私の解放日誌の脚本家が贈る最新作!ク・ギョファン×コ・ユンジョン主演すべてが自分の無価値さと戦っている監督が語る制作秘話

Buzzちゃんの見どころ

脚本家パク・ヘヨン(박해영)の最新作で、Netflix韓国1位を記録した注目ドラマ。視聴率2%台ながら、主演のク・ギョファン(구교환)コ・ユンジョン(고윤정)が演じるリアルな人間像が話題です。

■ 豪華制作陣がタッグを組んだ話題作『すべてが自分の無価値さと戦っている』

現在、韓国のJTBC(韓国の有料放送ネットワーク)で放送中の土日ドラマ『すべてが自分の無価値さと戦っている』が、視聴者の間で深い共感を呼んでいます。本作は、ドラマ『また!?オ・ヘヨン〜僕が愛した未来〜』(2016)、『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』(2018)、『私の解放日誌』(2022)といった名作を世に送り出し、熱狂的なファンを持つ脚本家パク・ヘヨン(박해영)の最新作です。

演出を務めるのは、『椿の花咲く頃』(2019)や『サムダルリへようこそ』(2023)などで温かい人間模様を描いてきたチャ・ヨンフン(차영훈)監督。韓国ドラマ界を代表するヒットメーカー二人のタッグとして、放送前から大きな期待を集めていました。

物語の主人公は、映画監督を夢見ながら20年間、一本の映画も撮れずにいるファン・ドンマン(ク・ギョファン(구교환))。かつて「8人会」という映画サークルで共に夢を追った仲間たちが次々と成功していく中、彼だけが取り残されています。14本ものシナリオを書き上げながらも、現実はただの「監督志望」という肩書きだけの存在。そんな彼が、自分の惨めさや無価値さと向き合いながら生きていく姿が描かれています。

■ 監督を圧倒した「パク・ヘヨン・ワールド」のセリフの力

チャ・ヨンフン監督は、今回の作品を引き受ける際の心境を語っています。2023年2月にパク・ヘヨン作家から連絡を受けた際、「自分を選んでくれたのか」と驚いたといいます。その後、受け取った1話と2話の脚本を読み、そこに綴られたセリフの力に圧倒されました。

監督は、特に心に刻まれたセリフとして「私の人生がなぜあなたの気に入らなければならないのか」「監督は1000個の門がすべて開いている人のようだ」といった言葉を挙げています。これらは日常生活で頻繁に使われる言葉ではありませんが、ドラマの登場人物を通じて発せられると、まるで心に焼き印を押されるような強い衝撃を与えると説明しています。

また、主人公のファン・ドンマンというキャラクターについても、これまでの韓国ドラマにはいなかったタイプだと述べています。本当に情けなくて、他人の作品を素直に褒めることもできない「質の低い」人間として描かれていますが、監督は「少しでも彼を美化しようとすれば、この作品の良さが消えてしまう」と考え、その泥臭さをありのままに表現することに注力しました。

■ 異例のスピードで決まったキャスティングと演出のこだわり

主要キャストの決定も非常にスムーズだったといいます。パク・ヘヨン作家から「ファン・ドンマン役にク・ギョファンはどうだろうか」と提案があり、チャ監督も即座に賛成。脚本を受け取ったク・ギョファン(구교환)自身も、わずか2日で出演を決めたというエピソードが明かされました。

ドンマンを憧れの目で見つめ、彼に救われる映画会社の企画PDピョン・ウナ役には、コ・ユンジョン(고윤정)が抜擢されました。彼女はこれまでの作品で見せてきた芯の強いイメージを活かし、情けないドンマンを肯定する重要な役どころを演じています。

監督が特に思い入れを持っているシーンとして、第1話のラストシーンが挙げられます。友人であるパク・ギョンセ(オ・ジェセ(오정세))の映画試写会の打ち上げで、酔っ払って周囲に毒を吐き、居たたまれなくなって逃げ出したドンマン。帰り道の坂道で「立派な姿で自分を証明できないなら、壊れた姿で自分を証明する」と叫びながら転げ落ちるシーンです。これは、ドンマンが生き残るためにどれほど必死にもがいているかを示す、このドラマを象徴する場面となっています。

■ 低視聴率でもNetflixで1位を記録する「現代人への慰め」

本作の視聴率は、韓国の全国基準で2%台(ニールセンコリア調べ)に留まっていますが、配信プラットフォームのNetflixでは「韓国のトップ10シリーズ」で1位を獲得するなど、熱い反応を得ています。全12話のうち4話まで放送を終えた時点で、チャ監督は今後の展開について「今後はウナやギョンセなど、周辺人物の物語も広がっていく」と予告しました。

誰もが自分の価値を証明しなければならないというプレッシャーの中で、自分だけが知っている「無価値さ」を隠して生きている現代人。監督は、このドラマを通じて「生きること自体が苦しいものだ。あなたが憧れているあの人も、同じように苦しんでいる。だから、なんとか耐えてみよう」というメッセージを伝えたいと語っています。

最後に監督は、劇中のセリフを引用して「映画は気分のマッサージだ」と述べ、このドラマが視聴者にとって12時間分の「心のマッサージ」になることを願っていると締めくくりました。

出典:https://www.joongang.co.kr/article/25424173

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ JTBC(ジェイティービーシー)

韓国の有料放送チャンネルで、中央日報系の放送局です。地上波(KBS、MBC、SBS)に比べて表現の自由度が高く、『スカイキャッスル』や『梨泰院クラス』など、社会派や斬新なテーマのヒット作を数多く生み出しています。

■ 視聴率とOTTランキングの乖離

最近の韓国ドラマ界では、テレビのリアルタイム視聴率が低くても、NetflixなどのOTT(動画配信サービス)で1位を獲る現象がよく見られます。特に本作のような「マニア層」に受ける深いテーマの作品は、自分の好きな時間に集中して観たい視聴者が多いため、OTTでの再生数が伸びる傾向にあります。

Buzzちゃんの感想

『私の解放日誌』が大好きだった私にとって、この作品はまさに待ち望んでいた雰囲気なんです。キラキラした恋愛中心のドラマもいいですが、こういう泥臭い現実を描いた人間ドラマの方が、心に深く刺さる時ってありますよね。ク・ギョファンさんの、なんとも言えない「情けな可愛い」演技が今回も光っています。皆さんは、自分の悩みや弱さに寄り添ってくれるような「癒やし系」のドラマと、スカッとする「復讐・成功系」のドラマ、今はどちらを観たい気分ですか?

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