韓国貿易協会がベトナムの消費者4名を対象に行った最新の意識調査で、韓国の芸能人やドラマによるマーケティング効果が実際の購入に繋がらない「デカップリング」現象が鮮明になっていることが判明しました。
■ 韓流マーケティングと実利の分離
かつてベトナム市場において、K-ビューティーの成長を牽引してきたのはドラマや芸能人といった韓国のポップカルチャーでした。しかし、近年のベトナム消費者の購入決定プロセスにおいて、韓流の影響力が実際の購入から切り離される「デカップリング(分離)」現象が顕著になっています。
最新の現地調査によると、韓国の有名人を起用した華やかな広告やマーケティングは、ブランドの認知度を高めるきっかけにはなるものの、最終的な購入を保証する要因ではなくなっています。ベトナムの消費者は「自分の肌に合う製品か」「目に見える効果があるか」を最優先しており、感情的な憧れよりも実利を重視する傾向が強まっています。
■ 中国製品の攻勢とK-ビューティーの防衛線
現在、東南アジア市場では中国のビューティーブランド(C-ビューティー)が、超低価格と素早いトレンド反映を武器に急速にシェアを伸ばしています。これに対し、K-ビューティーは「安全性の防護壁」を築くことで差別化を図っています。
現地の消費者は、K-ビューティーの独創的な資産として、中国製品には真似できない「成分の安全性」と「蓄積されたスキンケアのノウハウ」を挙げています。低価格攻勢の中でも、韓国製品に対する品質への信頼が、市場を守る核心的な役割を果たしていることが浮き彫りになりました。
■ ブランドロイヤリティの解体と今後の課題
ベトナムの消費者のブランド忠誠心(ロイヤリティ)は、過去に比べて大幅に低下していることも明らかになりました。インタビューに応じた女性たちは「韓国製品だからという理由だけで盲目的に購入することはない」と明言しています。
成分が安心でき、信頼性が高い製品であれば、いつでもグローバルブランドや現地の他ブランドと比較し、乗り換える意向があるとしています。これはK-ビューティーが今後、感性的なアプローチではなく、徹底した製品力と成分の透明性によって無限競争に挑まなければならない市場環境に置かれていることを示唆しています。
出典:https://www.thebk.co.kr/news/articleView.html?idxno=310067
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ C-ビューティー
「Chinese Beauty」の略称。近年、中国の化粧品ブランドが高度なデジタルマーケティングと圧倒的なコストパフォーマンスを武器に、タイやベトナムなどの東南アジア市場で急速に台頭している現象を指します。
■ デカップリング
本来は連動しているはずの2つの事象が、別々の動きを見せること。今回の記事では「韓流コンテンツの人気」と「韓国製品の消費」が比例しなくなっている経済的な変化を表現するために使われています。
韓国ドラマを観ていると、俳優さんの肌があまりに綺麗で同じ化粧品を使いたくなっちゃいますよね。でも、ベトナムの皆さんはすごく冷静に「成分」で選ぶようになっているみたいで驚きました。私はソン・ジュンギさんの透明感のある肌に憧れてついついパケ買いしちゃう派なんですが、これからは賢く成分もチェックしなきゃなって反省です。皆さんはコスメを選ぶとき、推しのモデルで選びますか?それとも成分表をじっくり見る派ですか?





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