皆さま……。今日は、韓国中から愛された「国民の母」を巡る、あまりにも悲しく、そして憤りを感じるニュースをお伝えしなければなりません。大女優キム・スミ(김수미)さんが旅立たれてから時間が経つのに、まさかこのような形で彼女のお名前を聞くことになるとは……。私の大好きなドラマ『財閥家の末息子(이재방가의 막내아들)』のように、誰かが過去に戻ってこの状況を変えてくれたらいいのにと、切に願わずにはいられません。
韓国芸能界を代表する大女優、故キム・スミ(김수미)さんがこの世を去ってから、早いもので2年という月日が経とうとしています。しかし、今このタイミングで、故人とその遺族を深く傷つける、あまりにも残念な事実が明るみに出ました。
■ 故キム・スミさんへの出演料未払い問題が公論化
韓国エンターテインメント界の健全な運営を目指す「韓国芸能マネジメント協会(以下、連マネ協:연매협)」の賞罰調整倫理委員会と、「韓国放送演技者労働組合(以下、韓演労:한연노)」タレント支部は、今月13日に共同声明を発表しました。その内容は、あるミュージカル製作会社が故キム・スミさんに対し、2年近く経った今も出演料を支払っていないという衝撃的なものです。
声明の中で両団体は、「ミュージカル製作会社による出演料未払い行為は、社会通念上、重大な違法行為であり、正当化できない秩序攪乱行為です。これは故人に対する冒涜でもあります」と、強い言葉で非難しました。
具体的な製作会社の名称や作品名は伏せられているものの、故人の家族が直接被害を訴えている状況であることが明かされました。特に、キム・スミさんの義理の娘であり、女優としても活動しているソ・ヒョリム(서효림)さんら遺族が、この未払い問題によってさらなる精神的苦痛、いわゆる「二次被害」を訴えているという事実は、韓流ファンにとっても胸が締め付けられる思いです。
■ 韓国コンテンツ業界に根深く残る「構造的欠陥」
今回の事件がこれほどまでに注目されているのは、単に一人の俳優の被害に留まらず、韓国のエンターテインメント業界が数十年間にわたり抱えてきた「構造的な闇」を象徴しているからです。
韓国では多くの場合、放送局やプラットフォームが「外注製作会社(外注プロダクション)」にドラマや番組、舞台の制作を依頼します。この構造において、製作会社が広告収入や投資金を予定通りに確保できなかった場合、そのしわ寄せは真っ先に俳優や現場スタッフに及びます。
特に、ドラマの放映後や終映後に出演料が支払われるという慣行が定着しているため、製作会社が途中で資金難に陥ったり破産したりした場合、俳優側が対抗できる手段は極めて限定的です。これは、韓国の「儒教的価値観(目上の人や故人を敬う文化)」を重んじる社会において、本来であれば最も守られるべきレジェンド級の俳優であっても、ビジネスの場では脆弱な立場に置かれうるという冷酷な現実を示しています。
また、韓国の俳優やスタッフの多くは「フリーランス契約」という形態で働いています。そのため、彼らは日本の労働基準法に相当する法律の適用範囲外となるケースが多く、今回のような未払いが発生しても、多額の費用と時間がかかる「民事訴訟」以外に解決策がほとんどないのが現状です。
■ 業界団体による強力な制裁と再発防止への動き
連マネ協と韓演労は、今回の事態を重く受け止め、協力体制を構築して強力に対応することを宣言しました。両団体は「製作会社による出演料未払いが続く場合、業界からの追放を主導し、製作会社および製作者の活動を規制する制裁措置を講じる」と厳重に警告しています。
これまで韓国では、製作費の一部をエスクロー(第三者預託)形式で管理したり、放送局が俳優に直接出演料を支払う方式、さらには「支給履行保証保険(未払い時に保険金で補填される制度)」の導入などが議論されてきました。しかし、キム・スミさんのような大物俳優のケースでさえ、死後2年が経過しても解決していないという事実は、既存の制度がいかに形骸化しているかを物語っています。
キム・スミさんは、2024年10月25日、ソウル市内の自宅で心停止の状態で発見され、搬送先の病院で帰らぬ人となりました(享年75歳)。死因は高血糖ショックであったと伝えられています。生前、その類まれなる演技力と温かい人柄で、多くの後輩俳優や視聴者から愛された彼女が、天国で安らかに眠れるよう、一日も早い問題解決が望まれています。
出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1131655
キム・スミさんのような素晴らしい俳優さんが、亡くなった後までこのようなトラブルに巻き込まれているなんて、本当に心が痛みます。残されたご家族のソ・ヒョリムさんたちの心労を思うと、言葉もありません。皆さんは、華やかな韓国エンタメ界の裏側にこのような問題が隠れていることについて、どう感じられましたか?
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