2026年早春、韓国の映画界が熱い熱気に包まれています。特に注目を集めているのが、ベテラン俳優ユ・ヘジン(유해진)と、アイドル出身の実力派パク・ジフン(박지훈)がタッグを組んだ時代劇映画『王と生きる男(왕과 사는 남자)』です。
韓国映画振興委員会の集計によると、2月28日の土曜日だけで約79万人の観客が映画館を訪れ、そのうちのなんと8割以上が『王と生きる男』を目当てに足を運んだという驚きの結果が出ました。公開から快進撃を続け、累計観客数は767万人を突破。今まさに「1000万人動員」という大記録も見えてきた本作の魅力と、現在の韓国ボックスオフィスの動向を詳しく解説します。
■「信じて見る」ユ・ヘジンと「演技ドル」を越えたパク・ジフンの化学反応
現在、韓国の映画館で独走状態にある『王と生きる男』。メガホンを取ったのは、バラエティ番組でもお馴染みの機知に富んだ演出家チャン・ハンジュン(장항준)監督です。本作は、朝鮮王朝時代の歴史的背景をベースにしながらも、現代的な感性を盛り込んだ新しいスタイルの時代劇として高く評価されています。
何より観客を惹きつけているのが、主演の二人です。
ユ・ヘジンは、韓国で「信じて見る俳優(出演作なら間違いないという意味)」の筆頭に挙げられる国民的俳優。これまでの累計観客動員数が1億1000万人を超えるという驚異的な記録を持っており、彼の安定した演技が作品の重厚感を支えています。
そこに華を添えるのが、期間限定グループWanna One(ワナワン)出身のパク・ジフンです。韓国では「演技ドル(演技もできるアイドル)」という言葉がありますが、今の彼はその枠を完全に飛び越えた「若手実力派俳優」として認められています。過酷な運命に翻弄される若者を繊細に演じきり、ユ・ヘジンとの年齢差を感じさせない見事なケミ(相性)を見せています。
本作の勢いは凄まじく、あの人気アクション映画の続編『ベテラン2(베테랑2)』の記録(約752万人)をすでに塗り替えました。韓国映画史に残るヒット作としての地位を確固たるものにしています。
■「ヒューミント」で魅せるチョ・インソンの圧倒的カリスマ
『王と生きる男』が独走する一方で、2位にランクインしているのがチョ・インソン(조인성)主演の『ヒューミント(휴민트)』です。こちらは『モガディシュ 脱出までの14日間』や『密輸 1970』で知られるアクション映画の名手リュ・スンワン(류승완)監督の最新作です。
タイトルの「ヒューミント(HUMINT)」とは、情報員などの「人間」を介して得られる諜報活動を指す軍事用語。韓国と北朝鮮の諜報員たちが入り乱れるハードボイルドなアクション作品で、チョ・インソンの鋭い眼差しと、パク・ジョンミン(박정민)(박정민)の圧倒的な没入型の演技が話題を呼んでいます。
現在、累計観客数は177万人。大ヒット中の『王と生きる男』に押されてはいるものの、映画ファンや評論家からの評価は非常に高く、「大人のための骨太なアクション映画」として根強い支持を得ています。
■韓国映画が市場を席巻!週末に映画館へ行く韓国の文化
今回のデータで興味深いのは、韓国の映画館における「韓国映画のシェア」です。なんと92.9%という驚異的な数字を記録しており、ハリウッド映画や日本のアニメ映画を大きく引き離して、自国のコンテンツが市場をほぼ独占している状態です。
これには韓国独自の文化的な背景もあります。韓国では、週末に家族やカップル、友人と映画館へ行くことが日本以上に定番のレジャーとして定着しています。また、「n次観覧(同じ映画を何度も見ること)」という文化が非常に盛んで、お気に入りの俳優の演技を細部まで確認したり、隠された伏線を探したりするために、3回、4回と劇場へ運ぶファンが非常に多いのです。
今回、ユ・ヘジンとパク・ジフンの映画がここまで伸びている背景には、こうした熱心なファン層の支えと、「映画が面白ければ何度でも見る」という韓国観客の熱量が合致した結果と言えるでしょう。
■まとめ:次は「1000万人」の大台へ?
現在、韓国のリアルタイム予約率を見ても、『王と生きる男』が70%を超える圧倒的なシェアを維持しています。3月に入ると新作の公開も控えていますが、今の勢いを見れば、韓国映画の成功の証である「1000万人(チョンマン)観客」の仲間入りを果たすのも時間の問題かもしれません。
歴史の重みを感じさせるユ・ヘジンの深みのある演技と、瑞々しくも力強いパク・ジフンの熱演。この二人の物語が、韓国の人々の心をしっかりと掴んでいます。
日本での公開が待ち遠しい作品ばかりですが、もし皆さんが今、韓国の映画館に行けるとしたら、伝統的な「時代劇」とスリル満点の「スパイアクション」、どちらを大きなスクリーンで観てみたいですか?ぜひ皆さんの気になる作品や、好きな俳優さんについてコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.topstarnews.net/news/articleView.html?idxno=15987361
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