俳優のパク・ソンウン(박성웅)が清州大学での特設講義に登壇しました。法学部出身という異色の経歴を持つ彼が、10年に及ぶ無名時代の苦労や「夜明け前が一番暗い」という座右の銘を学生たちに語りました。
■ 法学徒としての安定より、心躍る俳優の道を選択
俳優のパク・ソンウンが2026年5月20日午後、清州大学(忠清北道にある私立大学)の清岩ホールにて、「私の人生、私の演技」というテーマで特別講義を行いました。壇上に立った彼は、将来について悩む学生たちに向けて、自分自身が本当に好きな仕事や夢を見つけることの重要性を自身の経験を交えてアドバイスしました。
パク・ソンウンは講義の中で、自身の20代前半を振り返りました。「当時は両親の勧めで法学部へ進学したが、ある日図書館で勉強している時に、ふと自分の将来の姿を想像した」と語り始めました。裁判官や検察官、弁護士として生きる人生が果たして自分にとって幸せなのかを長い間悩み、「もしその職業を選んだら、一生時計ばかりを気にして生きることになるだろう」という直感に至ったと明かしました。その結果、周囲の期待ではなく、自分が心から情熱を注げる俳優という道を選んだといいます。
■ 10年の無名時代を支えた「夜明け前が一番暗い」という言葉
デビューから30年が経った今でも、「撮影現場に入るとワクワクするし、誰よりも上手くやりたいという気持ちが湧いてくる」と語るパク・ソンウンですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。彼は1997年の映画『ナンバー3』でデビューした後、2007年のドラマ『太王四神記』で注目を浴びるまで、約10年もの間、端役やエキストラとして活動する長い無名時代を過ごしました。
当時はIMF経済危機(1997年に韓国を襲った通貨危機)の影響で実家の経済状況も厳しく、非常に苦しい時期だったと回想しています。そんな彼を支えたのは、格言集で出会った「夜明け前が一番暗い」という言葉でした。「自分が進んでいる道が正しいと信じるなら、何年かかっても叩き続け、挑戦しなければならない。今が辛くて苦しいのは、間もなく明るい瞬間が来る兆しだ」と学生たちを鼓舞しました。
■ 幸運を掴むための準備と絶え間ない挑戦
また、パク・ソンウンは「人生にはチャンスが3回訪れる」という有名な言葉を引用しつつ、「チャンスは羽毛のようなもので、掴もうとすると逃げてしまう。だからこそ、常に下で受け止める準備ができていなければならない」と、日々の努力の重要性を強調しました。
パク・ソンウンは韓国外国語大学法学部を卒業後、俳優としてのキャリアをスタートさせました。映画『新しき世界』や『検事外伝』、『安市城 グレート・バトル』などで重厚な演技を披露し、現在はドラマ『ブラッドハウンド』や舞台『ランデブー』など、ジャンルを問わず第一線で活躍し続けています。
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ IMF経済危機
1997年に韓国で発生した深刻な経済危機のことです。多くの企業が倒産し、失業者が溢れ、韓国社会全体が大きな打撃を受けました。パク・ソンウンさんが無名時代だったこの時期は、国民全体にとって精神的にも経済的にも非常に苦しい時代として記憶されています。
■ 忠清北道(チュンチョンブクト)
今回の講義が行われた清州大学がある地域です。韓国の中部に位置し、海に面していない唯一の道(日本の県に相当)として知られています。清州市は教育の街としても有名で、多くの大学が集まっています。
パク・ソンウンさんといえば『新しき世界』のイメージが強くて、少し怖い役が多い印象ですが、実はとっても苦労人で熱い方なんですよね。法学部を卒業してまで俳優を目指すなんて、本当に演技が好きだったんだなと感じて感動しちゃいました。特に無名時代の「夜明け前が一番暗い」という言葉、今の私たちにもすごく響くと思いませんか?皆さんは、周りの反対を押し切ってでも叶えたい夢ってありますか?それとも、安定した道を選ぶ派ですか?





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