NCT WISH、男性アイドル初の1億再生突破!Z世代を虜にした「アルゴリズムの推し」の戦略

SM エンターテインメント傘下の6人組ボーイズグループ・NCT WISH(ウィッシュ)が、デビュー2年でZ世代(1997年~2012年生まれ)の心を掴み、トレンドを牽引している。シオン、ユウシ、リク、サクヤ、リョウ、ジェヒからなるNCT WISHは、親グループNCTの「ネオフューチャリズム」というコンセプトではなく、キュートでキッチュな魅力で勝負。SNS上で「Z世代狙い撃ちアイドル」として話題を集めており、その秘密が今、注目を集めている。

**独自の「ウィッシュコア」感性がZ世代の心を射抜く**

NCT WISHが一躍注目を浴びたのは、爽やかで幻想的な雰囲気にY2K(2000年代初期の懐かしトレンド)の星や羽などを組み合わせたビジュアルからだ。グループ内で「ウィッシュコア」と呼ばれるこの独特な世界観は、Z世代から熱い支持を受けている。

男性アイドルグループの中でも珍しい、明るくかわいらしいコンセプトを説得力を持って表現。グループ独自の感性を確立することに成功した。特に注目すべきは、「キスユー」「TT」「聞いてよ」など、ガールズグループの楽曲をカバーするステージだ。ファンからの反応は爆発的で、このアプローチがグループのアイデンティティとなっている。

2月21日のデビュー2周年を記念して開催されるファンミーティングのタイトルからも、グループの戦略が見て取れる。「6人の王子様から求婚されたら困るんですけど」というロマンティックファンタジーをテーマにしたこのイベントは、Z世代が消費する恋愛ファンタジー小説のトレンドを巧妙に取り込んだもの。先行予約だけで満席になるほどの人気ぶりを見せている。

**Z世代向けカスタマイズ戦略「参加型」の力**

NCT WISHの強みは、オフラインイベントの企画にも表れている。新作アルバムのリリースは、単なる音楽発表に留まらない。ファンが実際に現地で参加し、写真や動画として記録できるスペースを用意するのだ。

SNS発信が活発なZ世代にとって、この体験型コンテンツは最高のマーケティング手法となっている。昨年4月には、2枚目のミニアルバム『poppop』発売を記念して、インチョン・ソンドタルビッ祭り公園で『poppop in the bubble』というスペシャルイベントを開催。アルバムの元気で軽快な雰囲気をビジュアルで表現したバブルドームを設置し、ミュージックビデオやティザーコンテンツの要素を再現することで、ファンに独特の体験をもたらした。

同年9月には、3枚目のミニアルバム『COLOR』発売記念イベント『NCT WISH COLOR PALETTE』をソウル・江南区のCOEXで開催。メンバーへの応援メッセージが書き込めるゲストブックや、様々なフォトスポットを設置するなど、「カムバック」を「参加型プロジェクト」へと拡張させた。このアプローチがZ世代に響き渡っている。

**YouTube Shorts・Instagramリールで「アルゴリズムの推し」へ**

NCT WISHの影響力が最も顕著なのが、YouTube Shorts、Instagramリール、TikTokなどのショートフォーム動画プラットフォームだ。Z世代の主流メディアであるこれらのチャネルで、グループは単なるプロモーション動画にとどまらない「真似したくなる、シェアしたくなるコンテンツ」を次々と生み出している。

その成果が明確に表れたのが、2月8日のこと。NCT WISHが昨年8月にアップロードした『참참참(チャムチャムチャム)』というYouTube Shortsが、K-POP男性アイドルの公式アカウント上で初となる1億再生を突破したのだ。これは業界内でも快挙として報じられている。

さらに、グループが投稿した『아둥바둥(アドゥンバドゥン)』というInstagramリールは、Instagramの公式アカウントが「現在最もトレンディなリール」として直接シャウトアウト。話題を呼んでいる。

このようなアルゴリズムフレンドリーな流れを掴んだ背景には、高い中毒性を持つコンテンツの選定と、優れた消化力が指摘されている。流行のチャレンジを素早くキャッチし、自分たちのユニークな魅力で再解釈。誰もが簡単に真似でき、楽しめるコンテンツを提示することで、Z世代とアルゴリズムの両方から支持を獲得しているのだ。

Z世代の信頼とSNSアルゴリズムの選択を同時に手にしたNCT WISH。彼らがどこまで影響力を広げていくのか、今後の活動が注目される。

出典:https://www.xportsnews.com/article/2114163

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