フィギュア界の至宝イ・ヘインがISUアワードでベスト衣装賞候補に!世界を虜にしたK-POP風ガラ公演の舞台裏

2026年ミラノ・コルティナ・ダンペッツォ冬季五輪。氷上の熱戦が冷めやらぬなか、韓国フィギュア界の「次世代のエース」から嬉しいニュースが飛び込んできました。

国際氷上競技連盟(ISU)は3月10日、公式サイトを通じて「2026 ISUフィギュアスケート・アワード」の各部門の最終候補を発表しました。そのなかで、韓国女子シングルの看板選手であるイ・ヘイン(이해인)選手が、最も優れた衣装を披露した選手に贈られる「ベスト衣装賞(Best Costume)」の候補に選出され、大きな注目を集めています。

今回のノミネートは、単なるスポーツのニュースにとどまりません。彼女が氷上で見せた「韓国の伝統美」と、ファンを熱狂させた「K-POPスタイル」の融合は、日韓のエンタメファンの間でも語り草となっています。

■世界が認めたカルメンの情熱とボッテガ流の美学

今回、イ・ヘイン選手が「ベスト衣装賞」の候補に選ばれたのは、フリースケーティング(FS)で着用した一着です。今シーズンの彼女は、ジョルジュ・ビゼーの『カルメン組曲』と、日本でも人気の高いミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』をミックスした独創的なプログラムを披露しました。

その物語を彩ったのが、アメリカの著名デザイナー、リサ・マッキノン氏が手がけた黒のドレスです。右肩を大胆に露出したアシンメトリーなデザインに、鮮烈な赤い花がアクセントとして添えられており、カルメンの情熱と危うさを完璧に表現しています。

実はこの衣装、五輪期間中に世界的なファッション誌『VOGUE ITALIA(ヴォーグ・イタリア)』が選ぶ「五輪フィギュア・ベストルック」で、堂々の2位にランクインしたこともある逸品。フィギュアスケートの衣装は、技術点には直接反映されませんが、プログラムの世界観を伝える「舞台装置」として非常に重要視されます。韓国では、かつての「フィギュア女王」キム・ヨナ(김연아)さんが、洗練された衣装選びで常にトレンドを牽引してきましたが、イ・ヘイン選手もまた、その美学を正統に受け継いでいると言えるでしょう。

■「伝統美」から「K-POPアイドル」へ!衝撃のガラ公演

しかし、イ・ヘイン選手が今大会で最も観客の度肝を抜いたのは、競技終了後に行われたエキシビション(ガラ公演)での一幕でした。

リンクに現れた彼女は、韓国の伝統的な帽子である「カッ(갓)」を被り、扇子を手に、黒い「トゥルマギ(두루마기:韓国の伝統的なコート)」を羽織った姿で登場しました。韓国の伝統的な装束を現代的にアレンジしたスタイルは、まるで時代劇の主人公のような凛とした美しさ。

音楽は、ファンタジー要素の強い『K-DeHun(K-POPデーモンハンターズ)』という楽曲。優雅な舞いで観客を惹きつけたかと思いきや、演技の後半、彼女は羽織っていた黒の衣装を瞬時に脱ぎ捨てました。

その下から現れたのは、白いクロップド丈のトップスにショートパンツという、まさに「K-POPアイドル」そのもののステージ衣装!そのままキレのあるダンスを披露し、会場のボルテージは最高潮に達しました。

この鮮やかな変身劇には、日本のスポーツメディア『THE ANSWER』も注目。「イ・ヘインが瞬間的な衣装チェンジで観客を熱狂させた。優雅なダンスから一転、K-POPアイドルのような姿へ。180度のイメージチェンジにファンも歓喜した」と報じています。

韓国の伝統文化をリスペクトしつつ、世界的に愛されるK-POPの要素を取り入れる。こうした「ハイブリッドな表現力」こそ、現在の韓国エンタメが世界を席巻している強みであり、イ・ヘイン選手はそのマインドを氷の上で見事に体現してみせました。

■キム・ヨナの系譜を継ぐ、愛されるキャラクター

韓国では、イ・ヘイン選手のことを「キム・ヨナの後継者」と呼ぶ声が絶えません。しかし、彼女の魅力は技術力の高さだけでなく、その親しみやすいキャラクターにもあります。

韓国のスポーツ界では、目上の人を敬う「儒教的価値観」が今も根強く、選手たちは誠実で謙虚な態度を求められます。イ・ヘイン選手もインタビューなどでは非常に礼儀正しいことで知られていますが、一方でSNSやこうしたエキシビションでは、自分の好きなK-POPやダンスを全力で楽しむ「MZ世代」らしい自由な感性を見せてくれます。

今回のISUアワードは、18日までオンラインでのファン投票が行われ、専門家の評価を合わせて最終的な受賞者が決まります。イ・ヘイン選手は、韓国選手として

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