「K-POPの生みの親」とも称されるあの大物が、ついに表舞台へと帰ってきます。韓国芸能界の勢力図を塗り替えたSMエンターテインメント(東方神起やNCTらが所属する大手事務所)の創設者、イ・スマン(이수만)氏が、自身の新会社「A2Oエンターテインメント」を通じて、本格的に韓国国内でのアイドルプロデュースを再開することが明らかになりました。
今回のニュースがなぜこれほどまでに大きな注目を集めているのか、そして2026年のK-POP界にどのような影響を与えるのか。日本のファンの皆さんが気になるポイントを整理してお伝えします。
■ 3年間の「封印」が解けた!イ・スマン氏の新たな挑戦
2023年2月、韓国エンタメ界に激震が走った「SM経営権争奪戦」を覚えている方も多いでしょう。当時、自身が保有していたSMの株式をHYBE(ハイブ/BTSらが所属する業界最大手)に売却した際、イ・スマン氏は一つの条件を飲みました。それが「3年間の競業禁止(キョンオプクムジ)」条項です。
「競業禁止」とは、簡単に言えば「一定期間、同じ業種で商売をしてはいけませんよ」という約束のこと。韓国のビジネスシーンでは、会社を売却する際によく見られる契約ですが、この条項により、イ・スマン氏はこれまで約3年間、韓国国内での芸能活動やプロデュースができなくなっていました。
しかし、2026年2月、ついにその「封印」が解かれました。関係者によれば、法的な問題はすべてクリアされており、満を持しての国内復帰となります。すでに今年上半期には、新しいボーイズグループのローンチを計画しているとのこと。かつてH.O.T.(エイチオーティー/90年代に爆発的人気を誇った第1世代アイドル)やEXO(エクソ)を世に送り出した伝説のプロデューサーが、令和の時代にどんなグループを仕掛けてくるのか、期待が高まっています。
■ 待ち受けるのは「レッドオーシャン」!BTSやStray Kidsとの真っ向勝負
しかし、再始動への道は決して平坦ではありません。現在のK-POP界は、供給過多とも言われる「レッドオーシャン(激戦区)」状態です。特に2026年は、かつてないほどのビッグネームが揃う「K-POP黄金イヤー」になると予想されています。
まず何といっても、絶対王者であるバンタンソニョンダン(BTS/방탄소년단、世界的な人気を誇る7人組ボーイズグループ)が、メンバー全員の兵役を終えて「完全体」としてカムバックを予定しています。2022年のジン(진)の入隊を皮切りに始まった空白期間を経て、約3年9カ月ぶりに7人が揃う姿を見られるとあって、世界中の「ARMY(アーミー/BTSのファン名)」が熱狂しています。
さらに、圧倒的なパフォーマンスで第4世代を牽引するストレイキッズ(Stray Kids/스트레이 키즈、JYP所属のセルフプロデュースグループ)も、2026年に向けた大規模プロジェクト「STEP OUT 2026」を発表済み。ニューアルバムやワールドツアー、さらにはドキュメンタリー映画の公開まで控えており、その勢いはとどまるところを知りません。
そんな中での新人グループのデビュー。業界関係者の中には「あまりにも競争が激しすぎるのではないか」と懸念する声もありますが、一方で「イ・スマンという名前の象徴性だけで、存在感は十分にある」という期待の声も根強くあります。
■ 「韓国人メンバーなし」で成功した先行例、A2Oの戦略とは?
実は、イ・スマン氏率いるA2Oエンターテインメントは、すでに「実験」を成功させています。2024年12月にデビューしたガールズグループ、エイトゥオーメイ(A2O MAY/에이투오메이)がその筆頭です。
興味深いのは、彼女たちの中に韓国人メンバーが一人もいないという点です。メンバーはアメリカ人と中国人のみで構成され、デビュー当初から主にアメリカ市場をターゲットにしていました。これは、中国政府による「韓限令(ハンハンリョン/韓国カルチャーの流入を制限する措置)」の影響を避けるための戦略でもありました。
この「脱・韓国」戦略が功を奏し、エイトゥオーメイはデビューからわずか1カ月で米ビルボードチャートにランクイン。中国の国営放送CCTVの音楽番組にも出演するなど、国際的な成功を収めました。今回新しく準備されているボーイズグループが、この「グローバル戦略」を引き継ぐのか、それとも王道のK-POPスタイルで韓国国内市場に挑むのか。そのコンセプトにも注目が集まっています。
K-POPというジャンルを作り上げ、体系的な「練習生制度(デビュー前に歌やダンスの英才教育を受けるシステム)」を確立したイ・スマン氏。彼が作る新しいボーイズグループは、果たして現代のファンを再び虜にできるのでしょうか。
もしイ・スマン氏がプロデュースする新グループが、かつての東方神起(とうほうしんき)やSHINee(シャイニー)のような、ボーカルとダンスの完璧なバランスを持つグループだったら……と想像するだけで、ワクワクしてしまいますよね。
数々のスターを育ててきた「魔法の手」が、再び動き出します。皆さんは、イ・スマン氏の復帰をどう思いますか?彼が放つ新グループは、BTSやStray Kidsの厚い壁を突き破ることができるでしょうか。ぜひ、あなたの期待や予想をコメントで教えてください!
出典:https://www.greened.kr/news/articleView.html?idxno=337953
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