高騰する主演ギャラ問題を打破?ファンタジオが名脇役戦略で収益を拡大した理由

Buzzちゃんの見どころ

主演級スターの起用をあえて抑え、実力派の脇役俳優を揃える戦略でファンタジオが株価12.42%上昇を記録。2026年5月時点での制作費高騰という業界の壁を乗り越えた、独自の経営手法に注目が集まっています。

韓国のエンターテインメント業界で、従来の常識を覆すビジネスモデルが注目を集めています。総合エンターテインメント企業のファンタジオは、膨大な出演料が必要なトップスターに依存する仕組みを脱却し、実力派の脇役俳優を中心としたポートフォリオを構築することで、安定した収益を確保することに成功しました。

韓国取引所によると、2026年5月19日の市場でファンタジオの株価は前日比12.42%増の2100ウォンまで上昇しました。この背景には、同社が長年のマネジメント経験を活かし、単なるタレント管理から映画、ドラマ、広告、音楽制作、そしてMD(関連グッズ)販売までを手がける総合型企業へと体質改善を図ったことが挙げられます。

特に注目されているのが、コンテンツ制作におけるリスク管理です。現在の韓国ドラマ業界では、主演俳優のギャラ高騰が制作費を圧迫し、収益性を低下させる要因として問題視されています。しかしファンタジオは、知名度のある脇役級俳優を厚く揃えることで、制作コストを抑えつつ作品の質を担保する戦略をとりました。これにより、特定のスターの動向に左右されにくい強固な経営基盤を整えています。

また、ファンタジオはグローバルOTT(オンライン動画配信サービス)プラットフォームとの協業を積極的に拡大させています。自社制作コンテンツを海外市場へ送り出すとともに、所属アーティストを効果的に出演させることで相乗効果を生み出しており、世界的なKコンテンツ人気を追い風に成長を加速させています。

一方で、業界全体を見ると二極化が進んでいます。
SMエンタテインメントやJYP Ent.、HYBEといった大手事務所は、グローバルツアーやファンプラットフォームを通じて安定した流れを維持しています。しかし、スタジオドラゴン(CJ ENM傘下のドラマ制作会社)などの大手制作会社であっても、近年の制作費上昇や広告市場の冷え込みが株価の重石となる場面が見られました。

証券業界の専門家は、「Kコンテンツ市場は依然として成長産業であるが、単なる流行として捉えるのではなく、IP(知的財産権)の競争力とグローバルなファン層を確保している企業を選別して投資する必要がある」と分析しています。ファンタジオの事例は、スター頼みの経営から脱却し、効率的な制作システムを構築した新たな成功モデルとして、今後の業界に大きな影響を与えそうです。

出典:https://www.pinpointnews.co.kr/news/articleView.html?idxno=453784

📚 Buzzちゃんの豆知識

■ OTT(オンライン動画配信サービス)

NetflixやDisney+などのインターネット経由で視聴できる動画配信サービスのことです。韓国では地上波放送よりもOTTオリジナル作品の方が、表現の自由度が高く制作費も潤沢にかけられるため、現在のKドラマブームを牽引する主流となっています。

■ Big4事務所

韓国エンタメ界を代表する4大事務所、HYBE、SM、JYP、YGを指します。これまではこれら大手による市場独占が目立ちましたが、今回のファンタジオのように、独自の戦略で存在感を示す中堅事務所の動きが活発になっています。

Buzzちゃんの感想

最近のドラマ制作費のニュースを見ていると、主演の方のギャラが数億円なんて話もあって本当にびっくりしちゃいます。私は『財閥家の末息子』のような、脇を固めるベテラン俳優さんの演技が光る重厚な作品が大好きなんです。主役も大事ですけど、脇役が豪華だと作品全体の満足度が全然違いますよね。皆さんは、物語を支える名脇役たちの演技に注目して作品を選ぶことはありますか?それともやっぱり「推しの主演」が絶対条件でしょうか?

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