IU(아이유)とピョン・ウソク(변우석)共演のドラマ『21世紀の大君夫人』が、第4回で視聴率11%を突破しました。完璧な布陣と言われる本作ですが、主演二人のスター性が高すぎることが生む意外な課題が指摘されています。
■ 放送4回で視聴率11%突破!現代に王室が存在するifストーリー
MBCの新ドラマ『21世紀の大君夫人』が、放送開始からわずか2週目(第4回)で視聴率11%の壁を突破し、OTTプラットフォームのランキングでも上位を独占するなど、驚異的な興行成績を記録しています。本作は「もしも21世紀の韓国にまだ王室が存続していたら」という設定に基づいた立憲君主制(国王は存在するが、政治的実権は持たない政治形態)の世界を描くロマンス・ファンタジーです。
物語の軸となるのは、財界1位のキャッスルグループの次女でありながら、平民出身という立場から「醜いアヒル」として扱われるソン・ヒジュと、ヒジョン大王の次男でありながら「次男」という身分ゆえに何もしてはならない制約の中で生きるイ・アン大君の二人。財閥という身分の壁に阻まれた女性と、出生の壁に阻まれた王子が、政略結婚を通じてその壁を乗り越えていく過程が描かれています。
■ ピョン・ウソクとIUの豪華共演が放つ圧倒的な存在感
本作の最大の話題は、なんといってもピョン・ウソク(변우석)とIU(아이유)のキャスティングです。前作『ソンジェ背負って走れ』で一躍トップスターの仲間入りを果たしたピョン・ウソクが次期作に選んだという点に加え、国民的スターであるIUとの共演は、放送前から大きな関心を集めていました。
劇中でピョン・ウソクが演じるイ・アン大君は、大衆が彼に対して抱く「王子様」のようなファンタジーをそのまま具現化したようなビジュアルと品格を兼ね備えています。一方で、IUが演じるソン・ヒジュもまた、財閥のトップにふさわしい華やかさとカリスマ性を違和感なく表現しており、二人の共演シーンは「まぶしすぎるほどに豪華」と評されています。
■ 「完璧すぎる」ゆえの盲点?視聴者が入り込む隙間
しかし、この完璧なキャスティングが、ドラマの没入感において意外な弱点になっているという分析も出ています。現地のレビューでは、本作を「一つの空に二つの太陽が輝いている状態」と表現しています。
IU演じるヒジュは、庶子(正妻ではない女性から生まれた子供)であることの劣等感から常に1位を追求する完璧主義者ですが、彼女を取り巻く周囲の人物たちが能力や人格において不足しているように描かれています。その中で一人だけ突出して完璧なIUの姿は、視聴者にとって驚きや新鮮味が薄く、キャラクターの抱える欠乏感に共感しづらいという指摘がなされています。
また、ピョン・ウソクについても「王子様役に似合いすぎている」ことが、逆に行方の予想がつく安定感を生んでしまっているという意見もあります。過去のヒット作である『ミスター・サンシャイン』におけるイ・ビョンホン(이병헌)とキム・テリ(김태리)、あるいは『恋人〜あの日真実の愛を求めて〜』におけるナムグン・ミン(남궁민)とアン・ウンジン(안은진)のように、一方が「光」となり、もう一方がその光を受けることで新たな魅力を開花させるという「光の傾斜」が、本作には不足しているというのです。
主演二人がすでに完成されたスターであるため、ストーリーの隙間を埋める視聴者の「応援したくなる余地」が失われているという見方です。皮肉にも、王妃役のコン・スンヨン(공승연)や、秘書役のイ・ヨン(이연)、ユ・スビン(유수빈)、尚宮役のパク・ジュンミョン(박준면)といった脇を固める俳優たちの演技に、より新鮮なエネルギーを感じる視聴者も少なくありません。
『21世紀の大君夫人』は、脚本公募展を通じて発掘された新鮮なアイデアが光る作品です。あまりにも強力な「IUとピョン・ウソク」というカードを切ったことが、最大の武器であると同時に、作品の深みを追求する上でのハードルになっているのかもしれません。
出典:http://topclass.chosun.com/news/articleView.html?idxno=36158
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 韓国ドラマにおける立憲君主制の設定
韓国は実際には大統領制の共和国ですが、ドラマの世界では『宮〜Love in Palace』や『ザ・キング: 永遠の君主』のように、「もし現代に王室が残っていたら」という設定が人気ジャンルの一つです。歴史的な伝統と現代の華やかさが融合する様子は、韓国国内だけでなく海外のファンからも高い支持を得ています。
■ 庶子(ソジャ)と現代の階級意識
記事の中に登場する「庶子(正式な婚姻関係以外で生まれた子)」という言葉は、かつての朝鮮時代の身分制度に由来します。現代のドラマでは、財閥家の中での複雑な家庭環境や、そこから生まれる差別、劣等感を描くためのメタファーとしてよく使われます。「スプーン階級論(親の経済力で人生が決まるという考え)」が浸透している韓国社会では、こうした出生による格差は今も関心の高いテーマです。
ピョン・ウソクさんとIUさんなんて、画面が割れそうなくらい豪華ですよね。私は『財閥家の末息子』みたいな、ドロドロした財閥の権力争いがある設定が大好きなので、このドラマもすごく期待していたんです。ただ、スター同士だと期待値が上がりすぎて、逆にハードルが高くなっちゃうのかもしれませんね。皆さんは、最初から完璧な配役のドラマが好きですか?それとも、意外な俳優さんが大化けするドラマの方がワクワクしますか?
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