2026年6月の地方選挙と共に行われる大邱・達性郡の国会議員補欠選挙で、7度目の挑戦となるパク・ヒョンリョン(박형룡)氏と、元放送通信委員長のイ・ジンスク(이진숙)氏が激突します。俳優のイ・ウォンジョン(이원종)氏も応援に駆けつけるなど、保守の聖地で異例の接戦が続いています。
2026年6月3日の地方選挙と同時に実施される大邱(テグ)広域市達性(タルソン)郡の国会議員補欠選挙が、予想外の接戦となり注目を集めています。伝統的に保守層が圧倒的に強い地域として知られていますが、序盤の世論調査から与野党の候補が拮抗する展開を見せています。
■ 7度目の挑戦に挑む「地元の顔」パク・ヒョンリョン候補
共に民主党から出馬したパク・ヒョンリョン(박형룡)候補は、今回が7度目の選挙挑戦となる粘り強い政治家です。慶北大学在学中に学生運動を主導し、その後は大邱で市民運動や企業経営に携わってきました。彼は自分自身を56年間大邱を離れたことがない「トバギ(生粋の地元住民)」であると強調し、中央政府から送り込まれた「天下り候補」ではないことをアピールしています。
パク候補は、ドラマ『野人時代』のク・マジョク役で知られる俳優のイ・ウォンジョン(이원종)氏らと共に遊説を行い、親しみやすさと知名度向上に努めています。主な公約として、達性郡をAI・ロボット・量子技術の融合都市にする計画を掲げ、K-POPアリーナの建設や15兆ウォン規模の国民成長ファンドを通じた雇用創出を約束しています。
■ 「保守の女戦士」として政権を支えるイ・ジンスク候補
対する国民の力からは、MBCの記者出身で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権で放送通信委員長を務めたイ・ジンスク(이진숙)候補が出馬しました。彼女は30年以上のメディア経験を持ち、高い知名度を誇ります。政治家としては、自由韓国党(現・国民の力)への入党以来、保守的な発言を貫くスタイルから「保守の女戦士」という異名を持っています。
イ候補は「自由民主主義を守り、保守の最後の方塁を死守する」というスローガンを掲げ、現政権との連携を強調しています。主な公約には、エネルギー特区の誘致や水素産業シミュレーション地区の造成を盛り込み、約5,000人の良質な雇用を創出することを目標としています。
■ 理念論争か経済再生か、有権者の選択は
パク候補は、イ候補が掲げる「理念論争」を批判し、「今は左派云々と争っている時ではなく、民生経済を救うべき時だ」と主張しています。一方のイ候補は、「今回の選挙は単なる議員選びではなく、与党(野党多数の現状)の暴走を止める戦いだ」と訴え、保守層の結集を呼びかけています。
保守の牙城とされる大邱で、民主党が議席を奪う「異変」が起きるのか、あるいは保守の象徴がその地を守り抜くのか、投開票日に向けて両者の攻防はさらに激しさを増しています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ ナカサン(낙하산)
日本語の「天下り」や「パラシュート人事」を指す言葉です。特定の地域に縁がない人物が、中央の権力によって候補者として送り込まれる際に、批判的な意味で「ナカサン候補」とよく使われます。
■ 586世代
1960年代に生まれ、80年代に大学に通い学生運動に参加した、現在50代(記事時点では60代)の層を指します。韓国の政治界で大きな影響力を持つ世代として知られています。
政治のニュースは少し難しいですが、応援演説に『野人時代』のイ・ウォンジョンさんが出てきたのには驚きました。財閥やミステリー系のドラマ好きとしては、こういうリアルな選挙戦の駆け引きも、なんだかドラマのワンシーンを見ているみたいで興味深いです。皆さんは、情熱あふれる「地元の苦労人」と、力強い「カリスマ政治家」、どちらのタイプを応援したくなりますか?





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