ドラマのヘメス費用が3億ウォンに?MV撮影1日の出張費が1億ウォンを超える韓国エンタメ業界の驚きの裏側

Buzzちゃんの見どころ

16部作のドラマでヒロイン1人に支払われるヘア・メイク・スタイリング代が約3億ウォン(約3,400万円)に達し、制作費を圧迫しています。アイドルのMV撮影では、たった1日の出張費だけで1億ウォンを超えるケースも出ています。

韓国のドラマやK-POPシーンが世界的に注目を集める中、その華やかなビジュアルを支える裏方の費用が天文学的な数字に達していることが明らかになりました。特に「ヘメス(ヘア・メイク・スタイリングの略)」と呼ばれるビジュアル制作費用の高騰が、制作現場に大きな負担を与えています。

■ ドラマ1作品の「ヘメス」費用が3億ウォンを突破する実態

現在、韓国のドラマ制作現場では、主演級の女優1人を飾るためにかかる費用が1作品(16部作基準)で約3億ウォン(約3,400万円)にのぼるケースが増えています。具体的な内訳を見ると、その高額な実態が浮き彫りになります。

業界関係者の証言によると、トップクラスのスタッフを起用した場合、1回の稼働につきヘア担当に300万ウォン(約34万円)、メイク担当に300万ウォン、スタイリストに500万ウォン(約56万円)ほどが支払われることが一般的になっています。これに事前準備やテスト撮影、広報活動での稼働を含めると、作品全体の予算として3億ウォン規模が計上されることになります。

かつては、これらの費用は俳優の所属事務所が負担したり、制作会社と折半したりすることが一般的でした。しかし、最近では「俳優を美しく見せることは作品の質に直結する」という認識が広まり、制作会社が全額を負担するケースが定着しています。これにより、純粋な制作費が削られ、作品のクオリティ維持に苦慮する現場が増えているのが現状です。

■ ブランドアンバサダー契約とスタッフの「指名」制度

この費用高騰に拍車をかけているのが、韓国スターたちのグローバルな活躍です。BLACKPINKやNewJeans、IVYといったK-POPアイドルだけでなく、人気俳優たちもハイブランドのアンバサダーを務めることが当たり前となりました。

ブランド側からは、イメージ統一のために特定のショップやスタッフを指名するよう求められることが多く、スター本人も長年信頼している特定の「ヘメス」チームを同行させることを出演の条件にする場合があります。彼らはフリーランスや有名サロンのトップスタイリストであるため、人件費は必然的に高くなります。

また、海外ロケや地方撮影がある場合、スタッフ全員の航空券(ビジネスクラスが指定されることもある)や宿泊費、食費、さらには「出張手当」が別途加算されます。こうした付随費用だけで数千万ウォンが飛び交うことも珍しくありません。

■ K-POPアイドルのMV撮影では1日1億ウォン超えも

ドラマ界以上に深刻なのがK-POP業界です。ある有名アイドルグループのミュージックビデオ(MV)撮影では、ヘメススタッフの1日の出張費用だけで1億ウォン(約1,100万円)を超えたという事例が報告されています。

大人数のグループの場合、メンバーごとに専属のスタッフがつくため、スタッフの総数だけでも数十人に膨れ上がります。さらに、MVは何パターンもの衣装やヘアメイクを着替えるため、拘束時間が非常に長く、深夜・早朝の手当も加算されます。あるマネジメント会社代表は、「映画界が不況で苦しんでいる一方で、ドラマやアイドル業界ではビジュアルのために惜しみなく資金を投入する傾向があり、その格差が広がっている」と懸念を示しています。

こうした「ヘメス費用」の高騰は、結果としてドラマの制作本数の減少や、新人俳優の起用難につながる可能性も指摘されています。華やかな映像美の裏で、制作費のバランスをどう取るかが、今後の韓国エンタメ業界の大きな課題となりそうです。

出典:http://www.tvdaily.co.kr/read.php3?aid=17774347991785170002

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ ヘメス(헤메스)

「ヘア(Hair)」「メイクアップ(Make-up)」「スタイリング(Styling)」の頭文字を取った略語です。韓国の芸能界では、タレントのビジュアルを完成させるこの3つの要素をセットで呼ぶことが一般的です。トップスターにはそれぞれお抱えの「ヘメス・チーム」が存在し、所属事務所が変わってもスタッフだけは変わらないというケースもよく見られます。

■ PPL(間接広告)

ドラマの劇中に特定の商品を登場させる広告手法のことです。今回のような制作費の高騰を補うため、現在の韓国ドラマでは不可欠な収入源となっています。主人公が突然特定の化粧品を使ったり、不自然に同じ出前サービスを利用したりするシーンは、高額なヘメス費用などを捻出するための「大人の事情」であることも多いです。

Buzzちゃんの感想

ヒロイン1人のメイクや衣装に3億ウォンだなんて、普通の家が1軒買えちゃう金額で本当にびっくりしました。私の大好きな『財閥家の末息子』でもソン・ジュンギ(송중기)さんのスーツ姿がすごく素敵でしたが、ああいう完璧なビジュアルも裏では多額の費用がかかっているんですね。でも、あまりにビジュアルにお金をかけすぎて、肝心の脚本の面白さが二の次になってしまうのはファンとして少し不安です。皆さんはドラマを見る時、俳優さんの「ビジュアルの豪華さ」と「ストーリーの面白さ」、どちらをより重視しますか?

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