劇場公開からわずか3ヶ月!コンクリート・ユートピアの世界観を継ぐ映画コンクリート・マーケットがNetflixで超高速配信スタート

韓国映画界を震撼させたあの「コンクリート・ユートピア(2023年に韓国で公開され、日本でも話題を呼んだディザスター大作)」の衝撃を覚えていますか?大地震によって廃墟となったソウルで、唯一崩落を免れたマンションを舞台にしたあの一連の物語――通称「コンクリート・ユニバース」の最新作が、早くも自宅の画面で楽しめるようになりました。

去る3月4日、映画『コンクリート・マーケット(콘크리트 마켓)』がNetflix(ネットフリックス)にて配信を開始しました。驚くべきはそのスピード感です。韓国での劇場公開が昨年12月だったため、わずか3ヶ月という「超高速」でのOTT(動画配信サービス)解禁となりました。

今回は、なぜこの作品がこれほど早く配信されたのか、そして「コンクリート・ユニバース」を語る上で欠かせない見どころについて、韓国現地の反応を交えて詳しくご紹介します。

■ 舞台は「黄弓マンション」から「黄弓マーケット」へ

『コンクリート・マーケット』は、イ・ビョンホン(이병헌)主演の大ヒット映画『コンクリート・ユートピア』の世界観を共有するスピンオフ作品です。

物語の舞台は、大地震の後に唯一残ったアパート。ここでは生存のために物資を売り買いする「黄弓マーケット」が形成されています。単なるサバイバル劇にとどまらず、閉鎖された空間の中で新しい権力構造が生まれ、人間たちがそれぞれの欲望や思惑をぶつけ合う様子を描いた、非常に没入感の高い心理スリラーとなっています。

韓国では近年、一つのヒット作から世界観を広げていく「ユニバース化」が盛んです。マ・ドンソク(마동석)主演のNetflix映画『バッドランド・ハンターズ(荒野)』もこのユニバースに含まれており、作品ごとに異なる視点で「崩壊後の世界」を描く手法は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のような楽しみ方をファンに提供しています。

■ 注目すべきは「若手実力派」が揃った豪華キャスト

本作のもう一つの大きな魅力は、今まさに韓国で最も勢いのある若手俳優たちが顔を揃えている点です。

まず、物語の鍵を握る謎の人物チェ・ヒロ(최희로)役を演じるのは、イ・ジェイン(이재인)です。映画『サバハ(2019年のミステリー映画)』やドラマ『ラケット少年団(2021年の青春スポーツドラマ)』で圧倒的な演技力を見せた彼女が、無表情の中に複雑な感情を隠したキャラクターを熱演しています。

そして、マーケットの最高権力者の右腕であるキム・テジン(김태진)役には、日本でも大ヒットしたドラマ『弱くヒーロー Class 1(いじめをテーマにした学園アクション)』での繊細な演技が記憶に新しいホン・ギョン(홍경)がキャスティングされました。彼は今回の作品で、反抗的かつ粗野なキャラクターに挑戦し、ディテールにこだわった演技で強い存在感を放っています。

さらに、日本でも大人気のドラマ『愛の不時着(2019年のロマンスドラマ)』で北朝鮮の兵士を演じたユ・スビン(유수빈)や、ベテラン俳優のチョン・マンシク(정만식)らが脇を固めており、演技派たちのぶつかり合いも見逃せません。

■ 劇場公開での苦戦、しかしOTTで「再評価」の声

実はこの『コンクリート・マーケット』、劇場公開時の成績は観客動員数約3万人と、決して華々しいものではありませんでした。新型コロナウイルスの影響もあり、撮影から公開まで4年という長い時間がかかったことも影響したと言われています。

しかし、公開後の評価は決して低くありません。韓国のポータルサイト「NAVER(ネイバー)」のレビューでは、「俳優の演技が本当に上手い」「想像以上に面白くて集中して見られた」「設定が斬新で、登場人物一人ひとりに事情があって感情移入できた」といったポジティブな意見が目立ちます。

本作がこれほど早くNetflixに登場した背景には、韓国の「コンテンツ消費の速さ」と、作品の性質が関係していると考えられます。実は本作、元々は「ドラマシリーズ」として制作されたものでした。それを劇場公開用に122分に再編集したのが今回の映画版なのです。そのため、一部の観客からは「ドラマになるべき内容をカットしたため、物語の深みが少し足りない」という指摘もありましたが、逆に言えば「テンポ良く一気に楽しめる」というメリットにもなっています。

韓国では現在、劇場公開からOTT配信までの期間(ホールバック期間)が非常に短くなる傾向にあります。特に映画ファンからは「劇場で見る価値」を厳しく問われる時代ですが、本作のようなユニークな設定の作品は、むしろ自宅でじっくり楽しむOTTプラットフォームとの相性が抜群だと言えるでしょう。

■ 最後に

重厚な人間ドラマと、手に汗握るサバイバルが融合した『コンクリート・マーケット』。映画『コンクリート・ユートピア』を見た方はもちろん、まだ見ていない方でも一つの独立したスリラー作品として十分に楽しめる内容です。

「もし、崩壊した世界で自分だけが生き残ったら?」「そこで生まれる新しいルールに従えるか?」そんな問いを突きつけられる本作を、ぜひチェックしてみてください。

最近の韓国映画は、配信までのスピードが本当に早いですよね!皆さんは劇場でじっくり見たい派ですか?それともNetflixなどの配信を待ってゆっくり見たい派ですか?ぜひ、あなたの「推し視聴スタイル」をコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1122025

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