中国のヒットドラマをリメイクした『組み立て式家族』は、最高視聴率3.7%を記録し、Netflixでも配信されました。10年間を家族として過ごし、その後10年間を他人として離れて過ごした3人の再会を描いています。
■ 血よりも濃い絆で結ばれた「家族」の物語
JTBCで放送されたドラマ『組み立て式家族』は、2024年10月から11月にかけて全16部作で公開され、多くの視聴者に温かな感動を与えました。本作は、親に捨てられたり、家族を失ったりといった深い傷を持つ3人の子供たちが、2人の父親に育てられながら、本当の家族以上の絆を築いていく姿を描いたヒューマンドラマです。
演出は『二十五、二十一』などを手掛けたキム・スンホ監督が務め、繊細な心理描写と心温まるストーリー展開が話題となりました。物語の舞台は海辺の街・ヘドン。血の繋がりは一切ないものの、毎日同じ食卓を囲み、お互いの体温を感じながら成長した3人の若者が、それぞれの事情で一度は離れ離れになり、10年後に再会するところから物語は大きく動き出します。
■ 主演キャストが演じる個性豊かなキャラクターたち
物語の中心となるのは、若手実力派俳優として知られる黄インヨプ(황인엽)、チョン・チェヨン(정채연)、ペ・ヒョンソン(배현성)の3人です。
黄インヨプが演じるキム・サンハは、幼い頃に妹を亡くし、そのショックで去っていった母親の代わりに、階下に住む家族に救われて育ちました。優秀で冷静沈着な整形外科のレジデント(研修医)となった彼は、10年ぶりにヘドンへ戻り、家族だと思っていたヒロインに対して、一人の男性として向き合おうとします。
チョン・チェヨンは、明るく前向きなベーカリーの店主、ユン・ジュウォンを演じています。彼女の父親であるユン・ジョンジェが、身寄りのないサンハとヘジュンを我が子のように育て、彼女にとっても2人は「絶対に離れない兄たち」でした。しかし、再会した2人から家族以上の関係を求められ、戸惑いながらも自分の心を見つめ直していきます。
ペ・ヒョンソンが演じるカン・ヘジュンは、母親に預けられた先で今の父親に出会い、育てられた青年です。バスケットボールに打ち込み、自分を育ててくれた父への恩返しを第一に考えて生きてきました。一度は実の父親を追ってアメリカへ渡りましたが、10年後、再びヘドンで「本当の家族」として根を下ろそうと奮闘します。
■ 小さな優しさが生む「多情」の力
本作の企画意図として強調されているのは「多情(タジョン:思いやりや情が深いこと)」の尊さです。特別な事件が起きるわけではなくても、誰かが入り口のドアを押さえて待っていてくれるような、日常の小さな配慮が人を救うというメッセージが込められています。
親から見捨てられた経験を持つ3人が、血縁という枠組みを超えて「組み立てられた家族」として幸せを追求する姿は、現代社会における新しい家族の在り方を提示しました。また、10年の空白期間を経て、かつての家族愛が恋愛感情へと変化していく過程も、視聴者の心を掴んだ大きなポイントです。
出典:https://www.lecturernews.com/news/articleView.html?idxno=202733
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ レジデント(전공의)
韓国の医療現場では、医学部を卒業して医師免許を取得した後、大学病院などの専門病院で一定期間の実務研修を受ける医師のことを指します。本作のサンハのように、整形外科などの専門科に所属して研鑽を積む姿は、韓国ドラマでもよく描かれるエリートの象徴的なキャリアの一つです。
■ 家族の呼称
韓国では、親しい間柄であれば血が繋がっていなくても、年上の男性を「オッパ(兄さん)」、年上の女性を「オンニ(姉さん)」と呼びます。本作のように、幼い頃から一緒に育った場合、その呼び方が「親愛なる兄」から「愛する男性」へと意味が変わっていく過程が、韓国のロマンス作品における大きな見どころの一つになっています。
私は財閥ドロドロ系が大好きなんですが、こういう心温まる「擬似家族」の物語も、見終わった後に優しい気持ちになれるから良いですよね。黄インヨプさんが見せる、お兄さんから一人の男性に変わる瞬間の眼差しには、恋愛ドラマがあまり得意じゃない私でもドキッとしちゃいました。皆さんは、血の繋がりがなくても本当の家族になれると思いますか?それともやっぱり、どこかで線引きが必要だと感じますか?





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