韓国BLの金字塔ウリセ公開3周年!ファンが独立映画界へ贈った粋なプレゼントとは?イ・ジョンヒョク&イ・スンギュへの愛が繋ぐ支援の輪

韓国のみならず、日本のファンも熱狂させたBL(ボーイズラブ)ドラマの傑作『僕らの恋はシミュレーション(우리 연애 시뮬레이션/略称:ウリセ)』が、公開から3周年を迎えました。この記念すべき節目に、作品を愛するファンたちが「粋な形」でお祝いをしたことが韓国で大きな話題となっています。

単なるお祝いの広告やプレゼントではなく、韓国の映画界を支える「独立映画」への寄付という形を選んだファンたちの想い。そこには、韓国特有の推し活文化と、俳優の未来を心から願う温かいメッセージが込められていました。今回は、今もなお愛され続ける『ウリセ』の魅力と、今回話題となった「席後援(ナヌムジャリ後援)」という韓国独自の文化について紐解いていきましょう。

■「推しの名前が映画館に刻まれる」ファンが繋いだ400万ウォンの支援

2026年3月9日、ドラマ『僕らの恋はシミュレーション』のファンたちが、作品公開3周年を記念して独立映画の支援に乗り出しました。今回の支援は、韓国・ソウルにある独立映画専用館「インディースペース(2007年にオープンした韓国初の民間独立映画専用館)」への寄付という形で行われました。

今回、ファンの集まりである「プレイヤー(作品のファンネーム)」たちが集めた寄付金は合計400万ウォン(約45万円)。この寄付により、インディースペースの劇場内にある座席「E11」と「E12」には、それぞれ主演俳優であるイ・ジョンヒョク(이종혁)とイ・スンギュ(이승규)の名前が刻まれた名札が設置されました。

ここで注目したいのが、韓国のファン文化における「善き影響力(ソナン・ヨンヒャンリョク)」という考え方です。
韓国では、推しの誕生日や記念日にファンが自発的に寄付を行うことが一般的です。これは単に「おめでとう」と伝えるだけでなく、「推しの名前で社会に貢献することで、アーティストのイメージを高め、その活動を応援する」という儒教的な徳の考え方や、コミュニティを大切にするファンカフェ(ファン同士が交流するオンラインコミュニティ)文化が背景にあります。

特に今回の舞台となった「独立映画(インディーズ映画)」への支援は、まだ光が当たっていない才能ある監督や俳優たちが活躍する場所を守るという意味で、映画ファンからも高い評価を受けています。

■3年経っても色あせない「ウリセ」の魅力!日本でも異例のロングラン

『僕らの恋はシミュレーション』は、いわゆる「再会ラブストーリー」の名作として知られています。高校時代に親友だったものの、ある告白をきっかけに疎遠になってしまったイ・ワン(イ・ジョンヒョク)とシン・ギテ(イ・スンギュ)。7年の時を経て、ゲーム会社で再会した二人が、かつてのぎこちない初恋を「攻略」していく物語です。

この作品が公開当時、どれほど大きなインパクトを与えたかは数字が物語っています。
韓国の配信プラットフォーム「NAVERシリーズオン(NAVERが運営する動画配信サービス)」では、リアルタイム・デイリー・ウィークリー・マンスリーの全カテゴリーで1位を独占する「パーフェクト・オールキル」を達成。さらに、日本の「楽天TV(Rakuten TV)」でも月間ランキング2位を記録するなど、日韓で「ウリセ現象」を巻き起こしました。

ゲーム会社という設定を活かし、恋愛をシミュレーションゲームに見立てた演出や、何よりも主演二人の圧倒的なケミ(化学反応/相性の良さ)がファンの心を掴んで離しませんでした。無口で繊細なイ・ワンと、彼を一途に思い続ける強引ながらも優しいシン・ギテ。二人の繊細な感情の揺れ動きが、3年経った今でも多くの「プレイヤー」たちを惹きつけているのです。

■「名前が刻まれる日を信じて」ファンが俳優に贈ったメッセージ

今回の寄付に際し、ファンたちは次のような感動的なメッセージを残しています。

「ドラマが公開されてから、もう3周年です。プレイヤーたちが作品を愛する気持ちを込めて、二人の俳優の情熱とこれからの歩みを応援したく、この後援を決めました。いつか近い将来、二人の名前がより多くの作品を通じて大衆の心に刻まれる日を楽しみにしています」

このコメントからも分かるように、今回の寄付は過去の作品を懐かしむだけのものではなく、イ・ジョンヒョク、イ・スンギュという二人の俳優の「未来」に向けた投資でもあります。

韓国の俳優にとって、独立映画は「登竜門」とも言える大切な場所です。多くのトップスターたちが独立映画で実力を磨き、商業映画や大ヒットドラマへと羽ばたいていきました。そんな場所の座席に二人の名前が刻まれたことは、ファンにとって「ここからまた、二人の素晴らしい物語が続いていく」という願いの象徴なのです。

インディースペースの「ナヌムジャリ後援(分かち合いの席後援)」は、200万ウォン以上の寄付で座席に名前を刻める制度ですが、2012年の再開館以来、多くの観客や監督、俳優たちが参加してきました。日本の映画館でも「一口オーナー」のような制度がありますが、韓国では「ファンの団結力」によってこれが実現される点が非常にユニークです。

公開から3年という月日が流れても、作品への愛が薄れるどころか、社会に貢献する形へと進化している『僕らの恋はシミュレーション』。こうしたファンと作品の絆こそが、現在のKドラマ、そしてK-BL人気を支える真の原動力なのかもしれません。

二人の俳優の名前が刻まれた座席は、これからも多くの映画ファンを迎え、韓国映画の未来を見守っていくことでしょう。日本のファンにとっても、聖地巡礼の新しいスポットとして注目を集めそうですね。

さて、皆さんは『ウリセ』の中で一番好きなシーンや、忘れられないセリフはありますか?3周年を機に、久しぶりにまた二人の恋の攻略を見守りたくなりますね。ぜひ、あなたの「ウリセ愛」をコメントで教えてください!

出典:https://www.bntnews.co.kr/article/view/bnt202603090051

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