妙だと思うんです!皆さんは、この豪華すぎる二人の共演、どちらの存在感がより気になりますか?それとも「K-ビューティー」がどう描かれるのかに注目したいですか?
コメント