パク・ジフンは韓国映画の未来だ!1200万人突破の快挙を成し遂げたチャン・ハンジュン監督が語るキャスティング秘話

韓国エンタメ界がいま、一本の映画の快挙に沸いています。その中心にいるのは、かつてアイドルグループ「Wanna One(ワナワン)」のメンバーとして日本でも爆発的な人気を誇ったパク・ジフン(박지훈)さんと、稀代のヒットメーカーであるチャン・ハンジュン(장항준)監督です。

監督が放った最新作『王と生きる男(原題:왕과 사는 남자)』は、公開からわずか36日で観客動員数1200万人を突破。韓国映画界において「1000万人(チョンマン)」という数字は、単なるヒットを超えた「国民的映画」の証であり、監督にとっても24年のキャリアで初の快挙となりました。

今回は、監督が語った主演のパク・ジフンさんへの惜しみない賛辞と、大ヒットの裏側にある熱いエピソードをご紹介します。

■ 20代の俳優とは思えない「節制の美」パク・ジフンが魅せた新境地

2026年3月14日、JTBC(韓国の主要テレビ局の一つ)の人気報道番組『ニュースルーム』に出演したチャン・ハンジュン監督は、今作で悲劇の王・端宗(タンジョン)を演じたパク・ジフンさんについてこう断言しました。

「私にとってパク・ジフンという俳優は、20代の俳優が到底持ち得ないような感情のコントロール、いわゆる『節制する力』を持った、素晴らしい韓国映画の未来そのものです」

端宗とは、韓国の歴史においてわずか10代で王位を追われ、非業の死を遂げた実在の若き王です。韓国人なら誰もが知る悲劇的な象徴であり、これまで何度もドラマや映画で描かれてきました。そんな重厚な役どころを、パク・ジフンさんは持ち前の大きな瞳に深い孤独と強さを宿して演じきりました。

韓国のエンタメ界では、アイドルのイメージを脱ぎ捨てて「俳優」として認められるまでには非常に厳しい評価の目が向けられることが少なくありません。しかし、パク・ジフンさんは前作のドラマ『弱くヒーロー Class1(약한영웅 Class 1)』で見せた凄まじい演技力が評価され、今回ついに映画界でも「代わりのきかない俳優」としての地位を確立したと言えます。

■ 4回断られても諦めない!監督の執念が生んだ奇跡の配役

実は、この完璧な配役が実現するまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。チャン・ハンジュン監督は別の番組で、パク・ジフンさんをキャスティングするために「4回アプローチして、ようやく快諾をもらった」という驚きの秘話を明かしています。

監督はパク・ジフンさんに出演を断られても諦めず、何度も会いに行き、時には「断ったら困ったことになるぞ」という冗談まじりのプレッシャー(?)までかけながら、アイデアが浮かぶたびに熱心に説得を続けたそうです。

監督がそこまでパク・ジフンさんにこだわった理由は、制作会社の代表から勧められて観た『弱くヒーロー』にありました。その作品の中のパク・ジフンさんの姿に、端宗が重なって見えたといいます。最終的に監督の「端宗は君でなければならないんだ」という熱烈な言葉が、パク・ジフンさんの心を動かしました。

韓国では「三顧の礼」ならぬ「四顧の礼」を尽くして俳優を迎えることは、監督がその俳優の才能をどれほど高く買っているかを示す最大級の敬意と捉えられます。監督の粘り勝ちが、1200万人を動員する名演を引き出したのです。

■ 「1000万人映画」がもたらす社会現象と聖地巡礼

韓国において「1000万人映画(チョンマン・ヨンファ)」が誕生することは、日本の感覚で言えば『鬼滅の刃』や『君の名は。』級の社会現象を意味します。人口約5000万人の韓国で1000万人以上が映画館に足を運ぶということは、実に国民の5人に1人が観た計算になります。

今作の舞台となった江原道(カンウォンド)の寧越(ヨンウォル)にある「清冷浦(チョンニョンポ)」は、映画のヒットを受けて観光客が急増中。歴史的に端宗の流刑地であったこの場所が、いまやファンの「聖地」として地域経済を潤しています。

さらに、パク・ジフンさんの過去作『弱くヒーロー』がNetflixのグローバルTOP10に再浮上するなど、過去の作品にまでスポットライトが当たる「逆走(チャート逆行)」現象まで起きています。共演のベテラン、ユ・ヘジン(유해진)さんの圧倒的な安定感と、パク・ジフンさんの瑞々しくも重みのある演技。この新旧の実力派の化学反応が、まさに今の韓国映画界を牽引しているのです。

これまでの「可愛いアイドル」のイメージを完全に塗り替え、映画界の重鎮からも「未来」と称されたパク・ジフンさん。彼の成長を見守ってきたファンにとって、これほど誇らしいニュースはないのではないでしょうか。

皆さんは、アイドルから立派な俳優へと成長を遂げるパク・ジフンさんの姿を見て、どの作品で一番「役者だ!」と衝撃を受けましたか?ぜひ皆さんの感想や、彼への応援メッセージをコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.wikitree.co.kr/articles/1124889

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