韓国映画界が誇るトップスター、チョ・インソン(조인성)が、再びスクリーンに強烈なインパクトを残そうとしています。2026年、彼が主演を務める最新作『ヒューミント(휴민트)』(リュ・スンワン監督)が韓国で公開を控え、その期待感は最高潮に達しています。
本作でチョ・インソンが演じるのは、国家情報院のブラック要員である「チョ課長」。これまでに映画『モガディシュ 脱出までの14日間(모가디슈)』(2021年)や『密輸 1970(밀수)』(2023年)で絶妙なコンビネーションを見せてきたヒットメーカー、リュ・スンワン(류승완)監督との3度目のタッグとなります。
冷え込んだ韓国映画界を救う「救世主」としての期待を背負う彼が、本作に込めた想いや、リュ・スンワン監督との深い絆について語ったインタビューをお届けします。
■ リュ・スンワン監督との「3度目のタッグ」が導き出す、俳優チョ・インソンの新たな黄金期
韓国では、映画ファンならずとも「リュ・スンワン×チョ・インソン」の組み合わせには絶対的な信頼を寄せています。チョ・インソンはインタビューの中で、監督との関係を「阿吽の呼吸」以上のものだと語っています。
「監督は私のことをいつも『チョ俳優』と呼びます。一度も『おい、インソン』と呼び捨てにされたことはありません。長く知っている仲ですが、常に敬意を持って接してくださる。そんな監督が描く『大人の姿』を、チョ課長というキャラクターに投影してくださったのだと思います」
リュ・スンワン監督は、韓国では「アクションの巨匠」として知られ、泥臭くもスタイリッシュな演出に定評があります。監督が描くチョ・インソンは、常に「善」の選択をしようと葛藤する、品格のあるキャラクターとして描かれます。今回の『ヒューミント』でも、人身売買の被害者である情報員(ヒューミント)を救うために組織と対立する、人間味あふれる姿を演じています。
ちなみに、タイトルの「ヒューミント(HUMINT)」とは、「Human Intelligence」の略で、諜報活動において「人」を介して得られる情報を指す専門用語です。単なるスパイ映画ではなく、人と人のつながり、つまり「情(ジョン)」を重んじる韓国文化らしい物語が期待されます。
■ 華やかなアクションの裏側に宿る「優しさ」と「品格」—キャラクターに込めた想い
チョ・インソンといえば、186cmを超える長身から繰り出されるダイナミックなアクションが魅力ですが、本人は意外にも「もともとアクション志向ではなかった」と明かします。
「昔はメロドラマ(恋愛ドラマ)にたくさん出演していました。当時の韓国ではOTT(Netflixなどの配信サービス)もなく、テレビドラマといえば恋愛要素が必須でした。その限界を感じて、政治劇やブラックコメディなど、映画でしかできない多様なジャンルに挑戦したかったんです。そうするうちにアクションも演じるようになりました」
『バリでの出来事』や『その冬、風が吹く』など、かつて「メロドラマの貴公子」として日本のファンを虜にした彼が、今や韓国を代表するアクション俳優の一人となった背景には、飽くなき挑戦心があったのです。
しかし、過酷な撮影は40代の体にこたえることもあるそう。
「実は膝の手術もしているので、アクションは本当に大変で避けたいくらいです(笑)。でも、今の現場にはフィジカルトレーナーがいて、筋肉をほぐしたり体調をチェックして監督に報告してくれるシステムが整っています。実は、韓国映画の現場に初めてトレーナーを導入したのもリュ・スンワン監督なんです。そのおかげで、今回も最後まで乗り切ることができました」
■ 2026年はチョ・インソンの年!巨匠たちとのコラボが続く贅沢な1年
チョ・インソンの勢いは『ヒューミント』だけにとどまりません。2026年は、彼にとってまさに「記念碑的な年」になりそうです。
ナ・ホンジン(나홍진)監督(映画『哭声/コクソン』など)の新作『ホープ(호프)』、さらには世界的な巨匠イ・チャンドン(이창동)監督(映画『バーニング 劇場版』など)と協業した映画『可能な愛(가능한 사랑)』の公開も控えています。
「劇場で映画を見る喜び、あの圧倒的な快感を観客の皆さんに思い出してほしい」
そう語る彼の目には、単なる主演俳優としての責任感だけでなく、映画界全体を盛り上げようとするベテランとしての余裕と品格が漂っています。
かつての「繊細な青年」から、人生の重みを知る「大人の男」へ。チョ・インソンの進化は、私たちの想像を遥かに超えるスピードで続いています。彼がスクリーンで見せる「一瞬の決意の表情」を、ぜひ劇場の大きなスクリーンで受け止めたいですね。
ドラマ時代の彼も素敵でしたが、今の「渋み」が増したチョ・インソンも最高に魅力的だと思いませんか?皆さんが一番好きなチョ・インソンの出演作は何ですか?ぜひコメントで教えてくださいね!
出典:http://www.cine21.com/news/view/?mag_id=109456&utm_source=naver&utm_medium=news





コメント