韓国文化体育観光部の崔輝泳(チェ・フィヨン)長官が、映画・映像分科の第3次会議を主宰しました。作品のIP(知的財産権)を制作会社が保持するための具体的な支援策や、海外市場への直接進出を後押しする戦略が議論されています。
■ Kコンテンツの持続可能な成長に向けた第3次会議を開催
韓国の文化体育観光部(文化行政を司る中央行政機関)は、コンテンツ産業のさらなる発展を目指し、映画・映像分科の第3次会議を執り行いました。今回の会議は崔輝泳(チェ・フィヨン)長官が議長を務め、業界の専門家や関係者と共に、韓国の映像コンテンツがグローバル市場で競争力を維持するための具体的な方策について深い議論が交わされました。
近年、韓国のドラマや映画は世界的なブームを巻き起こしていますが、一方で制作費の高騰や、グローバルOTT(インターネットを通じて配信される動画サービス)プラットフォームへの依存度が高まっていることが課題視されています。今回の会議では、これらの課題を解決し、韓国の制作会社が自立して成長できるエコシステムを構築することに焦点が当てられました。
■ 知的財産権(IP)の確保と制作支援の強化
会議の大きな柱となったのは、制作会社によるIP(知的財産権)の確保です。現在の制作環境では、莫大な制作費を確保するためにグローバルプラットフォームと契約を結ぶ際、IPをプラットフォーム側に譲渡するケースが少なくありません。
これに対し、政府側は制作会社がIPを保有し続けられるよう、金融支援やファンドの活用を提案しました。制作会社が自らIPを持つことで、作品のヒットに伴う二次著作物(リメイクやグッズ展開など)の収益を直接得られるようになり、それが次作への投資につながるという好循環を目指しています。また、制作段階における税制優遇措置の拡大についても、実効性を高めるための意見交換が行われました。
■ 海外市場への直接進出とローカライズ戦略
次に議論されたのは、海外進出の形態を多角化する戦略です。これまでは完成した作品を輸出する形が主流でしたが、今後は現地の制作会社との共同製作や、韓国の企画力を活かしたフォーマット販売などをより積極的に支援していく方針が示されました。
特に、中東や東南アジア、北米といった戦略的重点地域において、現地の文化に合わせたローカライズ支援を強化することが確認されました。これには、翻訳や字幕・吹き替えの質の向上だけでなく、現地のネットワーク構築を政府が後押しする形での「Kコンテンツ・ビジネスセンター」の活用も含まれています。
崔輝泳長官は会議の締めくくりとして、「韓国の映画と映像コンテンツは、今や一国の文化を超えて世界の主流となっている。制作会社が正当な対価を得て、安定的に創作活動を続けられる環境を作ることが政府の役割だ」と述べ、今後も現場の声を反映した政策を迅速に実行に移していく姿勢を強調しました。
出典:https://www.news1.kr/life-culture/general-cultural/6157486
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 知的財産権(IP)
映画やドラマのストーリー、キャラクターなどの権利を指します。韓国では現在、制作会社が世界的なプラットフォームから制作費を全額受け取る代わりに、このIPを渡してしまう契約が問題になっています。IPを持っていれば、大ヒットした際にシリーズ化やゲーム化などで大きな利益を得ることができます。
■ OTT(Over The Top)
NetflixやDisney+などの動画配信サービスのことです。韓国では地上波放送よりも、こうしたOTT向けに制作される高予算で自由度の高いオリジナルドラマが現在のトレンドの中心となっています。
韓国コンテンツが世界で愛されるのは嬉しい反面、実は制作会社がIP(権利)を持てていないという話はよく耳にするので、この支援は本当に大切だと思うんです。大好きな『財閥家の末息子』のような、練り込まれたミステリー作品がどんどん海外でリメイクされたら最高ですよね。皆さんは、韓国ドラマの良さは「脚本の面白さ」にあると思いますか?それとも「俳優さんの圧倒的な演技力」にあると思いますか?





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