累計観客数62万人、寄付総額7億3千万ウォンを記録した歴史あるチャリティー公演が開催されました。2026年5月30日、約4万5千人がパジュのゴルフ場に集結し、全出演者がノーギャラでステージを披露しました。
■ 26年続く信念が「禁断の地」を「分かち合いの聖地」へ
2026年5月30日、韓国・京畿道坡州(パジュ)にある西元(ソウォン)バレーカントリークラブにて、第22回『西元バレーグリーンコンサート』が開催されました。このイベントは、大宝(テボ)グループのチェ・ドゥンギュ(최등규)会長が「企業の利益を社会に還元する」というノブレス・オブリージュの精神に基づき、2000年からスタートさせたチャリティーイベントです。
通常、会員制のゴルフ場は週末の営業を停止すると多額の損失が発生し、さらに芝生の損傷を懸念して一般開放を避けるのが業界の通例です。しかし、このコンサートのために西元バレーは毎年5月の最終土曜日に営業を中断し、コースを無償で開放してきました。これまでの累計観客数は62万人、累計寄付金は約7億3,000万ウォン(約8,000万円)に達しており、韓国国内だけでなく日本、中国、東南アジアからもK-POPファンが訪れるグローバルな祝祭として定着しています。
■ 豪華アーティストが「ノーギャラ」で集結する奇跡のステージ
今回の第22回公演には4万5,522人の観客が詰めかけ、歴代2位の規模を記録しました。このイベントの最大の特徴は、出演するすべてのアーティストがチャリティーの趣旨に賛同し、出演料を受け取らない「才能寄付(ジェヌンキブ)」の形で参加している点です。
当日は午後5時からの式典に続き、メインイベントのコンサートが開催されました。MCはがん闘病を乗り越えて復帰したコメディアンのパク・ミソン(박미선)が務め、会場を温かく包み込みました。出演ラインナップは、ベテランから若手K-POPグループ、トロット(韓国の演歌)歌手まで多岐にわたり、世代を超えた音楽の祭典となりました。
会場内に設置された飲食ブースやチャリティーバザーの収益金、合計5,062万ウォンは、全額が「愛の車椅子運動本部」やパジュ市内の児童養護施設、地域の困窮世帯への支援金として寄付されました。
■ ゴルフ場文化の転換点となった26年間の歩み
当初は「ゴルフ場でコンサートなんてできるのか」という懐疑的な視線もありましたが、チェ・ドゥンギュ会長の強い意志と、週末のラウンドを快く譲ったゴルフ場会員たちの協力により、26年もの間一度も途切れることなく続いてきました。
西元バレーのバレーコース1番ホールは、この日のために「グリーンコンサートホール」と名付けられ、美しい緑の芝生が巨大な客席へと変貌します。主催側は「我が家に大切な客人を招く心構えで準備した。家族や隣人と共に、ゴルフ場の貴重な芝生の上で心のゆとりを楽しんでほしい」と述べ、今後もこの伝統的な分かち合いの精神を継承していく意向を示しました。
出典:http://www.ttlnews.com/news/articleView.html?idxno=3112986
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 才能寄付(ジェヌンキブ)
自分の持つ技術や知識、才能を報酬を受け取らずに社会や公共のために提供する、韓国独自のボランティア文化の一つです。今回のコンサートのように、トップスターがノーギャラで出演することは、ファンにとってもそのアーティストを誇りに思うきっかけになっています。
■ ノブレス・オブリージュ
富や権力を持つ者が、それに応じた社会的責任や義務を果たすべきという道徳観です。韓国の財閥や企業経営者が、チャリティーや財団設立を通じて社会貢献を行う際に、この言葉がよく引用されます。
ゴルフ場の芝生の上でK-POPを楽しめるなんて、開放感がすごそうですよね。私の大好きなソン・ジュンギ(송중기)さんやキム・スヒョン(김수현)さんが出演するような硬派な社会派ドラマもいいけれど、こういう心温まるリアルな慈善活動のニュースを聞くと、韓国エンタメの持つ底力を感じて嬉しくなります。皆さんは、もし韓国に行くなら「推しのライブ」と「ドラマのロケ地巡り」、どちらを優先して計画を立てますか?





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