日本と韓国の制作現場を知る在日韓国人俳優の活躍が目立っています。TBSドラマ『Eye Love You』に出演したチェ・ジョンヒョプに続き、両国の言語と文化を武器に境界を越える表現者たちの軌跡に迫ります。
■ 日韓コンテンツの境界を溶かす新たな才能たち
近年、韓国と日本のエンターテインメント業界では、互いの国を行き来しながら活動する俳優たちの存在感が急速に高まっています。特に注目されているのが、日本で生まれ育ち、韓国でも俳優としてのキャリアを築いている在日韓国人の俳優たちです。彼らは両国の言語を完璧に操るだけでなく、それぞれの文化的なニュアンスを深く理解しているという強みを持っています。
かつては「在日」というアイデンティティが、特定の役柄に限定される理由になることもありました。しかし、近年の配信プラットフォーム(NetflixやDisney+などの動画配信サービス)の普及や日韓共同制作の活発化により、彼らのバックグラウンドはむしろ「唯一無二の武器」へと変化しています。
■ 注目を集める実力派俳優の系譜
最近のトピックとして欠かせないのが、日本での活動を経て韓国で確固たる地位を築いたシム・ウンギョン(심은경)の事例です。彼女は日本映画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、その後韓国でもドラマ『マネーゲーム』などで深みのある演技を見せました。彼女の成功は、俳優が国境を越えて活動することの可能性を広げました。
また、現在注目されているのが、日本と韓国の両方で教育を受け、あるいは活動の拠点を移しながらキャリアを積んでいる若手や中堅の在日韓国人俳優たちです。彼らは日本語と韓国語のバイリンガルであることはもちろん、現場でのコミュニケーションにおいてもブリッジ(橋渡し役)としての役割を期待されています。
特に、2024年に日本で大きな話題となったドラマ『Eye Love You』では、韓国人俳優のチェ・ジョンヒョプ(채종협)が主演を務め、日本における韓国人俳優への注目度がさらに高まりました。このような土壌がある中で、今後は在日韓国人の俳優が「韓国の制作陣による日本ロケ作品」や「日本資本の韓国ドラマ」において、より重要なポジションを占めることが予想されます。
■ 変化する役柄と「逆輸入」の現象
これまでの日韓交流では、日本の俳優が韓国へ行く、あるいは韓国のスターが日本に来るという形が主流でした。しかし、現在は「日本で経験を積んだ在日韓国人俳優が、韓国ドラマの主要キャストとして抜擢される」という「逆輸入」的な流れも生まれています。
韓国の制作現場では、リアリティを追求するために「日本育ちのキャラクター」を演じられる俳優への需要が増えています。これは単に言葉が話せるだけでなく、仕草や生活習慣の細かな違いを表現できる俳優が求められているためです。在日韓国人俳優たちは、まさにそのミッシングピースを埋める存在として、日韓両国のプロデューサーから熱い視線を浴びています。
出典 chosun.com
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 在日韓国人のアイデンティティと活動
かつての韓国芸能界では、在日韓国人の俳優が活動する際に名前を韓国式に変えることが一般的でしたが、現在は自身のルーツを公表して活動するスタイルが主流になっています。両国の文化を理解しているため、日韓共同制作プロジェクトにおいて「演出の意図を正確に翻訳して伝える」重要な役割を果たすことも多いです。
■ 逆輸入(ヨクスイプ)
もともとは自国発のものが海外で評価され、再び自国に戻ってくることを指しますが、芸能界では「海外(日本など)で先に知名度を上げた韓国人や在日韓国人が、韓国で本格デビューしてブレイクする」現象を指して使われることが多い言葉です。
最近の日韓共同制作の盛り上がりには、私も本当にワクワクしちゃうんです!私は『財閥家の末息子』みたいな重厚なストーリーが好きですが、国を跨いで活躍する俳優さんが増えると、物語に深みが出る気がするんですよね。皆さんは、日本のドラマに出る韓国人俳優さんと、韓国ドラマに出る日本の俳優さん、どちらがより気になりますか?




