毎年3月1日が近づくと、韓国のSNS上ではある「光景」が恒例となります。それは、私たちが大好きな俳優やアイドルたちが、こぞって韓国の国旗である「太極旗(テグッキ)」を投稿したり、歴史的な場所を訪れたりする姿です。
2026年の「3.1節(サミルジョル)」も例外ではありませんでした。少女時代(소녀시대)のメンバーであり女優としても活躍するソヒョン(서현)をはじめ、日本でも絶大な人気を誇るイ・ドンウク(이동욱)、大物女優のキム・ヒソン(김희선)など、多くのスターたちがSNSを通じてメッセージを発信し、話題となっています。
今回は、なぜ韓国の芸能人たちがこの日に一斉に投稿を行うのか、その背景にある文化や、彼らが発信した具体的な内容について詳しく紐解いていきましょう。
■ そもそも「3.1節(サミルジョル)」とは?韓国スターたちが大切にする理由
日本のファンにとって「3.1節」という言葉は耳馴染みがあるかもしれませんが、具体的にどのような日なのか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
「3.1節」は、1919年3月1日に朝鮮半島で起こった「三・一独立運動」を記念する韓国の国家慶日(祝日)です。当時、日本の植民地支配に抵抗し、独立宣言書を読み上げて世界に独立の意思を示した日として、韓国では非常に重要な意味を持っています。
韓国では、こうした歴史的な節目に自分の意見を表明したり、敬意を表したりする芸能人のことを「概念(ケニョム)芸能人(개념 연예인)」と呼びます。「ケニョム」とは韓国語で「概念」ですが、ここでは「常識がある」「社会意識が高い」「しっかりした考えを持っている」といったポジティブな意味で使われます。ファンにとっても、自分の推しが歴史や社会に関心を持つ「ケニョム」な姿を見せることは、誇らしいことの一つなのです。
■ ソヒョン(서현)、イ・ドンウク(이동욱)、キム・ヒソン(김희선)…それぞれの方法で示す敬意
今年の3.1節、スターたちはそれぞれのスタイルでその意味を噛み締めました。
まず注目を集めたのは、少女時代のソヒョン(서현)です。彼女は「3.1節、わが民族の崇高な自主独立の精神を永遠に記憶しましょう。大韓独立万歳」という力強いメッセージと共に、「孝昌(ヒョチャン)公園」で撮影した太極旗の写真を共有しました。
ここで少し豆知識ですが、ソヒョンが訪れた「孝昌公園(ヒョチャンゴンウォン)」は、ソウル市内にある単なる公園ではありません。ここには、独立運動に身を捧げた著名な活動家たちの墓所があり、韓国の人々にとっては「聖地」のような場所です。そこに自ら足を運び写真を投稿する姿に、多くのファンが「さすがソヒョン、芯が強い」と感銘を受けました。
一方、ドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』などで知られる俳優のイ・ドンウク(이동욱)は、「3.1節」という短い言葉と共に太極旗の写真を掲載しました。多くを語らずとも、その一枚の写真から伝わる静かな敬意が、彼らしいクールで誠実な魅力を引き立てていました。
さらに、日本でもリメイクされたドラマ『愛があるから』などで知られるベテラン女優のキム・ヒソン(김희선)は、歴史的な価値のある「太極旗の木版」や、かつての「大韓民国臨時議政院」で使われていた太極旗の写真をアップしました。単に現在の旗を載せるだけでなく、歴史の重みを感じさせる資料を選ぶところに、彼女の深い教養と愛国心が垣間見えます。
■ アイドルやタレントたちも続々とメッセージを発信
俳優勢だけでなく、K-POP界やバラエティ界からも多くの声が上がりました。
人気グループWINNER(ウィナー)のリーダー、カン・スンユン(강승윤)は、自身のSNSに太極旗を掲げ、ファンにその精神を共有しました。また、元Secret(シークレット)のメンバーで女優のチョン・ヒョソン(전효성)も「3.1節を忘れません」という書き込みと共に、太極旗の写真を投稿。彼女は以前から歴史教育に関心が高いことで知られており、今回も変わらぬ姿勢を見せました。
ミュージカル女優のキム・ソヒョン(김소현)は「3.1万世運動の参加者を記憶し、記録する」という文言が入った写真を投稿し、バラエティ番組で活躍するカン・スジョン(강수정)や、お笑いタレントのシム・ジンファ(심진화)も、それぞれ映画や絵画を通じてこの日の意味を伝えました。
■ スターのSNS投稿から見える「韓国の価値観」
こうしたスターたちの行動は、単なる「恒例行事」以上の意味を持っています。韓国では、儒教的価値観の影響もあり、著名人には「社会の模





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