財閥家の末息子出演のカン・ギドゥンからイ・ヒョヌまで!韓国で話題の舞台 骨の記録 が4月開幕

韓国ドラマや映画で圧倒的な存在感を放つ名脇役や、子役出身の実力派俳優たちが一堂に会する注目の舞台が発表されました。2024年4月4日から5月10日まで、ソウルの芸術の殿堂(イェスルウィ・ジョンダン:韓国最大級の総合芸術施設)内にある自由小劇場で、演劇『骨の記録(ピョエ・キロク)』が上演されます。

今回の公演は、日本でも翻訳本が出版され、韓国文学ファン(K-文学)の間で絶大な支持を得ているチョン・ソンラン(천선란)作家の同名小説を原作としたもの。韓国演劇界が今、最も注目している「SFと人間愛」をテーマにした意欲作です。

■「死とは何か?」アンドロイドの視点から描く、切なくも温かい物語

舞台の背景は、人類が他の惑星への移住プロジェクトを進めている遠い未来。物語の主人公は、地下の霊安室で遺体を清め、送り出す「納棺師」のアンドロイド、ロビスです。

韓国では近年、誰にも看取られずに亡くなる「孤独死(コドクサ)」が深刻な社会問題となっています。本作でも、孤独死した老人、自ら命を絶ったダンサー、事故で突然亡くなった少年など、さまざまな事情を抱えた死者たちがロビスの元へ運ばれてきます。

感情を持たないはずのロビスは、遺体の骨に残された傷跡や変形、遺族の表情、残された遺書などを通じて「死とは何か?」という問いを自分自身に投げかけます。そこで出会う清掃員のモミとの対話を通じて、ロビスは「死」「美しさ」「心がすること」といった、極めて人間的な思索を学んでいくことになります。

韓国の演劇界では、こうした「非人間(ロボットやAI)」の視点から「人間らしさ」を再定義する作品がトレンドとなっており、日本人の私たちにとっても「生と死の尊厳」を深く考えさせる内容となっています。

■ドラマファン必見!実力派俳優たちが揃う豪華なキャスト陣

本作の最大の注目ポイントは、何といってもトリプルキャストで演じられる主人公・ロビス役の顔ぶれです。

まず一人目は、カン・ギドゥン(강기둥)。ドラマ『財閥家の末息子(ソン・ジュンギ主演の大ヒット作)』での主人公の兄役や、『消防署隣の警察署(キム・レウォン主演の捜査劇)』でのムードメーカーな刑事役など、一度見たら忘れられない演技を見せるバイプレーヤーです。舞台出身の彼は、圧倒的な発声と繊細な感情表現に定評があり、今回の「感情のないアンドロイドが変化していく過程」をどう演じるかに期待が集まっています。

二人目は、イ・ヒョヌ(이현우)。子役時代から『善徳女王(ソンドク・ヨワン)』などで活躍し、最近ではNetflixシリーズ『ペーパー・ハウス・コリア(スペインの人気ドラマの韓国リメイク版)』のリオ役でも知られる人気俳優です。甘いマスクの中に潜む芯の強さが魅力の彼が、舞台という生身の空間でどのような「アンドロイド」を見せてくれるのか、ファンならずとも気になるところです。

そして三人目は、チャン・ソクファン(장석환)。舞台『桜の園』などで重厚な演技を見せてきた、演劇界の期待の星です。三者三様のロビスが楽しめるのは、韓国演劇ならではの醍醐味と言えるでしょう。

また、ロビスに人間らしさを教えるモミ役には、ドラマ『庭のある家(キム・テヒ、イム・ジヨン出演のサスペンス)』や『自白の対価(チャ・スンウォン出演予定の新作)』などへの出演が続く実力派、ジョン・ウンソン(정운선)と、2024年の百想芸術大賞(ペクサン・イェスル・デサン:韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる権威ある賞)で演劇部門の演技賞を受賞したカン・ヘジン(강해진)がキャスティングされました。

■K-SFの旗手、チョン・ソンランの世界観が舞台に

原作を手がけたチョン・ソンランは、小説『千個の青(チョンゲエ・パラン)』で韓国科学文学賞の大賞を受賞し、現在の「K-SF」ブームを牽引する若手作家です。彼女の作品は、テクノロジーが発展した世界を描きながらも、常にその中心には「疎外された存在への温かな視線」があります。

演出を担当するのは、これまでもチョン作家の作品を舞台化してきたチャン・ハンセ(장한새)。このタッグによる「ロボット3部作」の完結編として、原作の持つ文学的な深みが、劇場の照明や音響、俳優の息遣いを通じてどのように表現されるのか、現地では早くも大きな期待が寄せられています。

韓国へ旅行に行かれる際、ドラマで見たあの俳優の「本気の演技」を間近で体感できる舞台鑑賞をプランに入れてみるのはいかがでしょうか?言葉の壁を越えて伝わってくる、俳優たちの熱量と美しい物語は、きっと特別な思い出になるはずです。

カン・ギドゥンさんやイ・ヒョヌさんが演じる「アンドロイドの納棺師」、皆さんはどんな姿を想像しますか?死をテーマにしながらも温かいこの物語、もし日本で上演されるなら誰に演じてほしいか、ぜひコメントで教えてくださいね!

出典:https://www.themusical.co.kr/News/Detail?num=14624

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