高額転売にサヨナラ!韓国K-POP界でVRコンサートが最強の選択肢に選ばれる理由

「推しのコンサートに行きたい、でもチケットが取れない……」。そんな切実な悩みを抱えるのは、日本のファンも韓国のファンも同じです。特に最近のK-POP界では、目を疑うような高額転売が大きな社会問題となっています。

そんな中、韓国のファンの間で「転売ヤーから10万円のチケットを買うくらいなら、3000円でVRコンサートの最前列に行く!」という新しいムーブメントが起きているのをご存知でしょうか?今回は、今韓国で急激に需要が高まっている「VRコンサート」と「ライブビューイング」の最新事情をお届けします。

■「転売価格11万円」にファンがNO!トゥアス(TWS)の賢い選択

今、韓国で最も勢いのある新人グループの一つ、トゥアス(TWS/6人組ボーイズグループ)を例に挙げてみましょう。彼らは今月27日から29日まで、ソウルの「ハンドボール競技場(かつてのチケットリンク・ライブアリーナ、収容人数約5,000人)」でファンミーティングを開催予定です。

デビューから1年で爆発的にファンが増えた彼らですが、その人気に目をつけたのが国内外の転売ヤーたちでした。中国のSNS「小紅書(シャオホンシュ)」などでは、定価約1万円のチケットが、なんと100万ウォン(約11万円)を超える価格で取引されているといいます。

こうした異常な事態に対し、ファンたちが「それなら映画館に行こう!」と詰めかけているのが、メガボックス・コエックス店などで上映中のVRコンサート『TWS VR CONCERT : RUSH ROAD(ラッシュロード)』です。

あまりの人気ぶりに、当初4月4日までだった上映期間は4月12日まで延長が決定。ファンミーティング当日の回は、かなり前からほとんどの席が埋まってしまうという異例の事態になっています。

■「メンバーの顔のホクロまで見える」VRならではの神視界

では、なぜファンは「生」のステージではなくVRを選ぶのでしょうか?最大の理由は、圧倒的な「コスパ」と「没入感」にあります。

VRコンサートのチケット代は約3,300円。転売価格の30分の1以下でありながら、その満足度は想像を絶するものです。実際に体験したファンの声を聞くと、VRならではの魅力が見えてきます。

まず、視界が「神席」以上だということ。専用のゴーグルを装着すると、メンバーが目の前数センチまで近づいてくる感覚を味わえます。記事の取材に応じた記者は「メンバーの顔にある小さなホクロまで見えるほど。全員とアイコンタクトができ、頭をなでてくれるようなファンサービスまで受けられる」と語っています。

韓国語で「クル(蜂蜜のように甘い)シヤ(視界)」という言葉がありますが、まさにこのVRこそが究極の「クル視界」なのです。さらに、映画館のプレミアムなリクライニングシートでゆったり鑑賞でき、限定のフォトカードなどの特典(グッズ)ももらえるとあって、「これなら何度もリピートしたい」というファンが続出しています。

■「代替案」から「必須の文化」へ進化する鑑賞スタイル

こうした動きはトゥアス(TWS)だけではありません。先日、ソウルの「KSPOドーム(オリンピック公園内の大型アリーナ、収容人数約1万5千人)」でワールドツアーを開催したジェロベースワン(ZEROBASEONE/9人組ボーイズグループ)や、今月20日から同会場でフィナーレ公演を行うエヌシーティー・ドリーム(NCT DREAM/7人組ボーイズグループ)も、映画館でのライブビューイングを積極的に取り入れています。

韓国の音楽業界では、2023年に放送されたオーディション番組『ボーイズプラネット(BOYS PLANET)』の最終回イベントを機に、ライブビューイングの文化が本格化しました。また、VRコンサートについても、同年、エスパ(aespa/4人組ガールズグループ)が世界初のVRコンサートを開催して以来、急速にその技術と需要が拡大しています。

数年前までは、VRやライブビューイングは「現場に行けない人が渋々選ぶもの」というイメージがありました。しかし、チケット価格の高騰や転売問題が深刻化する今、これらは「快適に、安く、最高の視界で推しを楽しむための賢い選択肢」へと変化しています。

■これからのK-POP応援スタイルはどう変わる?

もちろん、会場で聴く生歌や、ファン同士が一体となって叫ぶ応援(応援法)の魅力は代えがたいものです。しかし、手の届かない高額転売に手を出すのではなく、公式が提供する高品質な「VR」や「ビューイング」を楽しむことは、結果としてアーティストを守ることにも繋がります。

最新技術を駆使して、まるですぐ隣に推しがいるような体験ができるVRコンサート。もし日本でも上映されたら、皆さんは体験してみたいですか?

チケット争奪戦に一喜一憂するのも推し活の醍醐味ですが、たまには映画館でゆったりと「至近距離の推し」を堪能するのも、新しい幸せの形かもしれませんね。皆さんは「現場主義」ですか?それとも「VR・ビューイング派」ですか?ぜひコメントで教えてください!

出典:https://www.dailian.co.kr/news/view/1621038/?sc=Naver

  • X

コメント

PAGE TOP