世界中で熱狂を巻き起こしているK-コンテンツ。その勢いは、単に「ドラマを見る」「音楽を聴く」という娯楽の枠を超え、今やファンの「ライフスタイル」そのものを変えようとしています。特に、親韓派が多いことで知られるベトナムでは、若者たちの日常の消費行動にまで韓国文化が深く浸透しているようです。
韓国のニュースメディア・YTNが報じた現地の様子からは、日本の韓流ファンにとっても共感できる「推し活」の熱いリアルが見えてきました。
■ 伝説のプロゲーマー「フェイカー」が動かす消費の波
今、ベトナムの若者たちの間で絶大な人気を誇っているのは、K-POPアイドルや俳優だけではありません。オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」の世界的なスター、フェイカー(페이커)ことイ・サンヒョク(이상혁)選手も、その一人です。
現地の中学生、ダン・ホアン・キエット・ラムくんは、フェイカー選手の熱狂的なファン。最近の彼の楽しみは、フェイカー選手がパッケージモデルを務める韓国のラーメンや関連商品を買うことだといいます。
「パッケージに憧れのフェイカー選手の写真があったので、どんな味か気になって食べてみたくなったんです」と語るラムくん。
韓国では「eスポーツ(コンピューターゲームをスポーツ競技として捉えるもの)」の地位が非常に高く、トップ選手は国民的なヒーローとして扱われます。日本でも最近はeスポーツへの注目度が高まっていますが、韓国では地上波のバラエティ番組にトップ選手が出演したり、大手企業の広告モデルに起用されたりするのはごく当たり前の光景。そんな韓国発の「eスポーツ・スター」という新しいアイコンが、ベトナムの若者の購買意欲を刺激しているのです。
■ 「推しと同じスタイルになりたい」SNSが繋ぐファッション文化
一方、K-POPファンの間では「ファッション」を通じた推し活が定着しています。
大学生のチャン・トゥ・アイン(쩐 또 아인)さんは、K-POPダンスサークルに所属するほどの熱心なファン。彼女のこだわりは、好きなアイドルの衣装やアクセサリーをそのまま再現して身につけることだそうです。
アインさんは「アイドルに近いイメージを感じられるだけでなく、日常生活でも活用できるデザインが多いのが魅力です」と話します。
ここで興味深いのが、その購入ルートです。ベトナムではSNS、特にFacebook(フェイスブック)を活用したオンラインショッピングが非常に盛んです。アインさんはFacebookを通じて、アイドルの衣装を専門に扱う信頼できるショップを探し、日常的に注文しているといいます。
日本ではメルカリや特定のECサイトを利用するのが一般的ですが、ベトナムではSNSがそのまま巨大なマーケットプレイスとして機能しており、ファン同士の情報交換と購買がダイレクトに結びついているのが特徴です。
■ 「見る」文化から「体験する」文化へ
かつての韓流ブームは、画面越しにスターを眺める「鑑賞」が中心でした。しかし、今のベトナムで見られる光景は、スターが食べているものを食べ、スターが着ているものと同じスタイルで街に出るという「体験」へのシフトです。
これは日本でも、韓国ドラマに登場した「チャパグリ(2種類の即席麺を混ぜた料理)」が流行したり、韓国のコンビニフードが人気を集めたりしている状況と非常によく似ています。韓国のコンテンツは、単なる物語ではなく「自分もあんな生活をしてみたい」と思わせる強力なライフスタイル提案の力を持っていると言えるでしょう。
ベトナムの若者たちにとって、K-コンテンツはもはや「外国の文化」ではなく、自分たちの日常を彩る「憧れのスタンダード」になっているようです。
日本でも「推し」が使っているアイテムを特定して購入する「特定班」の動きや、韓国風メイク・ファッションが定番化していますが、ベトナムの若者たちの熱量も負けてはいませんね!
eスポーツからファッションまで、ジャンルの垣根を超えて広がるK-コンテンツの影響力。皆さんも、推しの影響でついつい買ってしまったものや、生活に取り入れた韓国文化はありますか?「私はこれがやめられない!」というエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
出典:https://www.ytn.co.kr/replay/view.php?idx=46&key=202603011911236110





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