1970年生まれの親友であるリュ・スンリョン(류승룡)とユ・ヘジン(유해진)が、第62回百想芸術大賞でそれぞれテレビ部門と映画部門の大賞を同時受賞しました。30年前、生活のために忠清南道のビデ工場で一緒にアルバイトをしていた二人の無名時代の逸話が大きな感動を呼んでいます。
■ 30年来の親友が刻んだ歴史的なダブル受賞
韓国エンターテインメント界で最も権威ある授賞式の一つ、第62回百想芸術大賞(ペクサンげいじゅつたいしょう/韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれる総合芸術賞)にて、俳優のリュ・スンリョンとユ・ヘジンが揃って最高栄誉である「大賞」に輝きました。1970年生まれの同い年で、30年以上の絆を持つ二人が同じステージでトップに立つという、まるで映画のような展開に多くの関心が集まっています。
ユ・ヘジンは映画『王と生きる男』での圧倒的な演技が評価され、映画部門の大賞を受賞しました。強烈な印象を残す脇役からスタートし、今や作品全体を牽引する主演俳優へと成長した彼のキャリアが改めて認められた瞬間でした。
一方、リュ・スンリョンはJTBCドラマ『ソウル自慢の大企業に勤めるキム部長物語』でテレビ部門の大賞を受賞しました。これまで多くのヒット映画で「1000万俳優(観客動員数1000万人を突破した映画の主演俳優)」として知られてきた彼が、お茶の間でもその重厚な存在感を証明し、俳優人生の新たな頂点に立ちました。
■ ビデ工場のアルバイトから大賞まで
今回の受賞で何よりも人々の胸を打ったのは、二人が歩んできた苦労に満ちた過去です。ユ・ヘジンに続いてステージに上がったリュ・スンリョンは、受賞コメントの中で「30年前、ユ・ヘジンさんと共に過ごした日々を思い出します」と語り、無名時代を回想しました。
二人は若かりし頃、演劇の聖地であるニューヨークのラ・ママ劇場でポスター貼りをしたり、忠清南道の鳥致院(チョチウォン)にあるビデ工場で一緒にアルバイトをして生活費を稼いでいた経験があります。俳優という夢だけを糧に、過酷な労働で一日一日を耐え抜いていた二人の青年が、30年後に同じ授賞式で最高の栄誉を分かち合う姿は、多くの人々に希望を与えました。
■ 韓国映画界を支える二人の歩み
リュ・スンリョンのキャリアは、韓国映画の興行史そのものと言っても過言ではありません。『王になった男』、『7番房の贈り物』、『バトル・オーシャン 海上決戦』、『エクストリーム・ジョブ』と、出演作のうち4本が動員1000万人を超える快挙を成し遂げています。時代劇でのカリスマ性から、ヒューマンドラマでの深い感情表現、そしてコメディでの絶妙なリズムまで、ジャンルを問わない演技力が彼の最大の武器です。
ユ・ヘジンもまた、韓国映画界に欠かせない唯一無二の俳優です。『王の男』、『タチャ イカサマ師』、『ベテラン』、『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』、そして大ヒット作『破墓(パミョ)』へと続く出演作の数々は、彼の進化を物語っています。親しみやすいビジュアルからにじみ出る人間味とユーモア、そして真実味のある演技は、今や「ユ・ヘジン」という一つのジャンルを確立したと評されています。
決して最初からスポットライトを浴びる存在ではなかった二人が、小さな役から積み重ねてきた時間は、現在の輝きがどれほど強固なものであるかを証明しています。
出典:https://sports.donga.com/ent/article/all/20260510/133890896/1
📚 Buzzちゃんの豆知識
■ 1000万俳優(チョンマンベウ)
韓国では映画の成功を測る大きな指標として、観客動員数1000万人突破が挙げられます。韓国の人口が約5000万人であることを考えると、国民の5人に1人が観た計算になる驚異的な数字です。この記録を持つ作品に出演した俳優は「1000万俳優」と呼ばれ、国民的俳優としてのステータスを得ることになります。
■ 百想芸術大賞(ペクサンげいじゅつたいしょう)
1965年に創設された、韓国で唯一のテレビ、映画、演劇を網羅した総合芸術賞です。地上波だけでなくケーブルテレビやOTT(Netflixなど)の作品も対象となるため、毎年非常に注目度が高く、ここで受賞することは韓国のエンタメ業界において最高の栄誉とされています。
お二人とも大好きな俳優さんですが、まさか昔ビデ工場で一緒に働いていたなんて驚きですよね。リュ・スンリョンさんのコメディも大好きですが、ユ・ヘジンさんのにじみ出るような優しい演技も本当に素敵だと思うんです。派手なスター街道じゃなくても、実力でここまで登り詰めた二人の絆には本当に感動しちゃいました。皆さんはこの二人、どの作品の役が一番印象に残っていますか?





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