俳優の安藤サクラが、初の韓国映画出演作『ドラ』で第79回カンヌ国際映画祭の監督週間に参加しました。出演を一度断りながらも、チョン・ジュリ監督の手紙によって出演を決意した経緯や、言葉の壁を越えた現場の裏側を明かしています。
■ 安藤サクラが初の韓国映画でカンヌ国際映画祭の舞台に
日本の俳優である安藤サクラ(안도 사쿠라)が、自身初となる韓国映画出演作『ドラ』で、フランスで開催されている第79回カンヌ国際映画祭を訪れました。現地時間5月19日、カンヌのパレ・デ・フェスティバル内にあるKOFIC(韓国映画振興委員会)広報館にてインタビューに応じ、作品への思いや韓国の撮影現場での経験を語りました。
映画『ドラ』は、ソウルを離れて夏の海辺の別荘へ向かった家族と、そこで出会った謎の病を患う少女ドラが、互いに絡み合いながら関係や感情が揺れ動き始める姿を描いた作品です。本作は、デビュー作『ドヒよ』や、日本でも話題となった『次、そーひ』(原題:次のソヒ)を手掛けたチョン・ジュリ(정주리)監督が演出を務めています。安藤サクラは、ドラと向き合い、自身の傷や感情を見つめ直すことになる女性・ナミを演じました。
■ 一度は出演を辞退も、監督からの熱い手紙で一転
安藤サクラは、最初にシナリオを受け取った際、出演を断ったというエピソードを明かしました。その理由として「韓国語が全く話せないことへの言語的な負担」と、出産を経て変化した自身のエネルギーが、作品の持つ「セクシャルなシーンや強いドラマ」と合うかどうか悩んだためだと説明しています。
しかし、断った後にチョン・ジュリ監督から一通の手紙を受け取ったことで心境に変化が訪れました。手紙には、彼女が演じやすいよう配慮し、寄り添うという内容が綴られており、直接会ってみたいと感じるようになったといいます。最終的に「ナミが海に浮いている」という鮮烈なイメージが頭から離れず、その一枚の絵に魅了されたことが出演の決め手となりました。
■ 言葉を越えた「演技」の本質と共演者への敬意
劇中での韓国語の演技について、安藤サクラは「言語ができない外国人話者が、完璧に話しているように設定されている場合の違和感をなくしたかった」と語り、監督と綿密な打ち合わせを重ねたことを強調しました。最初は言語への不安があったものの、実際に現場に立つと「演技は言葉を越えるもの」だと改めて実感したといいます。言葉の壁があったからこそ、目の前にいる俳優との間に生まれる感情や瞬間に、より深く集中できたと振り返りました。
共演したキム・ド연(김도연)(アイドルグループWeki Mekiの元メンバーとしても知られる俳優)についても言及しました。安藤サクラは、スタイリッシュなイメージのあった彼女が、劇中で強い生命力を持つドラを完璧に演じきったことに驚き、「彼女が演じたからこそ、ドラの中に希望や愛への追求を感じることができた」と称賛を贈りました。
撮影を終えた安藤サクラは、今回の経験を通じて自身の向向上心が刺激されたとし、今後は韓国だけでなく、さらに多くの国の映画作品にも参加したいという意欲を示しました。
出典:https://www.sisaweek.com/news/articleView.html?idxno=235609
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ KOFIC(韓国映画振興委員会)
韓国映画の質的向上と振興を目的として設立された政府傘下の機関です。カンヌなどの国際映画祭では、韓国映画のプロモーションや映画人の交流をサポートするための広報館を設置し、世界へ魅力を発信しています。
■ チョン・ジュリ監督
映画『ドヒよ』でデビューし、カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に招待された経歴を持つ実力派監督です。社会から疎外された人々や女性の複雑な感情を繊細に描くことで知られており、最新作『ドラ』でもその独自の演出が注目されています。
安藤サクラさんの演技力は世界でも認められていますが、韓国の巨匠チョン・ジュリ監督とタッグを組むなんて本当に胸が熱くなります!恋愛メインの作品ではないですが、安藤さんの深い表現力ならミステリアスな雰囲気も完璧ですよね。皆さんは、日本の俳優さんが韓国映画で活躍するのを観たいですか?それとも日本の作品に専念してほしい派ですか!





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